■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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バンコマイシンに取って替われるか?: N Engl J Med 2011;364(5):422-31.
C.difficile 感染症治療の主役は長らくバンコマイシンでした。それに取って替わる新薬は現れるでしょうか?

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Fidaxomicin versus Vancomycin for Clostridium difficile Infection (N Engl J Med 2011;364:422-31.)

今回は「ハテナ起点」は明示されていません。強いて言えば、このあたり。

Patients generally have a response to oral vancomycin or metronidazole; however, the rate of recurrence is high. (N Engl J Med 2011;364:422-31.)

まずは、Stat-Readingです。

研究デザイン


phase 3 clinical trial

正確には「研究デザイン」用語ではないのですが、第3相試験といえばだいたいイメージできますね。

一次エンドポイント


The primary end point was clinical cure (resolution of symptoms and no need for further therapy for C. difficile infection as of the second day after the end of the course of therapy). (N Engl J Med 2011;364:422-31.)

括弧内で定義されたclinical cureが一次エンドポイントとなります。

一次エンドポイント結果数値


The rates of clinical cure with fidaxomicin were noninferior to those with vancomycin in both the modified intention-to-treat analysis (88.2% with fidaxomicin and 85.8% with vancomycin) and the per-protocol analysis (92.1% and 89.8%, respectively). (N Engl J Med 2011;364:422-31.)

ITT解析とPP解析の結果数値を併記しています。

結論


The rates of clinical cure after treatment with fidaxomicin were noninferior to those after treatment with vancomycin. (N Engl J Med 2011;364:422-31.)

結果数値の結果を文章化しています。

次に、アブストラクトを読んでいきます。

BACKGROUND

This phase 3 clinical trial compared the efficacy and safety of fidaxomicin with those of vancomycin in treating C. difficile infection. (N Engl J Med 2011;364:422-31.)

第3相試験ではお決まりの用語なのでチェック!

METHODS

Adults with acute symptoms of C. difficile infection and a positive result on a stool toxin test were eligible for study entry. (N Engl J Med 2011;364:422-31.)

細かいところですが、自分で書くときのために、複数形や不定冠詞に気をつけて読みます。

RESULTS

The rates of clinical cure with fidaxomicin were noninferior to those with vancomycin in both the modified intention-to-treat analysis (88.2% with fidaxomicin and 85.8% with vancomycin) and the per-protocol analysis (92.1% and 89.8%, respectively). (N Engl J Med 2011;364:422-31.)

ここではじめて「非劣性試験」だったらしい、とわかります。詳しい統計設定は本文を読まなくてはわかりませんが。

CONCLUSIONS

Fidaxomicin was associated with a significantly lower rate of recurrence of C. difficile infection associated with non–North American Pulsed Field type 1 strains. (N Engl J Med 2011;364:422-31.)

こちらは副次エンドポイントの結果を文章化しています。

いかがでしたか?C.difficileのstrainを見た上で投与する、という治療戦略になるかもしれませんね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:22:59 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
和訳
Joy先生、お久しぶりです。

和訳のリンクを外されたようですが、やっぱり参考に出来ないんでしょうか?よろしくお願いします。
2011-02-17 木 14:37:22 | URL | ヨシダヒロコ [編集]
サイドバーに移動しました
ヨシダさん、コメントありがとうございます。
南江堂さんの和訳リンクはサイドバーに移動しました。検索で過去の記事を読んでくださっている方もいらっしゃるため、以前のような記事内のリンクではうまく対応できないことがわかったためです。
和訳を、という方には改めてサイドバーのリンクから日本版へアクセスしていただき、該当記事を探していただく仕様に変更しました。
「参考に出来ない」という理由からでは、もちろん、ありませんよ~。
2011-02-19 土 05:32:09 | URL | Dr. Joy [編集]
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