■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
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ゆっくりとしかし確実に進んでいる: N Engl J Med 2013;368:1379-1387. (April 11, 2013)
The New England Journal of Medicineをずっと読んでいると、繰り返し検討されているテーマがあることに気がつきます。しかも、ただ繰り返されるだけではなく、少しずつ条件を変え設定を変え、着実に進み続けています。

Fibrinolysis or Primary PCI in ST-Segment Elevation Myocardial Infarction (N Engl J Med 2013;368:1379-1387.)

今回は(久々に)「はてな起点」がありますね。

It is not known whether prehospital fibrinolysis, coupled with timely coronary angiography, provides a clinical outcome similar to that with primary percutaneous coronary intervention (PCI) early after acute ST-segment elevation myocardial infarction (STEMI). (N Engl J Med 2013;368:1379-1387.)

これは、"It is unknown ..."とも言い換えることができます。おなじみの"unknown" patternです。

では、早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

It is not known whether prehospital fibrinolysis, coupled with timely coronary angiography, provides a clinical outcome similar to that with primary percutaneous coronary intervention (PCI) early after acute ST-segment elevation myocardial infarction (STEMI). (N Engl J Med 2013;368:1379-1387.)

timely ちょうどいいタイミングの

日本語でも「タイムリーな」といいますが、そのまま、使えるんですね。

METHODS

Among 1892 patients with STEMI who presented within 3 hours after symptom onset and who were unable to undergo primary PCI within 1 hour, patients were randomly assigned to undergo either primary PCI or fibrinolytic therapy with bolus tenecteplase (amended to half dose in patients ≥75 years of age), clopidogrel, and enoxaparin before transport to a PCI-capable hospital. (N Engl J Med 2013;368:1379-1387.)

a PCI-capable hospital PCIのできる病院

こういう言い回し、おもしろいですね。「分かればいいじゃん」というスタンスでできた感じがします。

RESULTS

The primary end point occurred in 116 of 939 patients (12.4%) in the fibrinolysis group and in 135 of 943 patients (14.3%) in the primary PCI group (relative risk in the fibrinolysis group, 0.86; 95% confidence interval, 0.68 to 1.09; P=0.21). (N Engl J Med 2013;368:1379-1387.)

日本語ありきで英文を作ろうとすると、ここで"occurred"は思いつかないかも。"The primary end point"が指している内容を考えると、この動詞は出てきますね。

CONCLUSIONS

Prehospital fibrinolysis with timely coronary angiography resulted in effective reperfusion in patients with early STEMI who could not undergo primary PCI within 1 hour after the first medical contact. (N Engl J Med 2013;368:1379-1387.)

有意差が出ているので、決然と結語を述べています。

いかがでしたか?私は、循環器領域には門外漢なんですが、それでもNEJMを読んで、心筋梗塞に対する治療法が着実にアップデートされている様子をうかがい知ることができます。ひとつひとつの論文でなしえたことは小さな進歩ですが、数年分をまとめて振り返るとき、驚くほどの変化が生まれていることに気づきます。

このアブストラクトの和訳は、南江堂サイトへ。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 20:51:03 | Trackback(0) | Comments(0)
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