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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
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Online FirstでインフルエンザA(H7N9)を読む: April 11, 2013 DOI: 10.1056/NEJMoa1304459
日々刻々と情勢がかわり、目を離せない、インフルエンザA(N7N9)がOnline FirstでNEJMのウェブサイトに掲載中です。2009年に発生したインフルエンザA(H1N1 PDM09)のときにもNEJMに速報が出ていました。本誌掲載時にはまた内容が訂正される可能性もありますが、まずは目を通しておきます。

Human Infection with a Novel Avian-Origin Influenza A (H7N9) Virus (April 11, 2013 DOI: 10.1056/NEJMoa1304459)

原著論文ではありますが、症例報告に近い内容です。
では、早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

Infection of poultry with influenza A subtype H7 viruses occurs worldwide, but the introduction of this subtype to humans in Asia has not been observed previously. (April 11, 2013 DOI: 10.1056/NEJMoa1304459)

poultry 家禽

今回だけでなく、このpoultryはインフルエンザ関連の話では頻出なので押さえておきましょう。

In March 2013, three urban residents of Shanghai or Anhui, China, presented with rapidly progressing lower respiratory tract infections and were found to be infected with a novel reassortant avian-origin influenza A (H7N9) virus. (April 11, 2013 DOI: 10.1056/NEJMoa1304459)

reassortant 再集合体の

この一文で、現在、問題となっているインフルエンザをざっくりとまとめています。つまり、
いつ→March 2013
誰が→three urban residents of Shanghai or Anhui, China
どんな症状で→rapidly progressing lower respiratory tract infections
原因は→infected with a novel reassortant avian-origin influenza A (H7N9) virus
と、なります。

METHODS

Respiratory specimens were tested for influenza and other respiratory viruses by means of real-time reverse-transcriptase–polymerase-chain-reaction assays, viral culturing, and sequence analyses. (April 11, 2013 DOI: 10.1056/NEJMoa1304459)

3種類の方法によって検討されてた、とあります。

RESULTS

All three patients presented with fever, cough, and dyspnea. (April 11, 2013 DOI: 10.1056/NEJMoa1304459)

臨床症状は、発熱、咳、息切れでした。

Chest radiography revealed diffuse opacities and consolidation. (April 11, 2013 DOI: 10.1056/NEJMoa1304459)

胸部所見は、びまん性の透過性低下とコンソリデーションでした。

Complications included acute respiratory distress syndrome and multiorgan failure. (April 11, 2013 DOI: 10.1056/NEJMoa1304459)

合併症はARDSとMOF。重篤な合併症です。報告例全例が死の転帰を取っています。

CONCLUSIONS

Novel reassortant H7N9 viruses were associated with severe and fatal respiratory disease in three patients. (April 11, 2013 DOI: 10.1056/NEJMoa1304459)

ここでは、下線部のように、重篤な経過をたどることが述べられています。

速報版ですが、本文には胸部写真も掲載されています。もし閲覧可能な環境でしたら、見ておくことをお勧めします。
いつパンデミックになってくるのか、余談を許さない状況です。NEJMという媒体を通じて情報提供があったのは非常に有意義だと思います。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 20:47:50 | Trackback(0) | Comments(0)

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