■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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多種多様な環境から得るもの: N Engl J Med 2011;364(8):701-9.
生物多様性とか、多文化共有とか、ともかく、雑多なモノに触れることで得るモノは大きいようです。
ヒトの健康にとってはどうでしょうか?

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Exposure to Environmental Microorganisms and Childhood Asthma (N Engl J Med 2011;364:701-9.)

今回も「ハテナ起点」は明示されていません。

では、早速、アブストラクトを読んでいきます。

BACKGROUND

Children who grow up in environments that afford them a wide range of microbial exposures, such as traditional farms, are protected from childhood asthma and atopy. (N Engl J Med 2011;364:701-9.)

現在形でずばっと書き出しています。もうこのことは「既成事実」という扱いです。

METHODS

In two cross-sectional studies, we compared children living on farms with those in a reference group with respect to the prevalence of asthma and atopy and to the diversity of microbial exposure. (N Engl J Med 2011;364:701-9.)

研究デザインについて述べています。2つの横断研究によって解析しています。

In the other study ― GABRIELA (Multidisciplinary Study to Identify the Genetic and Environmental Causes of Asthma in the European Community [GABRIEL] Advanced Study) ― samples of settled dust from children's rooms were evaluated for bacterial and fungal taxa with the use of culture techniques. (N Engl J Med 2011;364:701-9.)

taxa 分類群(単数形はtaxon)

RESULTS

In both studies, children who lived on farms had lower prevalences of asthma and atopy and were exposed to a greater variety of environmental microorganisms than the children in the reference group. (N Engl J Med 2011;364:701-9.)

結果を総括した一文となっています。

In turn, diversity of microbial exposure was inversely related to the risk of asthma (odds ratio for PARSIFAL, 0.62; 95% confidence interval [CI], 0.44 to 0.89; odds ratio for GABRIELA, 0.86; 95% CI, 0.75 to 0.99). (N Engl J Med 2011;364:701-9.)

オッズ比が出てきました。95%CIに1が含まれていないことを、チェックしてくださいね。(1が含まれていない、つまり有意である、ということです。)

CONCLUSIONS

Children living on farms were exposed to a wider range of microbes than were children in the reference group, and this exposure explains a substantial fraction of the inverse relation between asthma and growing up on a farm. (N Engl J Med 2011;364:701-9.)

「農村部で育つ」ということが「多種多様な微生物に曝露される」ということ、さらに、喘息と逆相関にある、とうことを示した論文でした。

いかがでしたか?多種多様な微生物がいいからといって、決して「汚部屋推奨」ではないので、注意しましょう。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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ABSTRACT | 06:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
パンデミックインフルエンザワクチンの評価: N Engl J Med 2011;364(7):638-47.
新型インフルエンザで右往左往した2009年も、今は昔、という感じになってきましたが、
ワクチン評価の論文がNEJMに掲載されました。

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

Safety of Influenza A (H1N1) Vaccine in Postmarketing Surveillance in China (N Engl J Med 2011;364:638-47.)

今回は「ハテナ起点」の記載はありません。

では、早速、アブストラクトを読んでいきます。

BACKGROUND

We aimed to assess the safety of this vaccination program. (N Engl J Med 2011;364:638-47.)

オーソドックスにここで目的を述べています。

METHODS

We designed a plan for passive surveillance for adverse events after immunization with the influenza A (H1N1) vaccine. (N Engl J Med 2011;364:638-47.)

下線部の詳細については、この文の次から説明が加えられています。

RESULTS

A total of 89.6 million doses of vaccine were administered from September 21, 2009, through March 21, 2010, and 8067 vaccinees reported having an adverse event, for a rate of 90.0 per 1 million doses. (N Engl J Med 2011;364:638-47.)

有害事象の発生率を最初に述べています。100万接種あたり90.0件でした。

Eleven cases of the Guillain–Barré syndrome were reported, for a rate of 0.1 per 1 million doses, which is lower than the background rate in China. (N Engl J Med 2011;364:638-47.)

ギラン・バレー症候群については11例の報告でした。

CONCLUSIONS

No pattern of adverse events that would be of concern was observed after the administration of influenza A (H1N1) vaccine, nor was there evidence of an increased risk of the Guillain–Barré syndrome. (N Engl J Med 2011;364:638-47.)

一文の結論です。「パンデミックインフルエンザワクチンは特に問題ない」ということでした。

いかがでしたか?同じアジア人種での報告ではありますが、日本ではどうだったのか、というのも知りたいところです。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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ABSTRACT | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
細かく言い換えていく: N Engl J Med 2011;364(7):627-637.
NEJM掲載のアブストラクトを読んでいると、同じ言い回しを淡々と連用しているものもあれば、繰り返しを注意深く避けようとして書いたものもあることに気がつきます。
今回のアブストラクトはどうでしょうか?

下記のタイトルをクリックするとアブストラクトが開きます。

NFKBIA Deletion in Glioblastomas (N Engl J Med 2011;364:627-637.)

今回は「ハテナ起点」は明示されていません。

では、早速、アブストラクトを読んでいきましょう。

BACKGROUND

We hypothesized that deletion of NFKBIA (encoding nuclear factor of κ-light polypeptide gene enhancer in B-cells inhibitor-α), an inhibitor of the EGFR-signaling pathway, promotes tumorigenesis in glioblastomas that do not have alterations of EGFR. (N Engl J Med 2011;364:627-637.)

tumorigenesis 腫瘍形成

tumor + genesis(作る)でできあがっている語です。

METHODS

We studied the tumor-suppressor activity of NFKBIA in tumor-cell culture. (N Engl J Med 2011;364:627-637.)

ここは「ひとつに定まる」という意味で"the"になります。

RESULTS

Deletion and low expression of NFKBIA were associated with unfavorable outcomes. (N Engl J Med 2011;364:627-637.)

この下線部、結語ではどのように記述されているでしょうか?

CONCLUSIONS

Deletion of NFKBIA has an effect that is similar to the effect of EGFR amplification in the pathogenesis of glioblastoma and is associated with comparatively short survival. (N Engl J Med 2011;364:627-637.)

言い換えているのがわかりますね!

いかがでしたか?このように、表現の変化を拾っていくと、自分の英語力も広がっていきますね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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ABSTRACT | 18:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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