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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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同じ結論に到達、ですが:N Engl J Med 2009;360:363-75.
The New England Journal of Medicine 1月22日号4番目に掲載の原著論文は前回同様、clopidgrelとCYP2C19に関わる内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Genetic Determinants of Response to Clopidogrel and Cardiovascular Events (N Engl J Med 2009;360:363-75.)

今回は「ハテナ起点」が明記されていますよ。

The effect of these determinants on clinical outcomes after an acute myocardial infarction is unknown. (N Engl J Med 2009;360:363-75.)

では抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

The effect of these determinants on clinical outcomes after an acute myocardial infarction is unknown. (N Engl J Med 2009;360:363-75.)

 いつものように"unknown"で終わる「ハテナ」表現です。ここで、自分たちの関心がどこにあるのかを明言していますね。

METHODS

We consecutively enrolled 2208 patients presenting with an acute myocardial infarction in a nationwide French registry and receiving clopidogrel therapy. (N Engl J Med 2009;360:363-75.)

consecutively 連続して

RESULTS

None of the selected single-nucleotide polymorphisms (SNPs) in CYP3A5, P2RY12, or ITGB3 were associated with a risk of an adverse outcome.
(N Engl J Med 2009;360:363-75.)

were associated with 関連していた
 noneが主語です。noneは通例、複数動詞を伴うこと(ここではwere)に注意します。

CONCLUSIONS

Among patients with an acute myocardial infarction who were receiving clopidogrel, those carrying CYP2C19 loss-of-function alleles had a higher rate of subsequent cardiovascular events than those who were not. (N Engl J Med 2009;360:363-75.)

those carrying CYP2C19 loss-of-function alleles
 ひとつ前の論文"Cytochrome P-450 Polymorphisms and Response to Clopidogrel"(N Engl J Med 2009;360:354-62.)ではcarriers of a reduced-function CYP2C19 alleleと表現していましたね。

 前回と今回の論文の結論はほぼ同じですが、研究対象や方法が異なります。さらに言えば、前回のものは極めて客観的な表現で、たとえば対象についてもsubjectsと記載し、一方、今回のものはpatientsとしています。どちらのグループが実地臨床に近いのか、なんてことも想像できて、また興味深いですね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

抄録の日本語版は南江堂サイトへ。


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このふたつもまた、編集の妙でしょう。両者を並べて比較検討、議論してみると、おもしろい抄読会になるかもしれませんね。

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:31:24 | Trackback(0) | Comments(0)
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