■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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中耳炎治療の2本目: N Engl J Med 2011;364(2):116-26.
NEJM Jan.13号は急性中耳炎特集なのか、2本目も同テーマです。
下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

A Placebo-Controlled Trial of Antimicrobial Treatment for Acute Otitis Media (N Engl J Med 2011;364:116-26.)

今回の「ハテナ起点」はこちら。

The efficacy of antimicrobial treatment in children with acute otitis media remains controversial. (N Engl J Med 2011;364:116-26.)

まずは、Stat-Readingです。

研究デザイン


In this randomized, double-blind trial

一次エンドポイント


The primary outcome was the time to treatment failure from the first dose until the end-of-treatment visit on day 8. (N Engl J Med 2011;364:116-26.)

一次エンドポイント結果数値


Overall, amoxicillin–clavulanate reduced the progression to treatment failure by 62% (hazard ratio, 0.38; 95% confidence interval [CI], 0.25 to 0.59; P<0.001) (N Engl J Med 2011;364:116-26.)

結論


Children with acute otitis media benefit from antimicrobial treatment as compared with placebo, although they have more side effects. (N Engl J Med 2011;364:116-26.)

次に、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

The efficacy of antimicrobial treatment in children with acute otitis media remains controversial. (N Engl J Med 2011;364:116-26.)

久々の"remain ..."型「ハテナ表現」でした。

METHODS

The primary outcome was the time to treatment failure from the first dose until the end-of-treatment visit on day 8. (N Engl J Med 2011;364:116-26.)

the first dose 最初の投薬

RESULTS

Overall, amoxicillin–clavulanate reduced the progression to treatment failure by 62% (hazard ratio, 0.38; 95% confidence interval [CI], 0.25 to 0.59; P<0.001) and the need for rescue treatment by 81% (6.8% vs. 33.5%; hazard ratio, 0.19; 95% CI, 0.10 to 0.36; P<0.001). (N Engl J Med 2011;364:116-26.)

治療失敗を起こすハザード比が0.38、すなわち、1-0.38=0.62(62%)減少させた、という内容です。95%CIも0.25-0.59なので、文句なく減少させていますね。

CONCLUSIONS

Future studies should identify patients who may derive the greatest benefit, in order to minimize unnecessary antimicrobial treatment and the development of bacterial resistance. (N Engl J Med 2011;364:116-26.)

次の課題を提示して締めくくっています。

いかがでしたか?前回の論文と併せて、小児の急性中耳炎には抗生剤投与というエビデンスが提示されました。ただ、副作用の点でまだ課題も残しており、この論文でも指摘しているように、そのあたりの探求がさらに必要でしょう。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
またのお越しをお待ちいたしております。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 07:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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