■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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最上級を使う:N Engl J Med 2009;360:753-64.
研究論文ではだいたい2群を比較することが多いので、比較級はよく出てきます。3群になってもなかなか最上級はお目にかかれません。
今回は珍しく最上級の使用を見つけました。

以下のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Estimation of the Warfarin Dose with Clinical and Pharmacogenetic Data (N Engl J Med 2009;360:753-64.)

今回の「ハテナ起点」はここ。

... but practical methods of using genetic information have not been evaluated in a diverse and large population. (N Engl J Med 2009;360:753-64.)

では早速抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

but practical methods of using genetic information have not been evaluated in a diverse and large population. (N Engl J Med 2009;360:753-64.)

diverse  多種多様の

METHODS

Clinical and genetic data from 4043 patients were used to create a dose algorithm that was based on clinical variables only and an algorithm in which genetic information was added to the clinical variables. (N Engl J Med 2009;360:753-64.)

based on clinical variables only 臨床的な変数にのみ基づく
 onlyの位置に注目

RESULTS

In the validation cohort, the pharmacogenetic algorithm accurately identified larger proportions of patients who required 21 mg of warfarin or less per week and of those who required 49 mg or more per week to achieve the target international normalized ratio than did the clinical algorithm (49.4% vs. 33.3%, P<0.001, among patients requiring ≤21 mg per week; and 24.8% vs. 7.2%, P<0.001, among those requiring ≥49 mg per week).(N Engl J Med 2009;360:753-64.)

 結果全文ですが、なんと1文で構成されています。下線部分が骨となります。

CONCLUSIONS

The greatest benefits were observed in the 46.2% of the population that required 21 mg or less of warfarin per week or 49 mg or more per week for therapeutic anticoagulation. (N Engl J Med 2009;360:753-64.)

The greatest benefits 最大の利益
 最上級です。前の文にある、a pharmacogenetic algorithm, a clinical algorithm, a fixed-dose approachの3者間で、a pharmacogenetic algorithmが最も有益であるといっています。

 いかがでしょう。ワルファリン開始量は悩むところですが、こうしたアルゴリズムが明らかになってくればいいですね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

抄録の日本語版は南江堂サイトへ。


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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:36:03 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
今回の論文とは全く関係ありませんが、テレビなどを見てると
「こちらがもっともベターです」なんて言ってる人がたまにいます。
ベターって比較級でしょー、「最も」なんてつけるなっ、て思います。
「最もベスト」・・・これもよく聞きます。
強調したいのは分かりますが、ベストはそれだけで最も良いのだから、日本語も英語も正しく使ってほしいものです。(自戒の念も含めて)

ワーファリン、以前はブコロームとか併用していましたよね。
今は単独で使うことがほとんどだと思いますが。
全く余談なのですが、私は納豆が大好きなので、ワーファリンを飲む事態にならないよう(予防できる疾患においては)気をつけたいです。。。
2009-02-24 火 12:47:02 | URL | azusa [編集]
そうそう、日本語もですね
azusa先生、こんにちは。コメントありがとうございます。
本当に、ともすると「一番ベターなのは」とか言ってしまいそうです。気をつけなくてはね。

納豆を食べていれば、ワルファリンのお世話になる病気とは縁遠いかも?私も納豆好きですよ~。
2009-02-27 金 06:51:18 | URL | Dr.Joy [編集]
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