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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
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話題の1本を読む: N Engl J Med 2012; 367:1287-1296
あちらこちらで、わさわさと話題になっている論文が今週号のNEJMに掲載されています。

Intraaortic Balloon Support for Myocardial Infarction with Cardiogenic Shock (N Engl J Med 2012; 367:1287-1296)

今回の「ハテナ起点」はこちら。

However, evidence is based mainly on registry data, and there is a paucity of randomized clinical trials. (N Engl J Med 2012; 367:1287-1296)

"However,"で、前文の既知をひっくり返す、というパターンですね。

では、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

However, evidence is based mainly on registry data, and there is a paucity of randomized clinical trials. (N Engl J Med 2012; 367:1287-1296)

paucity 少ないこと

ちょっと見慣れない書き方ですね。英文バリエーションを増やす意味でチェックしておきます。

METHODS

The primary efficacy end point was 30-day all-cause mortality. (N Engl J Med 2012; 367:1287-1296)

METHODSでは、とにもかくにも、一次エンドポイントをきちんと拾っておきます。紙ベースで読んでいる場合は、赤ペンで線を引いといてもいいくらいです。

RESULTS

At 30 days, 119 patients in the IABP group (39.7%) and 123 patients in the control group (41.3%) had died (relative risk with IABP, 0.96; 95% confidence interval, 0.79 to 1.17; P=0.69). (N Engl J Med 2012; 367:1287-1296)

これが一次エンドポイント結果です。95%CIを見ると... 1が含まれてますね。これは有意差がありません。

CONCLUSIONS

The use of intraaortic balloon counterpulsation did not significantly reduce 30-day mortality in patients with cardiogenic shock complicating acute myocardial infarction for whom an early revascularization strategy was planned. (N Engl J Med 2012; 367:1287-1296)

「有意に低下させなかった」と言い切っています。細かいことはRESULTSで説明してあるので、ここでは一文ですっと流しています。

いかがでしたか?IABP至上に一石を投じた論文となっています。さあこのあと、追試は出てくるでしょうか?

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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ABSTRACT | 21:02:51 | Trackback(0) | Comments(1)
NEJM Oct.4号のオーディオサマリーを聞いて読もう
NEJMのTOC (Table of Contents)で論文のタイトルチェックを済ませたら、今度は、オーディオサマリーを聞いて読みましょう。オーディオサマリーのスクリプトは冒頭の1分弱だけサイト上で公開されています。

スクリプトと音声は必ずしも一致しないので、注意して聞きます。聞き取った部分を赤字で補正して示しますね。「ここ、違いますよ」というご指摘大歓迎です。コメント欄で教えてくださいね。

では早速。

Welcome to the New England Journal of Medicine's summary for the week of This summary covers the issue of October 4, 2012. I'm Dr. Michael Bierrer. This week's issue features Featured are articles on intraaortic balloon support in cardiogenic shock; prasugrel vs. clopidogrel for acute coronary syndromes; C-reactive protein, fibrinogen, and cardiovascular risk; phenotypic heterogeneity and rare variants; the prevention of missing data in clinical trials; and targeting thrombi; a review article on diabetes mellitus during the past two centuries; a Clinical Problem-Solving article on an intricate interplay; and Perspective articles on the FDA and user fees, on France’s new regulation of off-label drug use, on the adolescence of the West Nile virus, and on “difficult” patients.

Original Articlesの内容部分に下線を引きました。すなわち、

intraaortic balloon support in cardiogenic shock
prasugrel vs. clopidogrel for acute coronary syndromes
C-reactive protein, fibrinogen, and cardiovascular risk
phenotypic heterogeneity and rare variants


前回TOCで眺めたタイトルを更に濃縮したような文言になっています。このダイジェスト力は見習うべきですね。
読みたいと感じる内容はありましたか?

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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PODCAST | 18:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
NEJM Oct.4号の見出しを読む
木曜日にはNEJMの最新号が出ます。
早速、Oct.4号の見出しをチェックしましょう。

真っ先に見るのは、Original Articlesのところ。
今週号は、どんな話題でしょうか?
Table of Contents (TOCと略されてます)を見てみましょう。

Intraaortic Balloon Support for Myocardial Infarction with Cardiogenic Shock
H. Thiele and Others | N Engl J Med 2012;367:1287-1296 | Published Online August 27, 2012

Prasugrel versus Clopidogrel for Acute Coronary Syndromes without Revascularization
M.T. Roe and Others | N Engl J Med 2012;367:1297-1309 | Published Online August 26, 2012

C-Reactive Protein, Fibrinogen, and Cardiovascular Disease Prediction
The Emerging Risk Factors Collaboration | N Engl J Med 2012;367:1310-1320

Phenotypic Heterogeneity of Genomic Disorders and Rare Copy-Number Variants
S. Girirajan and Others | N Engl J Med 2012;367:1321-1331 | Published Online September 12, 2012


今週号は4本立て。順に、
1.心原性ショック
2.急性冠症候群
3.心血管疾患
4.遺伝子関連
の内容らしいぞ、というところまでTOCでわかれば、十分です。
読みたい論文はありましたか?
気になるタイトルがあれば、NEJMのサイトで早速チェックしてみましょう。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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タイトルチェック | 18:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
アブストラクト読み、再開します: N Engl J Med 2012;367:1187-97.
タイトルとオーディオサマリーのスクリプトを読み終えたところで、今週号のNEJMから原著論文のアブストラクトを読んでいきましょう。
読み方は、以前と同じやり方を踏襲します。覚えてますか?

今回読むのはこちら。
Increased Survival with Enzalutamide in Prostate Cancer after Chemotherapy (N Engl J Med 2012; 367:1187-1197.)

論文のきっかけとなった「臨床上の疑問点」は、たいてい、アブストラクトに記載されています。その記載を「ハテナ表現」と呼んで、毎回、拾っていきます。
この論文の「ハテナ表現」はこのあたりでしょうか?

We aimed to evaluate whether enzalutamide prolongs survival in men with castration-resistant prostate cancer after chemotherapy. (N Engl J Med 2012; 367:1187-1197.)

whether以下が「疑問点」となっています。

では、早速、アブストラクトを順に見ていきましょう。

BACKGROUND

We aimed to evaluate whether enzalutamide prolongs survival in men with castration-resistant prostate cancer after chemotherapy. (N Engl J Med 2012; 367:1187-1197.)

castration 去勢

METHODS

The primary end point was overall survival. (N Engl J Med 2012; 367:1187-1197.)

一次エンドポイントを示しています。ココがこの研究の最重要点です。これを中心にして、次のResults以下を読み進めます。

RESULTS

The median overall survival was 18.4 months (95% confidence interval [CI], 17.3 to not yet reached) in the enzalutamide group versus 13.6 months (95% CI, 11.3 to 15.8) in the placebo group (hazard ratio for death in the enzalutamide group, 0.63; 95% CI, 0.53 to 0.75; P<0.001). (N Engl J Med 2012; 367:1187-1197.)

一次エンドポイントの結果です。死亡ハザード比=0.63で、95%CI 0.53-0.75なので、圧倒的な差があると言っていいでしょう。

CONCLUSIONS

Enzalutamide significantly prolonged the survival of men with metastatic castration-resistant prostate cancer after chemotherapy. (N Engl J Med 2012; 367:1187-1197.)

前述の結果を受けての結語となります。1文ですが、それで十分ですね。

オーソドックスな展開のアブストラクトでした。型通りですが、読みやすいスタイルです。

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ABSTRACT | 18:00:00 | Trackback(0) | Comments(2)
Sep. 27号のオーディオサマリーを聞いて読む
NEJMには毎号オーディオサマリーがあります。
ウェブからもアクセスできますし、podcastもあります。あるいは、NEJMのアプリからも聞くことができます。
さらに、冒頭の部分は、「ダイジェストのダイジェスト」になっていて、1分弱ですが、1冊全体の内容を知るには大変便利です。この部分については、簡単なスクリプトも公開されていますよ。

では、スクリプトを見ながら、「ダイジェストのダイジェスト」部分を聞いてみます。
若干、公開されたスクリプトとは異なって読まれているところもありますので、そこは赤字で表示します。ただし、私の耳での聞き取りなので、「ここ、違ってるよ」というところは、どしどしコメント欄で教えてください。

じゃ、早速。

Welcome to the New England Journal of Medicine's summary for the week of This summary covers the issue of September 27, 2012. I'm Dr. Michael Bierrer. This week's issue features Featured are articles on enzalutamide and survival in prostate cancer, tiotropium in uncontrolled asthma, tight glycemic control vs. standard care in children, reprogrammed cells and respiratory papillomatosis, and physicians’ warnings for unfit drivers; a review article on hepatitis E; a case report of a woman with HIV infection, dyspnea, and chest pain; and Perspective articles on what’s preventing us from preventing diabetes, on cutting family planning in Texas, on reform and the dynamics of insurance coverage, and on the cure for the common cold.

そして、この公開スクリプト部分から、昨日タイトルチェックしたOriginal Articlesの内容を見てみましょう。

enzalutamide and survival in prostate cancer,
tiotropium in uncontrolled asthma,
tight glycemic control vs. standard care in children,
reprogrammed cells and respiratory papillomatosis


タイトルよりさらに、「一言で言うと」という字句になっていますね。
今週の原著論文はこういう4本立てなのね、というのがわかります。
このあたりまでつかんだ上で、実際の論文を読むと、まるで「目次を読んだ後に本文を読む」に似た展開で、内容がわかりやすくなりますよ

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PODCAST | 18:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
NEJM9月27日号のタイトルをチェックする
台風一過、勉学に没頭できるシーズンになりました。
今日からまた、The New England Journal of Medicine (NEJM)を読んでいきましょう。

久々なので、まずは軽く、アタマ慣らしから。

Sep.27号のTable of Contentsを眺めます。
いろいろ盛りだくさんではありますが、コアであるOriginal Articlesのタイトルをチェック!
(なお各タイトルはリンクされてません。内容が気になれば、NEJMのサイトでお読みください。)

Increased Survival with Enzalutamide in Prostate Cancer after Chemotherapy
H.I. Scher and Others | N Engl J Med 2012;367:1187-1197 | Published Online August 15, 2012

Tiotropium in Asthma Poorly Controlled with Standard Combination Therapy
H.A.M. Kerstjens and Others | N Engl J Med 2012;367:1198-1207 | Published Online September 3, 2012

Tight Glycemic Control versus Standard Care after Pediatric Cardiac Surgery
M.S.D. Agus and Others | N Engl J Med 2012;367:1208-1219 | Published Online September 7, 2012

Brief Report: Use of Reprogrammed Cells to Identify Therapy for Respiratory Papillomatosis
H. Yuan and Others | N Engl J Med 2012;367:1220-1227


タイトルチェックではざっくりと、なんの話かだけ、わかればOKです。
この号は原著論文は短報Brief Reportも含めて、4本立て。
順に、
1. 前立腺がんの話
2. 喘息の話
3. 血糖コントロールの話
4. 呼吸器パピロマトーシスの話
です。
タイトルだけ見てるので、この程度のつかみ方で十分です。ここで"?"で気になれば、中を読めばいいだけですから。
読んでみたい論文、ありますか?

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タイトルチェック | 18:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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