■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

■プロフィール

Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

■最新記事
■最新コメント
■FC2カウンター

■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■最新トラックバック
■FC2ブログランキング
■ソーシャルブックマーク

■RSSリンクの表示
■QRコード

QRコード

この圧勝ぶりはなんだ!:N Engl J Med 2011;364(12):1104-15.
あまりにもいいことが続くと、これでいいのかなー、とふと不安になることがあります。
いいことだらけのこの報告、どう読みますか?

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Pioglitazone for Diabetes Prevention in Impaired Glucose Tolerance (N Engl J Med 2011;364:1104-15.)

今回の「ハテナ起点」はここ。

Interventions that may prevent or delay such occurrences are of great clinical importance. (N Engl J Med 2011;364:1104-15.)

かなり前向き、積極的な動機となっています。

では早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

Impaired glucose tolerance is associated with increased rates of cardiovascular disease and conversion to type 2 diabetes mellitus. (N Engl J Med 2011;364:1104-15.)

ここに既知の事実が記載されています。

METHODS

Fasting glucose was measured quarterly, and oral glucose tolerance tests were performed annually. (N Engl J Med 2011;364:1104-15.)

quarterly 年4回

RESULTS

Annual incidence rates for type 2 diabetes mellitus were 2.1% in the pioglitazone group and 7.6% in the placebo group, and the hazard ratio for conversion to diabetes in the pioglitazone group was 0.28 (95% confidence interval, 0.16 to 0.49; P<0.001). (N Engl J Med 2011;364:1104-15.)

糖尿病になるハザード比はピオグリタゾン群で0.28、95%CI 0.16-0.49と圧倒的な好成績を出しています。これは文句のない数字です。
このあと、次々とプラセボ群を圧倒する有意な効果が記載され、最後にデメリットとして体重増加と浮腫が有意に多く発生したとあります。

CONCLUSIONS

As compared with placebo, pioglitazone reduced the risk of conversion of impaired glucose tolerance to type 2 diabetes mellitus by 72% but was associated with significant weight gain and edema. (N Engl J Med 2011;364:1104-15.)

結論に数値を入れてきました。これはかなり効きます。

いかがでしたか?一般に体重が増えると血糖コントロールが不良に傾きます。しかし、この検討では体重増加がありながら血糖コントロールは良化していますね。この体重増加が浮腫によるものなのかが気になります。更に、ピオグリタゾンで血糖正常化した場合、薬を止めてもそれは持続するのか、というところも今後、検討して欲しい点ですね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
またのお越しをお待ちいたしております。
ブログランキング参加中。応援の1クリックをお願いします。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:22:48 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad