■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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科別医療過誤リスクの評価(ただし米国): N Engl J Med 2011; 365:629-636.(August 18, 2011)
「隣の芝生は青い」と言いますが、自分の専門領域に邁進していても、ふと、他領域が魅力的に思えるときというのはあります。もちろん、その逆で、「これやっててよかった」と痛感するときもあるわけですが。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Malpractice Risk According to Physician Specialty (N Engl J Med 2011;365:629-36.)

今回の「ハテナ起点」はこのあたりに感じられます。

Data are lacking on the proportion of physicians who face malpractice claims in a year, the size of those claims, and the cumulative career malpractice risk according to specialty. (N Engl J Med 2011;365:629-36.)

では、早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

Data are lacking on the proportion of physicians who face malpractice claims in a year, the size of those claims, and the cumulative career malpractice risk according to specialty. (N Engl J Med 2011;365:629-36.)

malpractice 医療過誤

METHODS

For 25 specialties, we reported the proportion of physicians who had malpractice claims in a year, the proportion of claims leading to an indemnity payment (compensation paid to a plaintiff), and the size of indemnity payments. (N Engl J Med 2011;365:629-36.)

indemnity 賠償金

RESULTS

The proportion of physicians facing a claim each year ranged from 19.1% in neurosurgery, 18.9% in thoracic–cardiovascular surgery, and 15.3% in general surgery to 5.2% in family medicine, 3.1% in pediatrics, and 2.6% in psychiatry. (N Engl J Med 2011;365:629-36.)

長い文章ですが、from ... to ... を押さえます。多い方から並べてありますね。

CONCLUSIONS

It was estimated that by the age of 65 years, 75% of physicians in low-risk specialties had faced a malpractice claim, as compared with 99% of physicians in high-risk specialties. (N Engl J Med 2011;365:629-36.)

現役65歳までの間に、75-99%の医師が医療過誤の訴訟に直面するというのはかなりインパクトのある結果です。

CONCLUSIONS

The cumulative risk of facing a malpractice claim is high in all specialties, although most claims do not lead to payments to plaintiffs. (N Engl J Med 2011;365:629-36.)

plaintiffs 原告

いかがでしたか?法律用語も出てくる内容でした。それにしても、恐るべし!というのが感想です。こんな高率で訴訟されては、あえて医師になる覚悟も萎えそうです(ただし私の場合)。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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ABSTRACT | 07:52:21 | Trackback(0) | Comments(0)
アブストラクトで疾患概念をつかむ: N Engl J Med 2011; 365:620-628.(August 18, 2011)
疾患の病因探求をテーマにした論文を執筆しているのは、その領域の専門家です。論文全部を読破するのはしんどくても、アブストラクト250語くらいはなんとかなりますから、そこで、知識のエッセンスを吸収しましょう。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Interleukin-36–Receptor Antagonist Deficiency and Generalized Pustular Psoriasis (N Engl J Med 2011;365:620-8.)

今回の「ハテナ起点」はうっすらとこのあたりににじんでいます。

Generalized pustular psoriasis is a life-threatening disease of unknown cause. (N Engl J Med 2011;365:620-8.)

では、早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

Generalized pustular psoriasis is a life-threatening disease of unknown cause. (N Engl J Med 2011;365:620-8.)

Generalized pustular psoriasis 汎発性膿疱性乾癬

続く文で、この疾患についてまとめられています。

METHODS

We performed homozygosity mapping and direct sequencing in nine Tunisian multiplex families with autosomal recessive generalized pustular psoriasis. (N Engl J Med 2011;365:620-8.)

和文論文ではしばしば「主語」があいまいな文をみかけます。ここではしっかりと、Weを使ってますね。こういうところ、細かいですけど、自分が書くときのために、チェックしておきます。

RESULTS

We identified significant linkage to an interval of 1.2 megabases on chromosome 2q13-q14.1 and a homozygous missense mutation in IL36RN, encoding an interleukin-36–receptor antagonist (interleukin-36Ra), an antiinflammatory cytokine. (N Engl J Med 2011;365:620-8.)

この語は「統計」の裏付けがあるときに使われます。アブストラクト中に数値はなくても、本文には記載されています。

CONCLUSIONS

Aberrant interleukin-36Ra structure and function lead to unregulated secretion of inflammatory cytokines and generalized pustular psoriasis. (N Engl J Med 2011;365:620-8.)

lead to ~を引き起こす

いかがでしたか?疾患の骨子はつかめたのではないでしょうか?

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ABSTRACT | 06:42:18 | Trackback(0) | Comments(0)
知識を広げる: N Engl J Med 2011; 365:611-619.(August 18, 2011)
医学の世界は果てしなく広く、しかも時々刻々と進歩しているので、いつまでたっても、「知らないこと」は尽きません。知識を少しでも広げるには、未知なる領域に触れ続けることが有効です。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

A Mosaic Activating Mutation in AKT1 Associated with the Proteus Syndrome (N Engl J Med 2011;365:611-9.)

今回も「ハテナ起点」は明示されていません。

では、早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

The Proteus syndrome is characterized by the overgrowth of skin, connective tissue, brain, and other tissues. (N Engl J Med 2011;365:611-9.)

プロテウス症候群の説明が冒頭にきています。theがついていることもチェック。

METHODS

We performed exome sequencing of DNA from biopsy samples obtained from patients with the Proteus syndrome and compared the resultant DNA sequences with those of unaffected tissues obtained from the same patients. (N Engl J Med 2011;365:611-9.)

遺伝子関連の操作ではしばしばperformが使われていますね。

RESULTS

Mutant cell lines showed greater AKT phosphorylation than did control cell lines. (N Engl J Med 2011;365:611-9.)

日本語で考えていると落ちてしまいそうなdidです。忘れないように。

CONCLUSIONS

The Proteus syndrome is caused by a somatic activating mutation in AKT1, proving the hypothesis of somatic mosaicism and implicating activation of the PI3K–AKT pathway in the characteristic clinical findings of overgrowth and tumor susceptibility in this disorder. (N Engl J Med 2011;365:611-9.)

proveとhypothesisをセットでチェックしておきます。

いかがでしたか?私には初出のプロテウス症候群でした。わずかな量のアブストラクトですが、読めばその分、知識が増えたかな、という印象です。

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ABSTRACT | 06:10:37 | Trackback(0) | Comments(0)
食中毒の原因を突き止める: N Engl J Med 2011; 365:601-610. (August 18, 2011)
防げそうでなかなか防ぎきれないのが食中毒です。上手の手から水が漏れる、というのでしょうか。思わぬ死角から感染が拡大します。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Salmonella Typhimurium Infections Associated with Peanut Products (N Engl J Med 2011;365:601-10.)

今回も「ハテナ起点」は明示されていません。

では、早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

Contaminated food ingredients can affect multiple products, each distributed through various channels and consumed in multiple settings. (N Engl J Med 2011;365:601-10.)

ingredients 含有物

canが使われていますね。「canは潜在」(ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)、大西泰斗、ポール・マクベイ著、NHK出版)でしたね。「そういうリスクも秘めているんだよ」ということです。

METHODS

A case was defined as laboratory-confirmed infection with the outbreak strain of Salmonella Typhimurium occurring between September 1, 2008, and April 20, 2009. (N Engl J Med 2011;365:601-10.)

Salmonella Typhimurium ネズミチフス菌

RESULTS

Among 714 case patients identified in 46 states, 166 (23%) were hospitalized and 9 (1%) died. In study 1, illness was associated with eating any peanut butter (matched odds ratio, 2.5; 95% confidence interval [CI], 1.3 to 5.3), peanut butter–containing products (matched odds ratio, 2.2; 95% CI, 1.1 to 4.7), and frozen chicken products (matched odds ratio, 4.6; 95% CI, 1.7 to 14.7). (N Engl J Med 2011;365:601-10.)

オッズ比の数値がすごいですね。ここから、更に、ピーナッツバター関連に絞り込まれていきます。

RESULTS

Ingredient-driven outbreaks are challenging to detect and may lead to widespread contamination of numerous food products. (N Engl J Med 2011;365:601-10.)

ここではmayが使われています。mayは「閉ざされていない」というイメージです(「ハートで感じる英文法」より)。

いかがでしたか?食中毒の原因として食品含有物であったピーナッツバターを突き止めるのは非常に労力が要ったのではないでしょうか。

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ABSTRACT | 07:08:59 | Trackback(0) | Comments(0)
覚醒のモニタリング法を検討する: N Engl J Med 2011; 365:591-600 (August 18, 2011)
全身麻酔導入時と比較して、術中の覚醒度(麻酔深度)というのはなかなかわかりにくいものだと思います。
今回の論文は、そのモニタリングを検討した内容です。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Prevention of Intraoperative Awareness in a High-Risk Surgical Population (N Engl J Med 2011;365:591-600.)

今回は論文の元となった疑問である「ハテナ起点」は明示されていません。

では、早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

We tested the hypothesis that a protocol incorporating the electroencephalogram-derived bispectral index (BIS) is superior to a protocol incorporating standard monitoring of end-tidal anesthetic-agent concentration (ETAC) for the prevention of awareness. (N Engl J Med 2011;365:591-600.)

これから検討していく仮説がシンプルな文型で提示されています。オーソドックスではありますが、使いやすい型です。

METHODS

We conducted a prospective, randomized, evaluator-blinded trial at three medical centers. (N Engl J Med 2011;365:591-600.)

研究デザインです。評価者にのみブラインドの試験となっています。

RESULTS

A total of 7 of 2861 patients (0.24%) in the BIS group, as compared with 2 of 2852 (0.07%) in the ETAC group, who were interviewed postoperatively had definite intraoperative awareness (a difference of 0.17 percentage points; 95% confidence interval [CI], -0.03 to 0.38; P=0.98). (N Engl J Med 2011;365:591-600.)

術中に覚醒したかどうか、というのは、術後のインタビューで判断していたのですね。

CONCLUSIONS

The superiority of the BIS protocol was not established; contrary to expectations, fewer patients in the ETAC group than in the BIS group experienced awareness. (N Engl J Med 2011;365:591-600.)

なんとなく「残念感」がにじんでいますね...

いかがでしたか?術中のみならず、その人が覚醒しているかどうか、というのはなかなか難しい領域の判断になるのでは、と思います。

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ABSTRACT | 07:20:28 | Trackback(0) | Comments(0)

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