■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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降圧プラスアルファの効果: N Engl J Med 2011;364(10):907-17.
血圧を下げるのが降圧薬ですが、最近のものは更にプラスアルファの効果を持つものもあります。そして、そちらがそのお薬のセールスポイントになることも...

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Olmesartan for the Delay or Prevention of Microalbuminuria in Type 2 Diabetes (N Engl J Med 2011;364:907-17.)

今回は「ハテナ起点」は明記されていません。

では、Stat-Readingをやってみましょう。
これは、アブストラクト中の統計記載を拾って、論文のホネをつかむ読み方です。

研究デザイン

In a randomized, double-blind, multicenter, controlled trial (N Engl J Med 2011;364:907-17.)

METHODSの冒頭にあります。ランダム化二重盲検多施設比較試験です。

プライマリー・エンドポイント

The primary outcome was the time to the first onset of microalbuminuria. (N Engl J Med 2011;364:907-17.)

endpointもoutcomeもほぼ同義です。微量アルブミン尿出現までの時間です。

エンドポイントの数値表現

Microalbuminuria developed in 8.2% of the patients in the olmesartan group (178 of 2160 patients who could be evaluated) and 9.8% in the placebo group (210 of 2139); the time to the onset of microalbuminuria was increased by 23% with olmesartan (hazard ratio for onset of microalbuminuria, 0.77; 95% confidence interval, 0.63 to 0.94; P=0.01). (N Engl J Med 2011;364:907-17.)

下線部が該当します。ハザード比は0.77で、95%CIは0.63-0.94。1が含まれないことを素早くチェック!

結論

Olmesartan was associated with a delayed onset of microalbuminuria, even though blood-pressure control in both groups was excellent according to current standards. (N Engl J Med 2011;364:907-17.)

下線部が該当します。"even though"以下の内容が興味深いですね。

いかがでしたか?今回の検討では、プラセボ群の血圧コントロールも実は良好でした。オルメサルタンが微量アルブミン尿出現を遅らすメカニズム、血圧を下げる以外の部分にありそうで、興味をそそられます。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

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