■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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着眼点をずらす:N Engl J Med 2009;360:339-53.
The New England Journal of Medicine1月22日号2番目に掲載の原著論文も小児の喘鳴治療に関する内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Preemptive Use of High-Dose Fluticasone for Virus-Induced Wheezing in Young Children (N Engl J Med 2009;360:339-53.)

今回の「ハテナ起点」はここです。

Although virus-induced wheezing is common in preschool-age children, optimal management remains elusive.
(N Engl J Med 2009;360:339-53.)

前回の論文も同様の対象を扱っていましたね。どこが違うのかをよく読んでみます。

BACKGROUND

Although virus-induced wheezing is common in preschool-age children, optimal management remains elusive. (N Engl J Med 2009;360:339-53.)

elusive 明らかでない、はっきりしない
 前回の論文ではこのように書かれていましたね。

A short course of oral prednisolone is widely used to treat preschool children with wheezing who present to a hospital, but there is conflicting evidence regarding its efficacy in this age group. (N Engl J Med 2009;360:329-38.)

 検討するつもりの対象はほぼ同一のようですが、今回の著者らは目をつけたところが異なっています。

We examined the efficacy and safety of preemptive treatment with high-dose fluticasone in reducing the severity of recurrent virus-induced wheezing in children. (N Engl J Med 2009;360:339-53.)

preemptive 予防的
 喘鳴に対する予防的フルチカゾン投与を検討した、と言っています。

METHODS

The primary outcome was rescue oral corticosteroid use. (N Engl J Med 2009;360:339-53.)

rescue 救助、レスキュー
 前論文ではその是非を論議されていた経口ステロイドですが、ここではそれを是として主要転帰としています。

RESULTS

Children who were treated with fluticasone, as compared with those who were given placebo, had smaller mean (±SD) gains from baseline in height ... (N Engl J Med 2009;360:339-53.)

had smaller mean (±SD) gains from baseline in height
 この言い回しはなかなか思い付きませんね。ここのsmallerはプラセボ群と比較して、ということですが、thanは使われていません。gainはinを伴うこともチェック。

CONCLUSIONS

Given the potential for overuse, this preventive approach should not be adopted in clinical practice until long-term adverse effects are clarified. (N Engl J Med 2009;360:339-53.)

Given the potential for overuse 過度に処方される危険を考慮すると
 結論部分に著者らの見解がはっきりと述べられていますね。抄録だけ読む人たちを牽制しているように読めますね(笑)。

 編集の妙、というのでしょうか、前回のものと並べて掲載することで、この話題が多角的にとらえられます。Editorialも掲載されてますが、こちらは残念ながらfreeではありません。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 07:47:40 | Trackback(0) | Comments(0)
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