■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
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どこに書いてもよし:N Engl J Med 2009;360:985-93.
The New England Journal of Medicineのabstractは、BACKGROUND、METHODS、RESULTS、CONCLUSIONSの4部構成です。この4つの小見出しは定型なのですが、その記述内容については著者の判断に任されているようです。特に、前2つ、BACKGROUNDとMETHODSの間の境界はやや不明瞭です。いわゆる「目的」をどちらに入れるかについては、著者によって揺れが見られます。

NEJM Mar. 5号3番目に掲載の論文も、2番目のと同様、喘息に関する話題です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Mepolizumab for Prednisone-Dependent Asthma with Sputum Eosinophilia (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

今回のハテナ起点はここ。

However, in three previous clinical trials involving patients with asthma, blockade of this cytokine did not result in a significant improvement in outcomes. (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Eosinophilic inflammation, which may be a consequence of interleukin-5 action, is a characteristic feature of some forms of asthma. (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

which may be a consequence of interleukin-5 action,
この但し書きのおかげで、理解が容易になりました。前回読んだ抄録で、IL-5が出てきたのですが、好酸球とどう関係するのか、不勉強な私にはピンとこなかったものですから。助かります。

We studied the prednisone-sparing effect of mepolizumab, a monoclonal antibody against interleukin-5, in a rare subgroup of patients who have sputum eosinophilia and airway symptoms despite continued treatment with prednisone.
(N Engl J Med 2009;360:985-93.)

 この文以下はMETHODSに入っていてもおかしくない内容です。文章の続き上、ここに落ち着いたのでしょうか。

METHODS

... we assigned 9 patients to receive mepolizumab (administered in five monthly infusions of 750 mg each) and 11 patients to receive placebo. (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

administered in five monthly infusions of 750 mg each 毎回750mgを月1回5か月間投与

RESULTS

Patients who received mepolizumab were able to reduce their prednisone dose by a mean (±SD) of 83.8±33.4% of their maximum possible dose, ... (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

by a mean (±SD) of 平均 (±SD)
 byを使っているところをチェック。

CONCLUSIONS

Mepolizumab reduced the number of blood and sputum eosinophils and allowed prednisone sparing in patients who had asthma with sputum eosinophilia despite prednisone treatment. (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

sparing 減らす、節約する

いかがでしたか。Mepolizumab関連の論文が2つ並びました。今回読んだものの方が、抄録内の解説が詳しく、門外漢にもわかりやすかったように思います。生かすも殺すも編集者の腕、というようなことを外山滋比古さんは書かれていますが、この2つ、どちらを先にするか、難しいところだったのかもしれませんね。私としては、今回のものを先に読んだほうが前回のものも理解しやすくなるように思いましたが、あなたはどうですか?

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

抄録の日本語版は南江堂サイトへ。


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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:21:39 | Trackback(0) | Comments(0)
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