■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

■プロフィール

Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

■最新記事
■最新コメント
■FC2カウンター

■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■最新トラックバック
■FC2ブログランキング
■ソーシャルブックマーク

■RSSリンクの表示
■QRコード

QRコード

金の切れ目が... :N Engl J Med 2010;363:1909-17
研究が予定数を実行する前に、中途終了する場合があります。
これまで読んできた中では、すぐに圧倒的な有意差が得られた、有害事象が多発した、などのりYです。
さて、今回の研究はどうなのでしょう?

下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Clopidogrel with or without Omeprazole in Coronary Artery Disease (N Engl J Med 2010;363:1909-17.)

今回の「ハテナ起点」はこのあたりでしょうか。

Proton-pump inhibitors (PPIs) are believed to decrease the risk of such complications, though no randomized trial has proved this in patients receiving dual antiplatelet therapy. (N Engl J Med 2010;363:1909-17.)

では、早速抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Recently, concerns have been raised about the potential for PPIs to blunt the efficacy of clopidogrel. (N Engl J Med 2010;363:1909-17.)

concerns have been raised about ~に関する懸念を引き起こしている
blunt 鈍らせる

METHODS

The trial was terminated prematurely when the sponsor lost financing (N Engl J Med 2010;363:1909-17.)

この研究は、スポンサーの資金が枯渇して中途終了してしまったのですね。

RESULTS

We planned to enroll about 5000 patients; a total of 3873 were randomly assigned and 3761 were included in analyses. (N Engl J Med 2010;363:1909-17.)

中途終了してしまったので、ここはplannedが使われています。予定では5000名だったんですが、というニュアンスでしょうか。

CONCLUSIONS

There was no apparent cardiovascular interaction between clopidogrel and omeprazole, but our results do not rule out a clinically meaningful difference in cardiovascular events due to use of a PPI. (N Engl J Med 2010;363:1909-17.)

研究の限界を明記しています。

いかがでしたか?研究が頓挫してもこうして論文にしています。「お金、なくなりました~」と言われた時点で、チカラが抜けそうですが... そこをくじけずに論文にする気力に感嘆した一編でした。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
またのお越しをお待ちいたしております。
ブログランキング参加中。応援の1クリックをお願いします。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:18:31 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad