■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

■プロフィール

Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

■最新記事
■最新コメント
■FC2カウンター

■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■最新トラックバック
■FC2ブログランキング
■ソーシャルブックマーク

■RSSリンクの表示
■QRコード

QRコード

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
事象の根源に迫る: N Engl J Med 2009;360:973-84.
例えば、新薬があり、それが有効かどうかを検討する、ということでも十分論文としては価値があります。更に進んで、その有効性から疾患の病理に迫る、というところまで持って行ければ、これは文句なく、単なる一次情報から二次情報への昇華が行われたとみていいでしょう。
The New England Journal of Medicine Mar. 5号掲載のこの論文では、まさにその昇華が行われています。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Mepolizumab and Exacerbations of Refractory Eosinophilic Asthma (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

今回の「ハテナ起点」はここ。

There is evidence that eosinophilic inflammation of the airway is associated with the risk of exacerbations. (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

ただ、この文章、いつもより「ハテナ」が曖昧です。

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Exacerbations of asthma are associated with substantial morbidity and mortality and with considerable use of health care resources. (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

 "are associated"に続く部分が2つあるのですが、前のwithの中にandがあって、紛らわしいので、後ろはand withとしています。

METHODS

... scores on the Asthma Quality of Life Questionnaire (AQLQ, in which scores range from 1 to 7, with lower values indicating more severe impairment and a change of 0.5 unit considered to be clinically important), (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

 カッコ内でAQLQについて未知の読者でも理解できるよう解説を加えています。抄録という字数制限のある中で、こうした解説を入れることはなかなかツライところです。それでも他の抄録でも必ず、読者の理解のために骨を折っています。ありがたいことです。

RESULTS

There were no significant differences between the groups with respect to symptoms, FEV1 after bronchodilator use, or airway hyperresponsiveness. (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

with respect to ~の点から

CONCLUSIONS

The results of our study suggest that eosinophils have a role as important effector cells in the pathogenesis of severe exacerbations of asthma in this patient population. (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

 今回の研究結果からpathogenesis に言及しています。BACKGROUNDで触れたevidenceの内容をもう一つ深めた結論になりました。

いかがでしたか。結論部分が事実確認に終わらず、著者らの考察も含有しているのが印象的でした。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

抄録の日本語版は南江堂サイトへ。


ブログランキング参加中。応援の1クリックをお願いします。



にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:27:21 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。