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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

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ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
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視点を変える: N Engl J Med 2009;360:236-43.
The New England Journal of Medicine 1月15日号3番目に掲載の原著論文は体外受精に関する内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Cumulative Live-Birth Rates after In Vitro Fertilization

今回の「ハテナ起点」は医療サイドから被医療サイドに視点を移すことで得られたものですよ。

However, a couple's primary concern is the chance of a live birth over an entire treatment course. (N Engl J Med 2009;360:236-43.)

では抄録本文を読んでいきましょう。

BACKGROUND

However, a couple's primary concern is the chance of a live birth over an entire treatment course. (N Engl J Med 2009;360:236-43.)

 治療成績というのはともすれば医療者から見たものになりがちですが、実際にその治療を受ける人の立場に立ってみると、必ずしもその数字は求められているものに合致していないこともありますね。(例えば、癌の5年生存率などもそうかもそうかもしれません。5年後にどれくらいの人が生存しているか、という情報より、「自分はあと何年くらいは大丈夫なのか」ということのほうがまず知りたいことでしょう。)そうした「視点移動」による新しい「ハテナ」に気づくということ、これは実地臨床家ならではの醍醐味でしょう。

METHODS

Optimistic methods assumed that patients who did not return for subsequent IVF cycles would have the same chance of a pregnancy resulting in a live birth as patients who continued treatment;... (N Engl J Med 2009;360:236-43.)

assumed 仮定する

RESULTS

The cumulative live-birth rate decreased with increasing age,... (N Engl J Med 2009;360:236-43.)

with increasing age 加齢に従って
 前回も同様の表現が出てきましたね。

For both classes of drugs, the risk for current users increased significantly with an increasing dose. (N Engl J Med 2009;360:225-35.)


CONCLUSIONS

Our results indicate that IVF may largely overcome infertility in younger women, but it does not reverse the age-dependent decline in fertility. (N Engl J Med 2009;360:236-43.)

 前半部分はmayが使われていますから、半々くらいの確率の話、後半部分は現在形なので「これは事実だ」というニュアンスが感じられますね。

 数字の解釈(高い低い)は、治療を受ける方個々の背景によるでしょう。ただ、こうした視点から数字を出しておくことは治療を受ける側としては参考になることと思います。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

抄録の日本語版は南江堂サイトへ。


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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:31:06 | Trackback(0) | Comments(0)
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