■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

■プロフィール

Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

■最新記事
■最新コメント
■FC2カウンター

■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■最新トラックバック
■FC2ブログランキング
■ソーシャルブックマーク

■RSSリンクの表示
■QRコード

QRコード

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
こうして積み上げていく: N Engl J Med 2011;364(5):401-11.
STD対策はパートナー共々、両サイドから手を付けないといけないのにな、と思っていたら、やはり、その方向で研究は進んでいました。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Efficacy of Quadrivalent HPV Vaccine against HPV Infection and Disease in Males (N Engl J Med 2011;364:401-11.)

今回は「ハテナ起点」は明示されていません。

まずは、Stat-Readingいってみましょう。

研究デザイン


We enrolled 4065 healthy boys and men 16 to 26 years of age, from 18 countries in a randomized, placebo-controlled, double-blind trial. (N Engl J Med 2011;364:401-11.)

ランダム化プラセボ・コントロール二重盲検試験です。

一次エンドポイント


The primary efficacy objective was to show that the quadrivalent HPV vaccine reduced the incidence of external genital lesions related to HPV-6, 11, 16, or 18. (N Engl J Med 2011;364:401-11.)

エンドポイントという語は使われていませんが、これが主目的であると判断できます。

一次エンドポイント結果数値


In the intention-to-treat population, 36 external genital lesions were seen in the vaccine group as compared with 89 in the placebo group, for an observed efficacy of 60.2% (95% confidence interval [CI], 40.8 to 73.8); the efficacy was 65.5% (95% CI, 45.8 to 78.6) for lesions related to HPV-6, 11, 16, or 18. (N Engl J Med 2011;364:401-11.)

結論


Quadrivalent HPV vaccine prevents infection with HPV-6, 11, 16, and 18 and the development of related external genital lesions in males 16 to 26 years of age. (N Engl J Med 2011;364:401-11.)

数値が文章化されています。

次に、アブストラクトを順に読んでいきましょう。

BACKGROUND

Infection with human papillomavirus (HPV) and diseases caused by HPV are common in boys and men. (N Engl J Med 2011;364:401-11.)

ちょっとしたことなんですが、下線部、ちゃんと分けて併記するんですね。

METHODS

Efficacy analyses were conducted in a per-protocol population, in which subjects received all three vaccinations and were negative for relevant HPV types at enrollment, and in an intention-to-treat population, in which subjects received vaccine or placebo, regardless of baseline HPV status.seases caused by HPV are common in boys and men. (N Engl J Med 2011;364:401-11.)

per-protocol解析とintention-to-treat解析については、『臨床医による臨床医のための本当はやさしい臨床統計―一流論文に使われる統計手法はこれだ!』 (EBMライブラリー)(中山書店、野村英樹・松倉知晴著)にいい説明が載っています。

per-protocol解析
「実際にAという治療を受けた群と、Bという治療を受けた群」を比較
intention-to-treat解析
「Aという治療法を受ける(行う)意図をもった群と、Bという治療法を受ける(行う)意図をもった群」を比較

(同書より引用・一部改変)

RESULTS

In the intention-to-treat population, 36 external genital lesions were seen in the vaccine group as compared with 89 in the placebo group, for an observed efficacy of 60.2% (95% confidence interval [CI], 40.8 to 73.8); the efficacy was 65.5% (95% CI, 45.8 to 78.6) for lesions related to HPV-6, 11, 16, or 18. (N Engl J Med 2011;364:401-11.)

まず、ITT解析を示しています。次に続く文でPP解析を説明しています。

CONCLUSIONS

Quadrivalent HPV vaccine prevents infection with HPV-6, 11, 16, and 18 and the development of related external genital lesions in males 16 to 26 years of age. (N Engl J Med 2011;364:401-11.)

ここではmalesになっていますね。boysとmenの境目はやはり20歳なのでしょうか?

いかがでしたか?この4価ワクチンの評価が決まる頃には、男女問わず接種できるようになるといいと思います。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
またのお越しをお待ちいたしております。
ブログランキング参加中。応援の1クリックをお願いします。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 07:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。