■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
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secondary end pointの序列をみる: N Engl J Med 2011;364(1):22-32.
primary end point (一次エンドポイント)とsecondary end point(副次エンドポイント)の力関係は、圧倒的に前者が優位にあります。では、secondary end pointがいくつか設定されているとき、その序列はあるのでしょうか?

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Rifaximin Therapy for Patients with Irritable Bowel Syndrome without Constipation (N Engl J Med 2011;364:22-32.)

今回も「ハテナ起点」は明示されていません。

まずは、Stat-Readingです。

Stat-Reading

研究デザイン


two identically designed, phase 3, double-blind, placebo-controlled trials

一次エンドポイント


The primary end point, the proportion of patients who had adequate relief of global IBS symptoms

一次エンドポイントの結果


Significantly more patients in the rifaximin group than in the placebo group had adequate relief of global IBS symptoms during the first 4 weeks after treatment (40.8% vs. 31.2%, P=0.01, in TARGET 1; 40.6% vs. 32.2%, P=0.03, in TARGET 2; 40.7% vs. 31.7%, P<0.001, in the two studies combined). (N Engl J Med 2011;364:22-32.)

結論


Among patients who had IBS without constipation, treatment with rifaximin for 2 weeks provided significant relief of IBS symptoms, bloating, abdominal pain, and loose or watery stools. (N Engl J Med 2011;364:22-32.)

では、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

Evidence suggests that gut flora may play an important role in the pathophysiology of the irritable bowel syndrome (IBS). (N Engl J Med 2011;364:22-32.)

theがついてくることをチェック。

METHODS

The primary end point, the proportion of patients who had adequate relief of global IBS symptoms, and the key secondary end point, the proportion of patients who had adequate relief of IBS-related bloating, were assessed weekly. (N Engl J Med 2011;364:22-32.)

一次エンドポイントと、「キー」副次エンドポイントを併記しています。この「キー」というのは、統計的に配慮されてのことなのか、それとも著者が重点を置いてのことなのか、どちらなのかはアブストラクト上でははっきりしません。サンプルサイズは一次エンドポイントから算出されるはずなので、著者らの力点が置かれている副次エンドポイント、という意味なのでしょうか。

RESULTS

Similarly, more patients in the rifaximin group than in the placebo group had adequate relief of bloating (39.5% vs. 28.7%, P=0.005, in TARGET 1; 41.0% vs. 31.9%, P=0.02, in TARGET 2; 40.2% vs. 30.3%, P<0.001, in the two studies combined). (N Engl J Med 2011;364:22-32.)

「キー」副次エンドポイントの結果はここに書かれています。IBSの症状の中でもbloating(腹部膨満感)を重要視しているように読めますね。

CONCLUSIONS

Among patients who had IBS without constipation, treatment with rifaximin for 2 weeks provided significant relief of IBS symptoms, bloating, abdominal pain, and loose or watery stools. (N Engl J Med 2011;364:22-32.)

各エンドポイントの結果を文章化した結論となっています。

いかがでしたか?いくつかある副次エンドポイントの中での統計学的ウエイト差というのはありうるのか、勉強してみなくては。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
またのお越しをお待ちいたしております。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 07:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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