■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

■プロフィール

Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

■最新記事
■最新コメント
■FC2カウンター

■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■最新トラックバック
■FC2ブログランキング
■ソーシャルブックマーク

■RSSリンクの表示
■QRコード

QRコード

有意差なし、を記載するとき: N Engl J Med 2010;363:331-42.
今朝、The New England Journal of Medicineのウェブサイトを見たら、予告通り、すっかり新しくなっていました。ところどころ、「調整中」のところもあるようですが、全体としてすっきりとしました。

さて、今回は膝十字靱帯損傷についての論文です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

A Randomized Trial of Treatment for Acute Anterior Cruciate Ligament Tears (N Engl J Med 2010;363:331-42.)

「ハテナ起点」は定番表現で出ています。

The optimal management of a torn anterior cruciate ligament (ACL) of the knee is unknown. (N Engl J Med 2010;363:331-42.)

では、早速抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

The optimal management of a torn anterior cruciate ligament (ACL) of the knee is unknown. (N Engl J Med 2010;363:331-42.)

anterior cruciate ligament 前十字靱帯

METHODS

The primary outcome was the change from baseline to 2 years in the average score on four subscales of the Knee Injury and Osteoarthritis Outcome Score (KOOS) pain, symptoms, function in sports and recreation, and knee-related quality of life (KOOS4; range of scores, 0 [worst] to 100 [best]). (N Engl J Med 2010;363:331-42.)

また出てきましたね。この横棒が「エムダッシュ(全角ダッシュ)」です。

説明を加えてもっと内容をはっきりさせたり、内容を強調させたりしたい場合につける、文章中の注釈みたいなものと考えるとよい。『速引!医学語ブック』、シンシア・L・クライダー著、東京図書)

ここの使い方は、まさに「説明を加える」というものになっていますね。
ちなみに、この横棒の長さが半分になると「エヌダッシュ(半角ダッシュ)」と呼ばれます。

RESULTS

Adverse events were common in both groups. (N Engl J Med 2010;363:331-42.)

ここで"common"を使う例は初出のような気がします。similarという意味で使われています。

CONCLUSIONS

In young, active adults with acute ACL tears, a strategy of rehabilitation plus early ACL reconstruction was not superior to a strategy of rehabilitation plus optional delayed ACL reconstruction. (N Engl J Med 2010;363:331-42.)

単に「有意な差がなかった」ではなく、「優れていなかった」と書いています。著者らは「優れているんじゃないかな」という期待があったので、このような表現になったのかもしれませんね。

いかがでしたか?
本文とは離れますが、新しいウェブサイトはなかなかおもしろそうです。
アクセスすると最初に再生されるムービーで、NEJMのエディター陣が登場します。この方がチーフエディターかあ、などとお顔を拝見するのも、楽しいですよ。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
またのお越しをお待ちいたしております。
ブログランキング参加中。応援の1クリックをお願いします。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 07:05:44 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad