■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

■プロフィール

Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

■最新記事
■最新コメント
■FC2カウンター

■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■最新トラックバック
■FC2ブログランキング
■ソーシャルブックマーク

■RSSリンクの表示
■QRコード

QRコード

December 4, 2008 vol.359 No23(2456-67)
The New England Journal of Medicine 12月4日号掲載の4番目の原著論文は、心不全患者の治療についての内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。まず、読んでみましょう。

Irbesartan in Patients with Heart Failure and Preserved Ejection Fraction (N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

今日の注目表現はこちら。

There were no significant differences in the other prespecified outcomes.(N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

では抄録本文へ進みましょう。

BACKGROUND

Therefore, we studied the effects of irbesartan in patients with this syndrome. (N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

Therefore したがって
 接続詞の語彙を広げる第一歩です。自分で使ってみるとなじんできますよ。ロングマン現代英英辞典(4訂増補版)では次のように書かれています。

therefore formal as a result of something that has just been mentioned

METHODS

We enrolled 4128 patients who were at least 60 years of age ... (N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

enrolled 登録した
 「(治験などに)エントリーした」というときの言い方です。

RESULTS

During a mean follow-up of 49.5 months, the primary outcome occurred in 742 patients in the irbesartan group and 763 in the placebo group.(N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

the primary outcome 主要な転帰
 しばしば出てくるprimary outcomeやsecondary outcomeですが、なかなかピンときませんでした。でもoccurと組み合わされることでイメージがはっきりしましてきた。

There were no significant differences in the other prespecified outcomes. (N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

There were no significant differences 有意差はなかった
 「あれあれ?」と思われた方は、2日前の記事をお読みになっていますね。あのときは、

... but there was no significant difference between the groups in the rate of any primary outcome (34.1% in the treatment group and 33.8% in the control group; hazard ratio, 1.01; 95% confidence interval, 0.81 to 1.27; P=0.90). (N Engl J Med 2008;359:2429-41.)

という具合に単数形でしたね。同じ構文ではありますが、今回のものはin以下のさまざまな事象について「有意差」をみているので複数形になっている、と考えるのではないかと思います。このあたりの使い分けがなかなか悩ましいところですね。

CONCLUSIONS

Irbesartan did not improve the outcomes of patients with heart failure and a preserved left ventricular ejection fraction.
(N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

did not ~しなかった
 細かいところですが、短縮形にしません。その目で見てみると、論文内で動詞否定形等の短縮形を見ることは少ないようです。そのあたりはやはり、formalな文体ということなんでしょうか。

今回も「仮説通りの結果は出なかった」研究でした。このようなnegative dataも臆せず発表する(そしてNEJMに投稿する)という発想、大切にしたいです。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

ブログランキング参加中。どうぞ応援の1クリックをお願いします。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ


ついに900アクセスを越えました。ありがとうございます。
年内に1000アクセスに到達するのが当面の目標です。
もっと工夫して、読みやすく役に立つ記事を書きたいと思います。
是非また、見に来てくださいね。

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:30:18 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad