■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
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同じ動詞で締める:N Engl J Med 2009;360:44-52.
The New England Journal of Medicine 1月1日号掲載の原著論文4番手は血圧調整の仕組みに関する内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Modulation of Blood Pressure by Central Melanocortinergic Pathways (N Engl J Med 2009;360:44-52.)

今日の「ハテナ起点」はここ。

there is no information regarding such an association with blood pressure in humans (N Engl J Med 2009;360:44-52.)

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Central melanocortinergic signaling is implicated in the control of energy balance and blood pressure in rodents, but there is no information regarding such an association with blood pressure in humans. (N Engl J Med 2009;360:44-52.)

implicated ~に関係している
 このimplicateは抄録の最後にも出てきますよ。
rodents げっし動物
 ネズミ類ですね。続く部分のin humansと呼応しています。

METHODS

We assessed blood pressure, heart rate, and urinary catecholamines in overweight or obese subjects with a loss-of-function mutation in MC4R, the gene encoding the melanocortin 4 receptor, and in equally overweight control subjects.
 (N Engl J Med 2009;360:44-52.)

assessed評価する

We also examined the effects of an MC4R agonist administered for 7 days in 28 overweight or obese volunteers.(N Engl J Med 2009;360:44-52.)

examined 検討する
 前述assessの言い換えです。

RESULTS

The maximum tolerated daily dose of 1.0 mg of the MC4R agonist led to significant increases of 9.3±1.9 mm Hg in systolic blood pressure and of 6.6±1.1 mm Hg in diastolic blood pressure (P<0.001 for both comparisons) at 24 hours, as compared with placebo. . (N Engl J Med 2009;360:44-52.)

for both comparisons 両方の比較について
 「どちらの比較についても」というのをここでさらりと入れています。この使い方は参考になりますね。

Results of our genetic and pharmacologic studies implicate melanocortinergic signaling in the control of human blood pressure through an insulin-independent mechanism. (N Engl J Med 2009;360:44-52.)

implicate
 導入部分で出てきたimplicateが再度出てきました。命題の結果を示していますが、同じ動詞を持ってくることでより強く読者につながりをアピールしています。

 肥満と高血圧の関係はメタボが話題になる前から知られていた事実ですが、その病理は解明されていなかったんですね。おそらく原因は一元的ではないのでしょうが、今回の研究はそのうちの一つを明らかにするものだと思います。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

抄録の日本語版は南江堂サイトへ。


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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 12:15:56 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
お世話になっています
NEJMで医学英語の和訳の勉強を始めました
勉強の最後にこのサイトで復習しています
独学は難しいのですが、先生の視点のおかげでモチベーションを保てています

2009-01-07 水 15:24:07 | URL | kuu [編集]
kuuさま、コメントありがとうございます
kuuさま
コメントありがとうございます。このサイトがお役に立っているようで、本当にうれしいです。
このブログを始めてからNEJMを毎号読むようになりましたが、原著論文の部分は比較的読みやすい英文で構成されていることに気がつきました。一般に理系論文は平易でわかりやすいことを旨としていますが、それでもなお、読みやすい文体だと思います。また、さすがワールドワイドな雑誌だけあって、非英語圏からの投稿も多く、母語の文法の影響を受けているような文章もなかにはありますが、それもまた一興と感じています。
是非また、コメントご感想をお寄せください。とても励みになります。
今年もよろしくお願いしますね。
2009-01-08 木 06:20:19 | URL | Dr.Joy [編集]
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