■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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意義ある1例: N Engl J Med 2009;360:692-8.
今も昔も、新人医師の学会デビューとしては「症例報告」が定番です。だいたいにおいて、「これとこれとの合併は前例がない」とか「教科書的にちょっと珍しい」とかで選ばれることが多いでしょう。
今回、The New England Journal of Medicine Feb. 12, 2009号掲載のBrief Reportは一例報告ですが、その示唆するところは相当に深いものがあります。

以下のタイトルをクリックすると、Summaryが開きます。

Long-Term Control of HIV by CCR5 Delta32/Delta32 Stem-Cell Transplantation (N Engl J Med 2009;360:692-8.)

以前にも触れましたが、Brief ReportのSummaryはいつもの抄録とは構成が異なり、更に簡素化されています。
では早速、Summaryを読んでみましょう。

Infection with the human immunodeficiency virus type 1 (HIV-1) requires the presence of a CD4 receptor and a chemokine receptor, principally chemokine receptor 5 (CCR5). (N Engl J Med 2009;360:692-8.)
 
 ここは、抄録で言えば、BACKGROUNDにあたる部分でしょう。

Homozygosity for a 32-bp deletion in the CCR5 allele provides resistance against HIV-1 acquisition. (N Engl J Med 2009;360:692-8.)

 ここは「ハテナ起点」のタネとなります。

We transplanted stem cells from a donor who was homozygous for CCR5 delta32 in a patient with acute myeloid leukemia and HIV-1 infection. (N Engl J Med 2009;360:692-8.)

 donorとpatientの修飾が入り組んでいますが、文の骨組みは下線をひいた部分です。この部分はMETHODSに該当します。

The patient remained without viral rebound 20 months after transplantation and discontinuation of antiretroviral therapy. (N Engl J Med 2009;360:692-8.)

 ここはRESULTSに該当します。

This outcome demonstrates the critical role CCR5 plays in maintaining HIV-1 infection. (N Engl J Med 2009;360:692-8.)

 ここがCONCLUSIONSですね。

 CCR5というのが、例えばマラリアに対する鎌状赤血球のように、生体のHIV-1に対する防御の要となる可能性がうかがえます。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

抄録の日本語版は南江堂サイトへ。


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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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