■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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楽しさを見つけながら:N Engl J Med 2011; 365:2453-2462 (December 29, 2011)
2012年になりました。
新しい年を迎え、またNEJMを楽しみながら味わいながら、読んでいきます。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Liberal or Restrictive Transfusion in High-Risk Patients after Hip Surgery (N Engl J Med 2100;365:2453-62.)

今回の論文の起点となった疑問(「はてな起点」)はこちら。

The hemoglobin threshold at which postoperative red-cell transfusion is warranted is controversial. (N Engl J Med 2100;365:2453-62.)

では早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

The hemoglobin threshold at which postoperative red-cell transfusion is warranted is controversial. (N Engl J Med 2100;365:2453-62.)

典型的な「はてな起点」文です。「主語の部分の決着が付いてないのでやってみた」というわけです。

METHODS

We randomly assigned patients to a liberal transfusion strategy (a hemoglobin threshold of 10 g per deciliter) or a restrictive transfusion strategy (symptoms of anemia or at physician discretion for a hemoglobin level of <8 g per deciliter). (N Engl J Med 2100;365:2453-62.)

カッコ書きで説明を加えています。liberalとrestrictiveはタイトルにも入っている語ですが、この解説を読まなければぴんと来ませんでした。

このMETHODで押さえる文はこの一文。

The primary outcome was death or an inability to walk across a room without human assistance on 60-day follow-up. (N Engl J Med 2100;365:2453-62.)

プライマリーアウトカムがなんなのか、がキモですよ。

RESULTS

The rates of the primary outcome were 35.2% in the liberal-strategy group and 34.7% in the restrictive-strategy group (odds ratio in the liberal-strategy group, 1.01; 95% confidence interval [CI], 0.84 to 1.22), for an absolute risk difference of 0.5 percentage points (95% CI, -3.7 to 4.7). (N Engl J Med 2100;365:2453-62.)

オッズ比が1を含むことに注意。要は、「差がなかった」ということです。

CONCLUSIONS

A liberal transfusion strategy, as compared with a restrictive strategy, did not reduce rates of death or inability to walk independently on 60-day follow-up or reduce in-hospital morbidity in elderly patients at high cardiovascular risk. (N Engl J Med 2100;365:2453-62.)

RESULTS部分の言い換えになっています。

いかがでしたか?この論文では、輸血はぎりぎりまで待つ、という方針が支持される結果となりましたね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 21:59:53 | Trackback(0) | Comments(0)
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