■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

■プロフィール

Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

■最新記事
■最新コメント
■FC2カウンター

■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■最新トラックバック
■FC2ブログランキング
■ソーシャルブックマーク

■RSSリンクの表示
■QRコード

QRコード

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
確信を持って主張する: N Engl J Med 2011;364(1):33-42.
帰無仮説を立て、そこから統計的に結果を導くという手法の性格上、結論を断言するのはなかなか難しいことです。
そのため、"may"や"might"の出番が自然と増えてしまった論文はいくつか見てきました。
今回の論文はどうでしょうか?

下記のタイトルをクリックすると、アブストラクトが開きます。

The Origin of the Haitian Cholera Outbreak Strain (N Engl J Med 2011;364:33-42.)

今回の論文では「ハテナ起点」は明示されていません。

Stat-Readingは次のようになります。
研究デザイン)観察研究
一次エンドポイント)明示されていません。
数値結果)数値化された表示はありません。
結論)The Haitian epidemic is probably the result of the introduction, through human activity, of a V. cholerae strain from a distant geographic source. (N Engl J Med 2011;364:33-42.)

ではアブストラクトを読んでいきます。

BACKGROUND

Although cholera has been present in Latin America since 1991, it had not been epidemic in Haiti for at least 100 years. (N Engl J Med 2011;364:33-42.)

過去完了です。視線の落ちる先の遠さ(「遠い目をして語る」というイメージで!)を感じてくださいね。

METHODS

Using primary sequence data, we compared the genomes of these 5 strains and a set of previously obtained partial genomic sequences of 23 diverse strains of V. cholerae to assess the likely origin of the cholera outbreak in Haiti. (N Engl J Med 2011;364:33-42.)

おもしろい言い回しですね。「ありそうな起源」という感触でしょうか。

RESULTS

In contrast, analysis of genomic variation of the Haitian isolates reveals a more distant relationship with circulating South American isolates. (N Engl J Med 2011;364:33-42.)

前文にある"a close relationship"と対になった表現です。この言い回しもおもしろいですね。
このResults部分、全部現在形で書かれている点もチェック!

CONCLUSIONS

The Haitian epidemic is probably the result of the introduction, through human activity, of a V. cholerae strain from a distant geographic source. (N Engl J Med 2011;364:33-42.)

"probably"をつけて若干語気を弱めているものの、現在形でずばっと主張していますね。

いかがでしたか?前半の過去完了、過去形から、後半の現在形への展開に、著者らの自信をうかがい知ることができますね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
またのお越しをお待ちいたしております。
ブログランキング参加中。応援の1クリックをお願いします。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 07:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。