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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
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カルバマゼピンの話題をもうひとつ: N Engl J Med 2011;364(12):1134-43.
ひとつのテーマに関する論文を連ねて掲載することがNEJMではままあります。
この号でもカルバマゼピンによる皮膚障害についての論文がもうひとつ載っています。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

HLA-A*3101 and Carbamazepine-Induced Hypersensitivity Reactions in Europeans (N Engl J Med 2011;364:1134-43.)

今回の「ハテナ起点」はこのあたり。

The HLA-B*1502 allele has been shown to be strongly correlated with carbamazepine-induced Stevens–Johnson syndrome and toxic epidermal necrolysis (SJS–TEN) in the Han Chinese and other Asian populations but not in European populations. (N Engl J Med 2011;364:1134-43.)

"既知の事実, but ..."で疑問を提示するパターンですね。

では早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

Carbamazepine causes various forms of hypersensitivity reactions, ranging from maculopapular exanthema to severe blistering reactions. (N Engl J Med 2011;364:1134-43.)

カルバマゼピンが起こしうる皮膚障害についてざっと概説しています。

METHODS

We tested for an association between disease and HLA alleles through proxy single-nucleotide polymorphisms and imputation, confirming associations by high-resolution sequence-based HLA typing. (N Engl J Med 2011;364:1134-43.)

imputation 補間

遺伝子解析の専門用語なので、いい訳語が見つかりません。専門外の人は読み飛ばしても全体はつかめます。

RESULTS

Follow-up genotyping confirmed the variant as a risk factor for the hypersensitivity syndrome (odds ratio, 12.41; 95% confidence interval [CI], 1.27 to 121.03), maculopapular exanthema (odds ratio, 8.33; 95% CI, 3.59 to 19.36), and SJS–TEN (odds ratio, 25.93; 95% CI, 4.93 to 116.18). (N Engl J Med 2011;364:1134-43.)

結構な数値を示しているオッズ比が並んでいます。95%CIから見てもこれはかなりなことです。

CONCLUSIONS

The presence of the allele increased the risk from 5.0% to 26.0%, whereas its absence reduced the risk from 5.0% to 3.8%. (N Engl J Med 2011;364:1134-43.)

おもしろい結語になっています。この対立遺伝子があればリスクはこれくらい増えます、なければこれくらい減ります、といっています。なくてもリスクがゼロにはならないんですね。

いかがでしたか?前の論文と合わせて読むと人種間比較ができる構成となっています。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:39:51 | Trackback(0) | Comments(0)

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