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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
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リサイクルしているようでリサイクルしてない: N Engl J Med 2012;366:207-15.(Jan. 19, 2012)
どこの国の言葉で書いてあっても、「同じ語の繰り返しはできるだけ避ける」というのは不文律のようです。とはいえ、最適語、というのはある程度限定されるので、そこはアタマの使いようです。

下記のタイトルをクリックすると、アブストラクトが開きます。

RAS Mutations in Cutaneous Squamous-Cell Carcinomas in Patients Treated with BRAF Inhibitors (N Engl J Med 2012;355:207-15.)

今回は「ハテナ起点」は明示されていません。

では早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

Cutaneous squamous-cell carcinomas and keratoacanthomas are common findings in patients treated with BRAF inhibitors. (N Engl J Med 2012;355:207-15.)

今回の論文の背景、といいますか、遠景に近い「既知の事項」です。この一文からはどの方向に論文が進んでいくのかは予知できません。

METHODS

We performed a molecular analysis to identify oncogenic mutations (HRAS, KRAS, NRAS, CDKN2A, and TP53) in the lesions from patients treated with the BRAF inhibitor vemurafenib. (N Engl J Med 2012;355:207-15.)

METHODSで頻出の動詞"perform"が能動態で使われています。さらに読み進めると、

An analysis of an independent validation set and functional studies with BRAF inhibitors in the presence of the prevalent RAS mutation was also performed. (N Engl J Med 2012;355:207-15.)

主語の長い「頭でっかち文」ですが、動詞はやっぱり"perform"、しかも今度は受動態になっていますね。著者としてはこの動詞以外に最適語が見つからなかったのでしょう。能動態・受動態で変化をつけ、繰り返しを避けています。これもりっぱなワザですね。

RESULTS

Thus, 60% (21 of 35) of the specimens harbored RAS mutations, the most prevalent being HRAS Q61L. (N Engl J Med 2012;355:207-15.)

Thus したがって

あまりアブストラクトでは見かけませんが、使うと格が上がります。

CONCLUSIONS

The molecular mechanism is consistent with the paradoxical activation of MAPK signaling and leads to accelerated growth of these lesions. (N Engl J Med 2012;355:207-15.)

is consistent with 一致する

いかがでしたか?英語そのものを味わいながら読むのも楽しいですね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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