■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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用語をきちんと定義する: N Engl J Med 2010;363:542-51.
自分の分野ではごく普通に語られている用語であっても、それが他の場で同様に理解されているとは限りません。
同じ医学領域であっても、専門が違えば、使う言葉も違います。

下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Suicide-Related Events in Patients Treated with Antiepileptic Drugs (N Engl J Med 2010;363:542-51.)

今回も「ハテナ起点」はありません。

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

A previous meta-analysis of data from clinical trials showed an association between antiepileptic drugs and suicidality (suicidal ideation, behavior, or both). (N Engl J Med 2010;363:542-51.)

suicidality (suicidal ideation, behavior, or both) 自殺傾向(自殺念慮、自殺行動、あるいはその両方)

We used observational data to examine the association between the use or nonuse of antiepileptic drugs and suicide-related events (attempted suicides and completed suicides) in patients with epilepsy, depression, or bipolar disorder. (N Engl J Med 2010;363:542-51.)

observational data 観察データ
suicide-related events (attempted suicides and completed suicides) 自殺関連事象(自殺未遂、自殺既遂)

ふたつの定義を並べて提出しています。特に最初の"suicidality"はきちんと定義しておかないと後者の"sicide-related events"と混同してしまう可能性もあります。

METHODS

We estimated the incidence rate of suicide-related events and used logistic regression to compute odds ratios, controlling for confounding factors. (N Engl J Med 2010;363:542-51.)

compute (コンピューターで)算出する

RESULTS

In adjusted analyses, the use of antiepileptic drugs was not associated with an increased risk of suicide-related events among patients with epilepsy (odds ratio, 0.59; 95% CI, 0.35 to 0.98) or bipolar disorder (1.13; 95% CI, 0.35 to 3.61) but was significantly associated with an increased risk among patients with depression (1.65; 95% CI, 1.24 to 2.19) and those who did not have epilepsy, depression, or bipolar disorder (2.57; 95% CI, 1.78 to 3.71). (N Engl J Med 2010;363:542-51.)

検討項目が多岐にわたっているので長い文になりました。まずは骨組みがわかるよう、線を引いてみると読みやすくなります。

CONCLUSIONS

The current use of antiepileptic drugs was not associated with an increased risk of suicide-related events among patients with epilepsy, but it was associated with an increased risk of such events among patients with depression and among those who did not have epilepsy, depression, or bipolar disorder. (N Engl J Med 2010;363:542-51.)

こちらも長い一文です。この著者は長い文を書く傾向がありますね。


いかがでしたか?
今回は観察研究の報告でした。エンドポイントへの言及がないなど、論旨の展開がいつもの介入研究とは異なっていましたね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
またのお越しをお待ちいたしております。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 08:02:57 | Trackback(0) | Comments(0)
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