■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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同一単語でひたすら押していく:N Engl J Med 2017;376:417-28.
今回はThe New England Journal of Medicine Feb.2, 2017号の冒頭原著論文を取り上げます。

Radiation with or without Antiandrogen Therapy in Recurrent Prostate Cancer (N Engl J Med 2017;376:417-28.)

まずは、タイトルの"with or without"という表現をチェック!
日本語で言えば、「有無」という一語になる表現ですね。
あまりに簡潔な表現なので、使えるかどうか意外と悩むかもしれませんが、使える、ということを再確認。

では、Abstractを順番に読んでいきましょう。

BACKGROUND

「話のとっかかり」表現は定番のこちら。

Whether antiandrogen therapy with radiation therapy will further improve cancer control and prolong overall survival is unknown. (N Engl J Med 2017;376:417-28.)

"A is unknown."はデフォルトと言ってもいいくらい、BACKGROUNDではたいてい使われています。
ここでは、Aの部分が、Whether以下となっていて、長くて頭でっかちになっていますが、そこでくらくらせずに、is unknownを探しましょう。

METHODS

The primary end point was the rate of overall survival. (N Engl J Med 2017;376:417-28.)

このパラグラフで押さえる最重要文はこれになります。こちらもA was B.のシンプルな形ですね。
そのほか、拾える表現としては、期間を表し方あたりでしょうか。

In a double-blind, placebo-controlled trial conducted from 1998 through 2003, ... (N Engl J Med 2017;376:417-28.)

こういう表現も定番なので、押さえておくと、迷いなく使えます。

RESULTS

ここではplacebo群との比較で結果が記載されています。
この記載文型が、見事なまでに、全部一緒!科学論文ならではの、潔さを感じますね。(通常、同一表現の繰り返しは好まれないので、同義語辞典とか駆使して、言い換えることが多いです。)

as compared with 71.3% in the placebo group
as compared with 13.4% in the placebo group
as compared with 23.0% in the placebo group
as compared with 10.9% of those in the placebo group
(N Engl J Med 2017;376:417-28.)

このパラグラフを読んだだけで、「比較には、as compared with .... in the placebo groupと書けばいいんだな」と習得できそうです。
その上、この表現ひとつでワンパラグラフ押し通せる!
表現技巧は問わないという方針をじわじわ感じます。科学英語ならでは、なんでしょうが。

CONCLUSIONS

The addition of 24 months of antiandrogen therapy with daily bicalutamide to salvage radiation therapy resulted in significantly higher rates of long-term overall survival and lower incidences of metastatic prostate cancer and death from prostate cancer than radiation therapy plus placebo. (N Engl J Med 2017;376:417-28.)

ちゃんと比較表現になっていることにも注意します。

RESULTSの4連発の他に、このABSTRUCTでは動詞undergoも多用されています。
時制変化にも気をつけながら、探してみると、文法復習にもなりますね。

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 07:00:00 | Comments(0)
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