■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
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定石には定石のよさが: N Engl J Med 2010;362:387-401.
論文抄録の書き方にはそれぞれの投稿先によって定められたフォームがあります。
それに則って書いてある限り、読み手が迷うことはないのですが、今回の論文、いつもと少し毛色が異なるようです。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

A Placebo-Controlled Trial of Oral Fingolimod in Relapsing Multiple Sclerosis (N Engl J Med 2010;362:387-401.)

今回はハテナ起点(論文を書くに至ったきっかけ)は明示されていません。

では、早速抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Oral fingolimod, a sphingosine-1-phosphate–receptor modulator that prevents the egress of lymphocytes from lymph nodes, significantly improved relapse rates and end points measured on magnetic resonance imaging (MRI), as compared with either placebo or intramuscular interferon beta-1a, in phase 2 and 3 studies of multiple sclerosis. (N Engl J Med 2010;362:387-401.)
 一文モノの長い背景説明です。でも、読んでもここからどのように展開していくのか、著者らは何を疑問に思っているのかは、全くわかりません。

METHODS

In our 24-month, double-blind, randomized study, we enrolled patients who had relapsing–remitting multiple sclerosis, were 18 to 55 years of age, had a score of 0 to 5.5 on the Expanded Disability Status Scale (which ranges from 0 to 10, with higher scores indicating greater disability), and had had one or more relapses in the previous year or two or more in the previous 2 years. (N Engl J Med 2010;362:387-401.)

one or more relapses in the previous year or two or more in the previous 2 years 1年以内に1回以上、あるいは2年以内に2回以上の再発
 orがたくさんあるので、ここだけ読むとわかりにくく思えますが。

RESULTS

A total of 1033 of the 1272 patients (81.2%) completed the study. (N Engl J Med 2010;362:387-401.)
 theが入ることに注意。

CONCLUSIONS

As compared with placebo, both doses of oral fingolimod improved the relapse rate, the risk of disability progression, and end points on MRI. These benefits will need to be weighed against possible long-term risks. (N Engl J Med 2010;362:387-401.)

be weighed 熟慮される

 容量設定のための比較試験と読める結論でした。背景のところでそれらしいことが書いてあれば、読みやすくなったのに、と思います。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 14:47:21 | Trackback(0) | Comments(0)
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