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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
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ダイエット法に決着?:N Engl J Med 2009;360:859-73.
既にあちこちのニュースサイトで話題になっていますが、The New England Journal of Medicine Feb. 26号最初に掲載の論文はダイエット法に関するものです。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Comparison of Weight-Loss Diets with Different Compositions of Fat, Protein, and Carbohydrates (N Engl J Med 2009;360:859-73.)

今回の「ハテナ起点」はここ。

The possible advantage for weight loss of a diet that emphasizes protein, fat, or carbohydrates has not been established, and there are few studies that extend beyond 1 year. (N Engl J Med 2009;360:859-73.)

タンパク質、脂質、炭水化物のそれぞれを増強したダイエット法は数あれど長期効果が実証されたものはない、というところに着目したというわけですね。

では早速、抄録を読んでみましょう。

BACKGROUND

The possible advantage for weight loss of a diet that emphasizes protein, fat, or carbohydrates has not been established, and there are few studies that extend beyond 1 year. (N Engl J Med 2009;360:859-73.)

beyond 1 year 1年を過ぎて

METHODS

The diets consisted of similar foods and met guidelines for cardiovascular health. (N Engl J Med 2009;360:859-73.)

met guidelines ガイドラインに準じた

The participants were offered group and individual instructional sessions for 2 years. (N Engl J Med 2009;360:859-73.)

group and individual instructional sessions 集団あるいは個人指導

RESULTS

... attendance was strongly associated with weight loss (0.2 kg per session attended). (N Engl J Med 2009;360:859-73.)

 指導への参加が体重減少に強く相関していた、というのは興味深いですね。人との関わりでモチベーションを維持していくということなのでしょうか。

CONCLUSIONS

Reduced-calorie diets result in clinically meaningful weight loss regardless of which macronutrients they emphasize. (N Engl J Med 2009;360:859-73.)

macronutrients 必須栄養素(3大栄養素)

これはBACKGROUNDの"protein, fat, or carbohydrates"を指しています。抄録の始めと終わりがきっちりと呼応していて、全体に引き締まった構成になっています。

いかがでしょう。この論文は全文をFREEで読めますから、NEJMのサイトにアクセスしてみてくださいね。また、サイトではこの論文に関する、読者投票も実施しています。参加してみてはいかがですか?

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

抄録の日本語版は南江堂サイトへ。


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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:45:25 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
興味深い内容で食い入るように読んでしまいました(笑)
結論は当然と言えば当然ですよね。
何でもバランス良く全体的にはカロリーを減らすと良いって事ですよね。いわゆる一点ダイエットは避けた方がよいですね。
指導への参加が減量につながるとは興味深いです。
今年度開始の保健指導も同じでしょうね。

met guidelines がガイドラインに準じて、という意味とは知りませんでした。勉強になります!
2009-02-27 金 13:13:41 | URL | azusa [編集]
人を動かすのは人
azusa先生、こんにちは。

NEJMもfreeで掲載してきたところを見ると、「いちおし」論文ということでしょう。サイトの読者投稿欄を見ると、先生と同じように「当たり前といえば当たり前の結論だ」という書き込みがありますね。「まあ、そうだよね~、結局はカロリーだよね~」ということなんでしょうね。

禁煙インセンティブの論文でもそうでしたが、結局は「誰か」のサポートがモチベーションを支えるんですよね。
2009-02-28 土 07:11:25 | URL | Dr.Joy [編集]
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