■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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仮説、デザイン、結果を示す: N Engl J Med 2010;363:1900-8.
研究論文には、ほぼ共通した型(フレームワーク)があります。
NEJMのアブストラクトが"BACKGROUND""METHODS""RESULTS""CONCLUSIONS"の4項に分かれているのもその一例です。
さらに、それぞれの中も読んでみると「仮説」「研究デザイン」「一次エンドポイント」「結果数値」というフレームに分かれていることに気がつきます。

下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Dietary Intervention in Infancy and Later Signs of Beta-Cell Autoimmunity (N Engl J Med 2010;363:1900-8.)

今回の「ハテナ起点」はこのあたりかなあ、というところです。

Early exposure to complex dietary proteins may increase the risk of beta-cell autoimmunity and type 1 diabetes in children with genetic susceptibility. (N Engl J Med 2010;363:1900-8.)

"may"、出ましたね。

では、早速抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

We tested the hypothesis that supplementing breast milk with highly hydrolyzed milk formula would decrease the cumulative incidence of diabetes-associated autoantibodies in such children. (N Engl J Med 2010;363:1900-8.)

「仮説を検証した」の最もオーソドックスな言い方です。

METHODS

In this double-blind, randomized trial, we assigned 230 infants with HLA-conferred susceptibility to type 1 diabetes and at least one family member with type 1 diabetes to receive either a casein hydrolysate formula or a conventional, cow's-milk–based formula (control) whenever breast milk was not available during the first 6 to 8 months of life. (N Engl J Med 2010;363:1900-8.)

In this double-blind, randomized trial この2重盲検ランダム化試験において
cow's-milk–based formula 牛乳をベースにした調整乳

このcow's-milk–based formula、おもしろい書き方です。「アポストロフィーs 's」の単語がこうした「合成語」の中で使えるなんて、ちょっとした驚きです。なお、最初の横棒はハイフン、次の横棒は半角ダッシュ(エヌダッシュ)ですよ。よ~く眼をこらしてみてみましょう。

RESULTS

The unadjusted hazard ratio for positivity for one or more autoantibodies in the casein hydrolysate group, as compared with the control group, was 0.54 (95% confidence interval [CI], 0.29 to 0.95), and the hazard ratio adjusted for an observed difference in the duration of exposure to the study formula was 0.51 (95% CI, 0.28 to 0.91). (N Engl J Med 2010;363:1900-8.)

結果数値をハザード比で提示しています。

CONCLUSIONS

Dietary intervention during infancy appears to have a long-lasting effect on markers of beta-cell autoimmunity ― markers that may reflect an autoimmune process leading to type 1 diabetes. (N Engl J Med 2010;363:1900-8.)

"may"(五分五分の可能性)の主体が、markersの方に移ってきていますね。

いかがでしたか?論文のフレームワークをつかんでおくと、読むのも楽になりますね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 09:07:55 | Trackback(0) | Comments(0)
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