■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

■プロフィール

Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

■最新記事
■最新コメント
■FC2カウンター

■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■最新トラックバック
■FC2ブログランキング
■ソーシャルブックマーク

■RSSリンクの表示
■QRコード

QRコード

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
時系列が見えるように書く :N Engl J Med 2011;364(7):603-15.
どんな研究であっても、突然、ぽーんと生まれ出たわけではなく、それに関わる過去・現在・未来があります。
アブストラクト1編にもそれを見ることができます。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Efficacy of Intravitreal Bevacizumab for Stage 3+ Retinopathy of Prematurity (N Engl J Med 2011;364:603-15.)

今回の「ハテナ起点」、明記はされていませんが、このあたりにただよっています。

Case series in which patients were treated with vascular endothelial growth factor inhibitors suggest that these agents may be useful in treating retinopathy of prematurity. (N Engl J Med 2011;364:603-15.)

まずはStat-Readingです。

研究デザイン


a prospective, controlled, randomized, stratified, multicenter trial

一次エンドポイント


The primary ocular outcome was recurrence of retinopathy of prematurity in one or both eyes requiring retreatment before 54 weeks' postmenstrual age. (N Engl J Med 2011;364:603-15.)

一次エンドポイントの結果数値


Retinopathy of prematurity recurred in 4 infants in the bevacizumab group (6 of 140 eyes [4%]) and 19 infants in the laser-therapy group (32 of 146 eyes [22%], P=0.002). (N Engl J Med 2011;364:603-15.)

結論


Intravitreal bevacizumab monotherapy, as compared with conventional laser therapy, in infants with stage 3+ retinopathy of prematurity showed a significant benefit for zone I but not zone II disease. (N Engl J Med 2011;364:603-15.)

次に、アブストラクトを読んでいきます。

BACKGROUND

Case series in which patients were treated with vascular endothelial growth factor inhibitors suggest that these agents may be useful in treating retinopathy of prematurity. (N Engl J Med 2011;364:603-15.)

症例研究から得られた内容を記載しています。ここが、今回の研究の「過去」にあたりますね。

METHODS

We conducted a prospective, controlled, randomized, stratified, multicenter trial to assess intravitreal bevacizumab monotherapy for zone I or zone II posterior stage 3+ (i.e., stage 3 with plus disease) retinopathy of prematurity. Infants were randomly assigned to receive intravitreal bevacizumab (0.625 mg in 0.025 ml of solution) or conventional laser therapy, bilaterally. (N Engl J Med 2011;364:603-15.)

カッコ書きと"i.e.,"をうまく使って、説明を加えています。参考になります。

RESULTS

A significant treatment effect was found for zone I retinopathy of prematurity (P=0.003) but not for zone II disease (P=0.27). (N Engl J Med 2011;364:603-15.)

"A"を使っていますね。「ひとつに定まらない」イメージとして見ておきます。

CONCLUSIONS

This trial was too small to assess safety. (N Engl J Med 2011;364:603-15.)

安全性評価のために設定されたデザインではないので、断り書きがはいっています。次の研究は、ここに照準を当てた内容になるのでしょうか?となると、この一文がこの研究の「未来」をあらわしていることになりますね。

いかがでしたか?限りあるアブストラクトでも、過去・現在・未来をうまく織り込んでいました。なかなかの手腕を感じます。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
またのお越しをお待ちいたしております。
ブログランキング参加中。応援の1クリックをお願いします。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ


テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 18:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。