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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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覚醒のモニタリング法を検討する: N Engl J Med 2011; 365:591-600 (August 18, 2011)
全身麻酔導入時と比較して、術中の覚醒度(麻酔深度)というのはなかなかわかりにくいものだと思います。
今回の論文は、そのモニタリングを検討した内容です。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Prevention of Intraoperative Awareness in a High-Risk Surgical Population (N Engl J Med 2011;365:591-600.)

今回は論文の元となった疑問である「ハテナ起点」は明示されていません。

では、早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

We tested the hypothesis that a protocol incorporating the electroencephalogram-derived bispectral index (BIS) is superior to a protocol incorporating standard monitoring of end-tidal anesthetic-agent concentration (ETAC) for the prevention of awareness. (N Engl J Med 2011;365:591-600.)

これから検討していく仮説がシンプルな文型で提示されています。オーソドックスではありますが、使いやすい型です。

METHODS

We conducted a prospective, randomized, evaluator-blinded trial at three medical centers. (N Engl J Med 2011;365:591-600.)

研究デザインです。評価者にのみブラインドの試験となっています。

RESULTS

A total of 7 of 2861 patients (0.24%) in the BIS group, as compared with 2 of 2852 (0.07%) in the ETAC group, who were interviewed postoperatively had definite intraoperative awareness (a difference of 0.17 percentage points; 95% confidence interval [CI], -0.03 to 0.38; P=0.98). (N Engl J Med 2011;365:591-600.)

術中に覚醒したかどうか、というのは、術後のインタビューで判断していたのですね。

CONCLUSIONS

The superiority of the BIS protocol was not established; contrary to expectations, fewer patients in the ETAC group than in the BIS group experienced awareness. (N Engl J Med 2011;365:591-600.)

なんとなく「残念感」がにじんでいますね...

いかがでしたか?術中のみならず、その人が覚醒しているかどうか、というのはなかなか難しい領域の判断になるのでは、と思います。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 07:20:28 | Trackback(0) | Comments(0)
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