■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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転んでもただでは起きない: N Engl J Med 2011;364(9):818-28.
途中経過によっては、研究半ばで終了せざるを得なくなる場合もあります。
そんな場合、それまで集めたデータをどうするか、そのあとのどのようにつないでいくか、というのも腕の見せ所ではあります。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Long-Term Effects of Intensive Glucose Lowering on Cardiovascular Outcomes (N Engl J Med 2011;364:818-28.)

今回は「ハテナ起点」は明示されていません。

では早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

This report describes the 5-year outcomes of a mean of 3.7 years of intensive glucose lowering on mortality and key cardiovascular events. (N Engl J Med 2011;364:818-28.)

この「5年」と「平均3.7年」の関係はどういうことなの、と思いながら続きを読みます。

METHODS

After termination of the intensive therapy, due to higher mortality in the intensive-therapy group, the target glycated hemoglobin level was 7 to 7.9% for all participants, who were followed until the planned end of the trial. (N Engl J Med 2011;364:818-28.)

最初のプロトコールの早期終了後、引き続き、予定期間まで観察を続けた、とあります。これが、5年と平均3.7年の内情となっていました。

RESULTS

Before the intensive therapy was terminated, the intensive-therapy group did not differ significantly from the standard-therapy group in the rate of the primary outcome (a composite of nonfatal myocardial infarction, nonfatal stroke, or death from cardiovascular causes) (P=0.13) but had more deaths from any cause (primarily cardiovascular) (hazard ratio, 1.21; 95% confidence interval [CI], 1.02 to 1.44) and fewer nonfatal myocardial infarctions (hazard ratio, 0.79; 95% CI, 0.66 to 0.95). (N Engl J Med 2011;364:818-28.)

ここに一次エンドポイントが書かれています。95%CIを見ても、強化治療群では明らかに死亡率が高くなっています。

These trends persisted during the entire follow-up period (hazard ratio for death, 1.19; 95% CI, 1.03 to 1.38; and hazard ratio for nonfatal myocardial infarction, 0.82; 95% CI, 0.70 to 0.96). (N Engl J Med 2011;364:818-28.)

全観察期間でもその傾向は変わらなかった、とあります。これは、強化治療期間の死亡率の影響が大きいためではないでしょうか?

CONCLUSIONS

Such a strategy cannot be recommended for high-risk patients with advanced type 2 diabetes. (N Engl J Med 2011;364:818-28.)

canが使われています。canの基本イメージは「潜在」(ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)、NHK出版、大西泰斗・ポール・マクベイ著)なので、「やってみたいかもしれないけど、それはなしね」という感じでしょうか。

いかがでしたか?このACCORD Study、何度か出てきていますね。切り口によって、如何様にもできますよ、という、研究デザインなんでしょうね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:21:01 | Trackback(0) | Comments(0)

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