■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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引き算で考える: N Engl J Med 2012;366:399-408. (Feb.2, 2012)
全く新しいことを思いつくのはなかなか大変です。そんなときには、今手持ちの情報を足したり引いたりしてみると妙案にたどりつくこともあります。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

ABVD Alone versus Radiation-Based Therapy in Limited-Stage Hodgkin's Lymphoma (N Engl J Med 2012;366:399-408.)

今回の論文のきっかけとなった「ハテナ起点」はこのあたりににじんでいます。

Chemotherapy alone may improve survival because it is associated with fewer late deaths. (N Engl J Med 2012; 366:399-408.)

可能性が五分五分のmayでしたね。これいけるかも、というチャレンジです。

では早速、アブストラクトを読んでいきます。

BACKGROUND

Chemotherapy plus radiation treatment is effective in controlling stage IA or IIA nonbulky Hodgkin's lymphoma in 90% of patients but is associated with late treatment-related deaths. (N Engl J Med 2012; 366:399-408.)

この表現は比較的まねしやすいです。plusを使ってもいい、というのは非常にありがたいですよ。

METHODS

The primary end point was 12-year overall survival. (N Engl J Med 2012; 366:399-408)

このパラグラフで最重要はこの文のみ。これを押さえて、次に進みます。

RESULTS

At 12 years, the rate of overall survival was 94% among those receiving ABVD alone, as compared with 87% among those receiving subtotal nodal radiation therapy (hazard ratio for death with ABVD alone, 0.50; 95% confidence interval [CI], 0.25 to 0.99; P=0.04); ... (N Engl J Med 2012; 366:399-408.)

前パラグラフにあったプライマリー・エンドポイントの答えがココにあります。ココでチェックするのは、ハザード比です。ABVD単独群の死亡ハザード比は0.50、95%CIでみても0.25-0.99ということです。95%CIに1が含まれてないことを確認してくださいね。これはなかなかいける結果ではないでしょうか?

CONCLUSIONS

Among patients with Hodgkin's lymphoma, ABVD therapy alone, as compared with treatment that included subtotal nodal radiation therapy, was associated with a higher rate of overall survival owing to a lower rate of death from other causes. (N Engl J Med 2012; 366:399-408.)

RESULTSの数字を文章化した内容になっています。

いかがでしたか?「引き算」の治療法でやってみた結果はなかなか有望でした。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 13:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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