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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Author:Dr. Joy
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文は長くても構造はシンプル: N Engl J Med 2013; 368:1303-1313. (April 4, 2013)
どちらかといえば、短文でたたみかける書きぶりが多い印象のある、NEJMのアブストラクトですが、著者によっては一文が長く、それが続いている、という場合もあります。

Effect of Platelet Inhibition with Cangrelor during PCI on Ischemic Events (N Engl J Med 2013;368:1303-13.)

今回は、「はてな起点」は明示されていません。

では、早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

Cangrelor is a potent intravenous adenosine diphosphate (ADP)–receptor antagonist that acts rapidly and has quickly reversible effects. (N Engl J Med 2013;368:1303-13.)

検討対象である、cangrelorについて、簡潔に説明しています。この薬剤の要点は下線部です。

METHODS

In a double-blind, placebo-controlled trial, we randomly assigned 11,145 patients who were undergoing either urgent or elective PCI and were receiving guideline-recommended therapy to receive a bolus and infusion of cangrelor or to receive a loading dose of 600 mg or 300 mg of clopidogrel. (N Engl J Med 2013;368:1303-13.)

検討方法を一気に説明しています。長い文ですが、後半は群分けの説明なので、箇条書きにしてみるとわかりやすいです。

一次エンドポイントがふたつ提示されていますよ。ひとつ目は、
The primary efficacy end point was a composite of death, myocardial infarction, ischemia-driven revascularization, or stent thrombosis at 48 hours after randomization; (N Engl J Med 2013;368:1303-13.)
ふたつ目は、
The primary safety end point was severe bleeding at 48 hours. (N Engl J Med 2013;368:1303-13.)

こういう設定もできるんですね。なるほど〜。

RESULTS

The rate of the primary efficacy end point was 4.7% in the cangrelor group and 5.9% in the clopidogrel group (adjusted odds ratio with cangrelor, 0.78; 95% confidence interval [CI], 0.66 to 0.93; P=0.005). (N Engl J Med 2013;368:1303-13.)

まずは、efficacyの一次エンドポイントから。cangrelorの補正オッズ比0.78で、95%CI 0.66-0,93とは、勝負あった、という感じですね。

The rate of the primary safety end point was 0.16% in the cangrelor group and 0.11% in the clopidogrel group (odds ratio, 1.50; 95% CI, 0.53 to 4.22; P=0.44). (N Engl J Med 2013;368:1303-13.)

safetyの一次エンドポイントは、ほぼ互角といえます。

CONCLUSIONS

Cangrelor significantly reduced the rate of ischemic events, including stent thrombosis, during PCI, with no significant increase in severe bleeding. (N Engl J Med 2013;368:1303-13.)

RESULTSの数値結果を文にしています。withを使うところをメモ。

いかがでしたか?今回出てきた薬剤を取り扱った論文はNEJMでもなんどか見かけたような記憶があります。それだけ、ホットな話題なんですね。

このアブストラクトの和訳は、南江堂サイトへ。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 22:15:57 | Trackback(0) | Comments(0)

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