■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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mayのないアブストラクト: N Engl J Med 2010;363:1889-99.
研究論文の多くは帰無仮説のような仮説を立ててそれを検証していきます。
そのため、論文の文章に"may"のような「見込み」や「推測」を含んだ語が使われます。
今回の抄録はどうでしょうか?

下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Romiplostim or Standard of Care in Patients with Immune Thrombocytopenia (N Engl J Med 2010;363:1889-99.)

今回は「ハテナ起点」は記載されていません。

では、早速抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Romiplostim, a thrombopoietin mimetic, increases platelet counts in patients with immune thrombocytopenia, with few adverse effects. (N Engl J Med 2010;363:1889-99.)

mimetic 模倣薬

動詞はincreasesで、現在形になっています。事実というとらえ方です。

METHODS

In this open-label, 52-week study, we randomly assigned 234 adult patients with immune thrombocytopenia, who had not undergone splenectomy, to receive the standard of care (77 patients) or weekly subcutaneous injections of romiplostim (157 patients). (N Engl J Med 2010;363:1889-99.)

52-week study 52週の検討

検討期間をここにこんな形で入れています。すっきりとしていいですね。

RESULTS

Patients receiving romiplostim had a significantly lower incidence of treatment failure (18 of 157 patients [11%]) than those receiving the standard of care (23 of 77 patients [30%], P<0.001) (odds ratio with romiplostim, 0.31; 95% CI, 0.15 to 0.61). (N Engl J Med 2010;363:1889-99.)

"have"を使った言い方です。どこかで使えそうです。

CONCLUSIONS

Patients treated with romiplostim had a higher rate of a platelet response, lower incidence of treatment failure and splenectomy, less bleeding and fewer blood transfusions, and a higher quality of life than patients treated with the standard of care. (N Engl J Med 2010;363:1889-99.)

ここでも"have"を使っています。"had"以下の部分を全てこの動詞一語にまとめ上げているところが勉強になります。

いかがでしたか?抄録のなかにmayは出てきませんでした。このことひとつ取っても、このromiplostimがかなり有望であることがわかりますね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:22:13 | Trackback(0) | Comments(0)
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