■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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端的にまとめて両端を締める: N Engl J Med 2010;363:1211-21.
文章の書き始めと締めくくりには誰でも苦心します。特に抄録のように字数が限られているとなおさらです。
読者の注意を引き、印象に残るにはどうしたらいいでしょうか?

下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

A Large-Scale, Consortium-Based Genomewide Association Study of Asthma (N Engl J Med 2010;363:1211-21.)

今回は「ハテナ起点」は明示されていません。

では、早速抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Susceptibility to asthma is influenced by genes and environment; implicated genes may indicate pathways for therapeutic intervention. (N Engl J Med 2010;363:1211-21.)

implicated 関与している

書き出しの一文です。遺伝子と環境、といった一般論から、遺伝子の方へフォーカスを絞っていっています。

METHODS

We used random-effects pooled analysis to test for association in the overall study population and in subgroups of subjects with childhood-onset asthma (defined as asthma developing before 16 years of age), later-onset asthma, severe asthma, and occupational asthma. (N Engl J Med 2010;363:1211-21.)

カッコ内で定義を説明しています。「小児」の範囲を16歳未満としていますね。

RESULTS

We observed associations of genomewide significance between asthma and the following single-nucleotide polymorphisms: rs3771166 on chromosome 2, implicating IL1RL1/IL18R1 (P=3×10-9); rs9273349 on chromosome 6, implicating HLA-DQ (P=7×10-14); rs1342326 on chromosome 9, flanking IL33 (P=9×10-10); rs744910 on chromosome 15 in SMAD3 (P=4×10-9); and rs2284033 on chromosome 22 in IL2RB (P=1.1×10-8). (N Engl J Med 2010;363:1211-21.)

flanking 隣接する

Only HLA-DR showed a significant genomewide association with the total serum IgE concentration, and loci strongly associated with IgE levels were not associated with asthma. (N Engl J Med 2010;363:1211-21.)

ひとつの文のなかに"association""associate"が全部で3つも出てきます。語の重複を避けるというのは和洋問わず「文の美学」ですが、仕方なかったのでしょうね。

CONCLUSIONS

Asthma is genetically heterogeneous.

簡潔に全体をまとめています。こうしたまとめ文が入ると、読んでいても頭が整理しやすく、わかりやすいですね。

いかがでしたか?一般論で導入し、要所でまとめを入れて論旨を定着させる、真似してみたい形です。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:21:26 | Trackback(0) | Comments(0)
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