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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
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がっかりでも載せる: N Engl J Med 2012;366:433-42.(Feb.2, 2012)
与えられた課題であれ、自分で見つけたテーマであれ、やってみて予想通りの結果を得られることはそうそうありません。でも、がっかりすることはありません。そういう「残念な結果」でも「拾う神」はいます。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

GAD65 Antigen Therapy in Recently Diagnosed Type 1 Diabetes Mellitus (N Engl J Med 2012;366:433-42.)

今回の論文のきっかけは、「ハテナ起点」ではなく、「仮説」で提示されています。

We hypothesized that alum-formulated GAD65 (GAD-alum) can preserve beta-cell function in patients with recent-onset type 1 diabetes. (N Engl J Med 2012;366:433-42.)

では早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

We hypothesized that alum-formulated GAD65 (GAD-alum) can preserve beta-cell function in patients with recent-onset type 1 diabetes. (N Engl J Med 2012;366:433-42.)

オーソドックスですが、自分の頭の中で命題をきちんと打ち立てるという意味でも、よい表現です。

METHODS

The primary outcome was the change in the stimulated serum C-peptide level (after a mixed-meal tolerance test) between the baseline visit and the 15-month visit. (N Engl J Med 2012;366:433-42.)

プライマリー・アウトカムが提示されています。続いてセカンダリー・アウトカムの記載もありますが、そちらはおまけです。

RESULTS

The stimulated C-peptide level declined to a similar degree in all study groups, and the primary outcome at 15 months did not differ significantly between the combined active-drug groups and the placebo group (P=0.10). (N Engl J Med 2012;366:433-42.)

プライマリー・アウトカムについては有意差が出ませんでした。

CONCLUSIONS

Treatment with GAD-alum did not significantly reduce the loss of stimulated C peptide or improve clinical outcomes over a 15-month period. (N Engl J Med 2012;366:433-42.)

結局、今回の検討では有意な結果を得られませんでした。

いかがでしたか?当然、この結果を目の当たりにしてがっくりはしたと思いますが、そこで「転んでもただじゃ起きない」精神が発動して、見事、NEJM掲載となっています。アブストラクトに残念なキモチを全くにじませてないところが、かえって「悔しかったんだろうなあ」という私の邪推を呼びました...

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 07:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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