■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

■プロフィール

Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

■最新記事
■最新コメント
■FC2カウンター

■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■最新トラックバック
■FC2ブログランキング
■ソーシャルブックマーク

■RSSリンクの表示
■QRコード

QRコード

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
ヒトを遺伝子多様性から見る: N Engl J Med 2010;363:321-30.
昨今の環境問題でよく耳にする言葉に「生物多様性」があります。
ヒトという単一の生物についても、遺伝子レベルで解析すればやはり「多様性」が認められます。
今回の研究は、遺伝子レベルでの多様性から見たものです。

下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Genetic Ancestry in Lung-Function Predictions (N Engl J Med 2010;363:321-30.)

今回は「ハテナ起点」ははっきりしません。

では、早速抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Self-identified race or ethnic group is used to determine normal reference standards in the prediction of pulmonary function. (N Engl J Med 2010;363:321-30.)

"Self-identified race or ethnic group"に呼応するものが、次の下線部になります。

We conducted a study to determine whether the genetically determined percentage of African ancestry is associated with lung function and whether its use could improve predictions of lung function among persons who identified themselves as African American. (N Engl J Med 2010;363:321-30.)

これまでひとくくりにしてきた「アフリカ系アメリカ人」には「自己申告」と「遺伝子確定」が混在しているという視点です。

METHODS

We assessed the ancestry of 777 participants self-identified as African American in the Coronary Artery Risk Development in Young Adults (CARDIA) study and evaluated the relation between pulmonary function and ancestry by means of linear regression. (N Engl J Med 2010;363:321-30.)

self-identified as African American 自己申告アフリカ系アメリカ人

この言い換え表現は次の下線部です。

We performed similar analyses of data for two independent cohorts of subjects identifying themselves as African American: 813 participants in the Health, Aging, and Body Composition (HABC) study and 579 participants in the Cardiovascular Health Study (CHS). (N Engl J Med 2010;363:321-30.)

RESULTS

African ancestry was inversely related to forced expiratory volume in 1 second (FEV1) and forced vital capacity in the CARDIA cohort. (N Engl J Med 2010;363:321-30.)

inversely 逆の

CONCLUSIONS

Current predictive equations, which rely on self-identified race alone, may misestimate lung function among subjects who identify themselves as African American. (N Engl J Med 2010;363:321-30.)

"may"を使っているので、五分五分という感触なのでしょうか。

いかがでしたか?「人種のるつぼ」ならではの検討でした。遺伝子レベルからヒトという生物を分類し直してみると、また新たな事実が発見されるかもしれませんね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
またのお越しをお待ちいたしております。
ブログランキング参加中。応援の1クリックをお願いします。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:47:03 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。