■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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実体験から探る: N Engl J Med 2009;361:245-54.
臨床をやっている、ということは、身近に論文の種がたくさん転がっている、ということです。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Disclosure of APOE Genotype for Risk of Alzheimer's Disease

今回の「ハテナ起点」は明記されていませんが...

早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

The apolipoprotein E (APOE) genotype provides information on the risk of Alzheimer's disease, but the genotyping of patients and their family members has been discouraged. (N Engl J Med 2009;360:245-54.)

前半は現在形、後半は現在完了形になっています。身近な「経験」があったと推測されます。

METHODS

We measured symptoms of anxiety, depression, and test-related distress 6 weeks, 6 months, and 1 year after disclosure or nondisclosure. (N Engl J Med 2009;360:245-54.)

前置詞を悩むシーンですが、意外にも「ノー前置詞」でした。

RESULTS

Baseline scores for anxiety and depression were strongly associated with post-disclosure scores of these measures (P<0.001 for both comparisons). (N Engl J Med 2009;360:245-54.)

were strongly associated with 統計学的に強く相関していた

CONCLUSIONS

The disclosure of APOE genotyping results to adult children of patients with Alzheimer's disease did not result in significant short-term psychological risks. (N Engl J Med 2009;360:245-54.)

adult children of patients with Alzheimer's disease アルツハイマー病患者の親を持つ成人
 adult childrenという言い回しはおもしろいですね(いわゆる、アダルトチルドレン、ではなくて)。

いかがでしたか。個体差に振り回されそうな対象ですが、こうして数をとらえてみる試みは有意義だと思います。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 05:58:24 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
NEJMと言えば、最近、編集者の告発もあり、議論が活発です。
http://www.plosmedicine.org/article/info:doi/10.1371/journal.pmed.0020138

最近読んでいて気づくのは、「本研究には製薬会社の関与がない」、「製薬会社の金銭的援助はあったがデーターの操作はない」などといった、すでに欧米では社会問題となっている製薬会社と医療・研究者(機関)との負の繋がりを反映した文言の記述が入ることでしょうか。
そもそも「NO FREE LUNCH 運動」が始まったのは、そうした関係が医療の質を落とすことを懸念した医師・研究者の告発があってのことですから、当然の流れでしょう。
一方、日本はどうでしょうか?
そういうマトモな医者はいるのでしょうか?
「NO FREE LUNCH 運動」を実践しているクリニック・病院・医師、聞いたことがありません。
しかし日本の医学会も、今後世界に通用する論文を発表するには、そうした繋がりも査読の対象となることでしょう。
そのあたりに何か希望もあるかもしれません。


2009-08-02 日 01:44:46 | URL | jake [編集]
お返事遅くなりました
jakeさま、コメントありがとうございました。
NEJM掲載論文の最後には必ずそうした「利害関係」に触れられているのが目を引きますね。和雑誌では見かけたことがあまりないようです。
そのあたりをピックアップして記事にしてみるのも、興味深いかもしれませんね。
ありがとうございました。
2009-08-20 木 06:40:32 | URL | Dr.Joy [編集]
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