■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
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診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
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小さいところにも目を向けてみる: N Engl J Med 2010;363:1801-11.
The New England Journal of Medicineの抄録は250語以内と規定されています。
文の数としてはずっと少なくなりますから、細かいところまで目を配ってもたいした時間はかかりません。

下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Everolimus for Subependymal Giant-Cell Astrocytomas in Tuberous Sclerosis (N Engl J Med 2010:363:1801-11.)

今回の「ハテナ起点」は"may"型です。

An alternative may be the use of everolimus, which inhibits the mammalian target of rapamycin, a protein regulated by gene products involved in the tuberous sclerosis complex. (N Engl J Med 2010:363:1801-11.)

可能性としては五分五分かな、っていう感覚ですね。(『ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)』、大西泰斗、ポール・マクベイ著)

では、早速抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Neurosurgical resection is the standard treatment for subependymal giant-cell astrocytomas in patients with the tuberous sclerosis complex. (N Engl J Med 2010:363:1801-11.)

theを使っています。「ひとつに決まる感じ」(同書)ですね。

METHODS

We gave everolimus orally, at a dose of 3.0 mg per square meter of body-surface area, to achieve a trough concentration of 5 to 15 ng per milliliter. (N Engl J Med 2010:363:1801-11.)

a trough concentration トラフ濃度

「トラフ」ってこういう綴りだったんだ、と再認識しました。

RESULTS

We enrolled 28 patients. Everolimus therapy was associated with a clinically meaningful reduction in volume of the primary subependymal giant-cell astrocytoma, as assessed on independent central review (P<0.001 for baseline vs. 6 months), with a reduction of at least 30% in 21 patients (75%) and at least 50% in 9 patients (32%). (N Engl J Med 2010:363:1801-11.)

with a clinically meaningful reduction 臨床的に意味のある縮小

ここの"clinically"が効いていますね。

CONCLUSIONS

Everolimus therapy was associated with marked reduction in the volume of subependymal giant-cell astrocytomas and seizure frequency and may be a potential alternative to neurosurgical resection in some cases, though long-term studies are needed. (N Engl J Med 2010:363:1801-11.)

五分五分の可能性だけどより前向きな感触と今後の展望で締めくくっています。

いかがでしたか?冠詞ひとつ取ってみても「ここはaなんだ」とか「the使ってる」とか、新たな発見が埋まっています。たまにはこうした「宝探し」も楽しいと思います。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:33:32 | Trackback(0) | Comments(0)
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