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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

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事実中心に書く: N Engl J Med 2010;362:306-13.
今回の論文は、子宮収縮モニタリングについて体外からやるか体内からやるかに2つを比較検討した内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Outcomes after Internal versus External Tocodynamometry for Monitoring Labor (N Engl J Med 2010;362:306-13.)

ハテナ起点はこちら。
However, few data are available to test this hypothesis. (N Engl J Med 2010;362:306-13.)

では、抄録を読んでいきましょう。


BACKGROUND

It has been hypothesized that internal tocodynamometry, as compared with external monitoring, may provide a more accurate assessment of contractions and thus improve the ability to adjust the dose of oxytocin effectively, resulting in fewer operative deliveries and less fetal distress (N Engl J Med 2010;362:306-13.)

tocodynamometry 子宮収縮モニタリング

may provideとmayを使っているので、この仮説の正しさは五分五分だと著者らが考えていることがわかります。

METHODS

We performed a randomized, controlled trial in six hospitals in the Netherlands to compare internal tocodynamometry with external monitoring of uterine activity in women for whom induced or augmented labor was required. (N Engl J Med 2010;362:306-13.)

induced or augmented labor 誘発された、あるいは促進された陣痛

RESULTS

Secondary outcomes did not differ significantly between the two groups. (N Engl J Med 2010;362:306-13.)
 比較の定番表現です。

CONCLUSIONS

Internal tocodynamometry during induced or augmented labor, as compared with external monitoring, did not significantly reduce the rate of operative deliveries or of adverse neonatal outcomes. (N Engl J Med 2010;362:306-13.)
 RESULTS部分のまとめ、といった感があります。事実を淡々と書く、という抄録のパターンです。

 毎回抄録部分を読んでいますが、結論にある程度著者の意向が反映されているタイプと厳密に事実のみを載せるものとがありますね。もしかすると、お国ぶりなどもあるのかもしれませんね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

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ABSTRACT | 08:17:45 | Trackback(0) | Comments(0)
メキシコでのロタワクチン効果評価: N Engl J Med 2010;362:299-305.
The New England Journal of Medicine Jan. 28号はさながら、ロタワクチン特集のようです。
今回は、メキシコでのロタワクチンの効果を検証した論文です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Effect of Rotavirus Vaccination on Death from Childhood Diarrhea in Mexico (N Engl J Med 2010;362:299-305.)

今回はハテナ起点ははっきりしません。

では、早速抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

A phased introduction of a monovalent rotavirus vaccine occurred in Mexico from February 2006 through May 2007. (N Engl J Med 2010;362:299-305.)
 この言い回しは日本語離れしていておもしろいです。An introduction occurredでチェックしておきます。

METHODS

We obtained data on deaths from diarrhea, regardless of cause, from January 2003 through May 2009 in Mexican children under 5 years of age. (N Engl J Med 2010;362:299-305.)

regardless of cause 原因によらず

RESULTS

As compared with baseline, diarrhea-related mortality was 29% lower for children between the ages of 12 and 23 months, few of whom were age-eligible for vaccination. (N Engl J Med 2010;362:299-305.)

age-eligible for vaccination ワクチン接種の適応となる年齢

CONCLUSIONS

After the introduction of a rotavirus vaccine, a significant decline in diarrhea-related deaths among Mexican children was observed, suggesting a potential benefit from rotavirus vaccination. (N Engl J Med 2010;362:299-305.)
 この言い回しも使えそうですね。チェック。

今回の論文は死亡率の比較でロタワクチンを評価していました。かなり有望な結果だと思います。

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ABSTRACT | 10:42:22 | Trackback(0) | Comments(0)
ロタウイルスワクチンの効果検証: N Engl J Med 2010;362-289-98.
流行する感染症への対策としてワクチンは有用です。
今回の論文は、乳幼児に重篤な健康被害を生じうるロタウイルスに対するワクチンに関する検討です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Effect of Human Rotavirus Vaccine on Severe Diarrhea in African Infants (N Engl J Med 2010;362:289-98.)

今回のハテナ起点はこのあたり。
Data are needed to assess the efficacy of the rotavirus vaccine in African children. (N Engl J Med 2010;362:289-98.)

では、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Data are needed to assess the efficacy of the rotavirus vaccine in African children. (N Engl J Med 2010;362:289-98.)
前文でworldwideとして、ここでAfricaに焦点を絞り込んでいます。クローズアップ効果で読者の意識を集めていますね。

METHODS

Healthy infants were randomly assigned in a 1:1:1 ratio to receive two doses of vaccine (in addition to one dose of placebo) or three doses of vaccine ― the pooled vaccine group ― or three doses of placebo at 6, 10, and 14 weeks of age. (N Engl J Med 2010;362:289-98.)

at 6, 10, and 14 weeks of age 生後6,10,14週で

RESULTS

Of the 4417 infants included in the per-protocol efficacy analysis, severe rotavirus gastroenteritis occurred in 4.9% of the infants in the placebo group and in 1.9% of those in the pooled vaccine group (vaccine efficacy, 61.2%; 95% confidence interval, 44.0 to 73.2). (N Engl J Med 2010;362:289-98.)

 in the per-protocol efficacy analysis 実際にワクチン接種を受けた対象者での分析

CONCLUSIONS

Human rotavirus vaccine significantly reduced the incidence of severe rotavirus gastroenteritis among African infants during the first year of life. (N Engl J Med 2010;362:289-98.)

incidence 発生

ロタワクチンは有望なようですね。安全性と有効性が確認されれば、ロタ感染が生命の危険に直結する地域で優先的に接種活動が行われることを希望します。

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ABSTRACT | 06:23:06 | Trackback(0) | Comments(0)
週イチ統計を読む: N Engl J Med 2010;362:197-205.
The New England Journal of Medicine掲載の論文を題材に、統計の勉強をします。
今回取り上げたのは、先週号のこちら。
クリックすると抄録が開きます。
Treatment with Monoclonal Antibodies against Clostridium difficile Toxins (N Engl J Med 2010;362:197-205.)
残念ながら、全文無料閲覧ではないので、図書館などでごらんください。

では、いつものとおり、参考図書は、臨床医による臨床医のための本当はやさしい臨床統計―一流論文に使われる統計手法はこれだ! (EBMライブラリー)です。
この本に従って、DPESで読んでいきましょう。
(DEPESを忘れちゃいましたって?ではこれを。

「統計の読み解き」方法を確認しましょう(「やさしい臨床統計」より)
1) 研究デザインの確認
2) パワー計算
3) 一次エンドポイントの確認
4) 統計解析のパターン確認

なかなか覚えにくいので、この際、頭文字をつなげて、
Design-Power-Endpoint-Staticsで、DPES(ディーペス)とでもしますか。

と、前々回あたりの「週イチ統計」で勝手に命名しました。)

1)研究デザインの確認

We now report a phase 2 randomized, double-blind, placebo-controlled trial of the efficacy of CDA1 plus CDB1 in preventing the recurrence of C. difficile infection. (N Engl J Med 2010;362:197-205.)

 本文の導入部分に書かれた文です。ランダム化比較試験であるとわかります。

2)パワー計算

The target study enrollment of 200 patients was based on an ability to observe a reduction in recurrence rates from 20% in the placebo group to 6% in the antibody group with a power of 80%. (N Engl J Med 2010;362:197-205.)

 丁寧に記されています。ここではパワーすなわち統計学的検出力を80%としています。

3)一次エンドポイントの確認

The primary end point, which was the recurrence of C. difficile infection, was defined as a new episode of diarrhea associated with a new positive stool toxin test after the resolution of the initial CDI diarrheal episode and after discontinuation of metronidazole or vancomycin. (N Engl J Med 2010;362:197-205.)

 C.difficile感染の再発が一次エンドポイントですが、さらにその定義についても記載されています。

4)統計解析のパターン確認

We analyzed primary and secondary efficacy end points (as prespecified in the statistical-analysis plan) on the intention-to-treat principle and included all patients who underwent randomization (see the Methods section in the Supplementary Appendix).(中略)Nominal variables were compared between the study groups with the use of a two-sided Fisher's exact test with 95% confidence intervals. Continuous variables were compared with the use of a two-sided t-test. Kaplan–Meier plots were used to analyze time-to-event variables, which were compared by means of log-rank tests.

 こちらもまた、きちんと記載されています。

なかなかDPES全てを記載した論文は、実は少ないのですが、今回はきちんとしてました。それだけでも信頼度はアップしますね。

内容まで踏み込みたいところですが、今日はここまでです。
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Further Reading | 16:04:13 | Trackback(0) | Comments(0)
NEJM Podcasting: Jan.21, 2010
NEJMのオーディオサマリーを聞いて、耳を鍛えましょう。
冒頭のヘッドライン部分はわずか1分足らず。しかも、スクリプトが掲載されています。
これなら聞き取れますね。

NEJMのオーディオサマリーは、NEJMのサイトやpodcastingで聞くことができます。

では早速、今週号を聞き取ってみましょう。
いつもの通り、スクリプトと異なって読まれている部分を赤字で示します。

This audio summary is sponsored by Medtronic, innovating for life, committing to changing the way the world treats chronic disease. Learn more at medtronic.com. Welcome to the New England Journal of Medicine audio summary for the week This summary covers the issue of January 21, 2010. I'm Dr Michael Bierer. This week's issue features Featured are articles on treatment with monoclonal antibodies against Clostridium difficile toxins infection, skeletal dysplasia and the Golgi apparatus, and left ventricular filling in emphysema and airflow obstruction; review articles on systolic heart failure and on Williams–Beuren syndrome; a case report of a man with abdominal and flank pain; and Perspective articles on erythropoiesis-stimulating agents and on accelerating the use of electronic health records in physician practices.

オーディオサマリーは比較的ゆっくり読まれていますから、聞き流してみてください。すでに読んだ記事ならわかりやすく感じますよ

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PODCAST | 06:27:23 | Trackback(0) | Comments(0)
ここでも喫煙の影響が: N Engl J Med 2010;362:217-27.
喫煙による肺障害は周知の事実ですが、それが心機能にまで影響するとは重大です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Percent Emphysema, Airflow Obstruction, and Impaired Left Ventricular Filling (N Engl J Med 2010;362:217-27.)

今回はハテナ起点ではなく、仮説の形で提示されています。

We hypothesized that emphysema, as detected on computed tomography (CT), and airflow obstruction are inversely related to left ventricular end-diastolic volume, stroke volume, and cardiac output among persons without very severe lung disease. (N Engl J Med 2010;362:217-27.)

では、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

We hypothesized that emphysema, as detected on computed tomography (CT), and airflow obstruction are inversely related to left ventricular end-diastolic volume, stroke volume, and cardiac output among persons without very severe lung disease. (N Engl J Med 2010;362:217-27.)

inversely related 逆の相関、負の相関
 ここでinverselyを使うことをチェック。

METHODS

We measured left ventricular structure and function with the use of magnetic resonance imaging in 2816 persons who were 45 to 84 years of age. (N Engl J Med 2010;362:217-27.)

who were 45 to 84 years of age 45歳から84歳の人
 どこかで使えそうな表現です。

RESULTS

These associations were of greater magnitude among current smokers than among former smokers and those who had never smoked. (N Engl J Med 2010;362:217-27.)

of greater magnitude より強く(認められた)
 "of the first magnitude"は、「一流の、最上級の」という意味になります。

CONCLUSIONS

In a population-based study, a greater extent of emphysema on CT scanning and more severe airflow obstruction were linearly related to impaired left ventricular filling, reduced stroke volume, and lower cardiac output without changes in the ejection fraction. (N Engl J Med 2010;362:217-27.)
この"without"の使い方は参考になります。

恐るべしタバコ、という内容でした。肺に影響すれば心にも、というのは想定範囲内のことではありますが、データとして出してきたことに意義があります。

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ABSTRACT | 06:27:23 | Trackback(0) | Comments(0)
病態モデルの遺伝子解析: N Engl J Med 2010;362:206-16.
疾患の病因を探るには臨床所見からいく方向と基礎解析から進む方向があります。
今回は、病態モデルマウスの遺伝子解析から情報を得ようとする内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Lethal Skeletal Dysplasia in Mice and Humans Lacking the Golgin GMAP-210 (N Engl J Med 2010;362:206-16.)

今回のハテナ起点ははっきりしません。

では、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Establishing the genetic basis of phenotypes such as skeletal dysplasia in model organisms can provide insights into biologic processes and their role in human disease. (N Engl J Med 2010;362:206-16.)

can provide insights into ~を知る上での手がかりとなる
 使ってみたい表現です。

METHODS

We screened mutagenized mice and observed a neonatal lethal skeletal dysplasia with an autosomal recessive pattern of inheritance. (N Engl J Med 2010;362:206-16.)
 ここに"a""an"が使われているのをチェック。自分で書くときには迷いそうです。

RESULTS

Sequence analysis revealed loss-of-function mutations in the 10 unrelated patients with achondrogenesis type 1A whom we studied. (N Engl J Med 2010;362:206-16.)

revealed 明らかにした
 使いやすい動詞です。

CONCLUSIONS

The identification of a mutation affecting GMAP-210 in mice, and then in humans, as the cause of a lethal skeletal dysplasia underscores the value of screening for abnormal phenotypes in model organisms and identifying the causative mutations. (N Engl J Med 2010;362:206-16.)

underscores 強調する

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ABSTRACT | 06:32:27 | Trackback(0) | Comments(0)
腸管分泌型ならなおよしか?: N Engl J Med 2010;362:197-205.
免疫機能が低下した患者さんにとってはC. difficileは難敵です。治療に難渋することもまれではありません。
今回の治療法は福音となる可能性があります。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Treatment with Monoclonal Antibodies against Clostridium difficile Toxins (N Engl J Med 2010;362:197-205.)

今回のはてな起点はこのあたり。

New therapies are needed to manage the increasing incidence, severity, and high rate of recurrence of Clostridium difficile infection. (N Engl J Med 2010;362:197-205.)

では、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

New therapies are needed to manage the increasing incidence, severity, and high rate of recurrence of Clostridium difficile infection (N Engl J Med 2010;362:197-205.)
 シンプルに直球勝負、という感じがする書き出しです。

METHODS

The primary outcome was laboratory-documented recurrence of infection during the 84 days after the administration of monoclonal antibodies or placebo. (N Engl J Med 2010;362:197-205.)

during the 84 days 12週間

RESULTS

At least one serious adverse event was reported by 18 patients in the antibody group and by 28 patients in the placebo group (P=0.09). (N Engl J Med 2010;362:197-205.)
 この文などは受動態でなくてもよさそうですが。著者の好みでしょうかね。

CONCLUSIONS

The addition of monoclonal antibodies against C. difficile toxins to antibiotic agents significantly reduced the recurrence of C. difficile infection. (N Engl J Med 2010;362:197-205.)
 RESULTSの記載と重なります。

C. difficileに標的を絞った治療法が一般的になれば非常に有用だと思います。

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ABSTRACT | 10:34:50 | Trackback(0) | Comments(0)
NEJM Podcasting: Jan.14, 2010
しばらくぶりにNEJMのpodcastingを聞いたら、またスポンサーがついていてびっくりしました。
今回はMedtronicです。このスポンサー広告部分が冒頭にあって、結構早口です。ただ、スポンサーサイトのバナーも貼られているので、そこの文章を読んでおくと、聞き取りもなんとかなります。

Supplement to the New England Journal of Medicine, Vol. 362, No. 2.
(リンクはNEJMのサイトに貼ってあります。)

では、サイトにあるスクリプトを参考に、ヘッドライン部分を聞いてみます。
いつものようにスクリプトと異なって読まれている部分は赤字で示します。

This audio summary is sponsored by Medtronic, innovating for life, committing to changing the way the world treats chronic disease. Learn more at medtoronic.com. Welcome to the New England Journal of Medicine audio summary for the week This summary covers the issue of January 14, 2010. I'm Dr Michael Bierer. This week's issue features Featured are articles on the use of mental health services among U.S. Army wives, morphine use after combat injury in Iraq and PTSD, ustekinumab versus etanercept for moderate-to-severe psoriasis, preoperative biliary drainage for pancreatic cancer, tracheal allotransplantation after withdrawal of immunosuppressive therapy, and progenitor cells of prostate cancer; a review article on nosocomial bacterial meningitis; a case report of a man with hypertension, hyperglycemia, and edema; and Perspective articles on “play-or-pay” insurance reforms for employers, on uncomfortable arithmetic whom to cover versus what to cover and expanding health insurance coverage, and ranking 37th on measuring the performance of the U.S. health care system.

commitのあとは-ingが続くんですね。勉強になりました。

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PODCAST | 06:30:21 | Trackback(0) | Comments(0)
発想の転換: N Engl J Med 2010;362:138-45.
自分の体内で、移植臓器のコンディションを整える、というのは興味深いアプローチです。
今回はBRIEF REPORTなので、サマリーを読んでいきます。
下記のタイトルをクリックするとサマリーが開きます。

Tracheal Allotransplantation after Withdrawal of Immunosuppressive Therapy (N Engl J Med 2010;362:138-45.)

では、順に読んでいきましょう。

Reconstruction of long-segment tracheal defects requires a vascularized allograft. (N Engl J Med 2010;362:138-45.)
 ここがBACKGROUNDに該当する文です。

We report successful tracheal allotransplantation after indirect revascularization of the graft in a heterotopic position. (N Engl J Med 2010;362:138-45.)
 この「別の部位で」というのがこの報告のポイントです。

Immunosuppressive therapy was administered before the operation, and the tracheal allograft was wrapped in the recipient's forearm fascia. (N Engl J Med 2010;362:138-45.)
 前文の「別の部位」は前腕だとわかります。

Once revascularization was achieved, the mucosal lining was replaced progressively with buccal mucosa from the recipient. (N Engl J Med 2010;362:138-45.)
 レシピエントの頬粘膜で粘膜層を置換しています。

At 4 months, the tracheal chimera was fully lined with mucosa, which consisted of respiratory epithelium from the donor and buccal mucosa from the recipient. (N Engl J Med 2010;362:138-45.)
 4カ月で移植臓器のコンディションは整っています。

After withdrawal of immunosuppressive therapy, the tracheal allograft was moved to its correct anatomical position with an intact blood supply. (N Engl J Med 2010;362:138-45.)
 ここで、移植すべき位置に移動です。

No treatment-limiting adverse effects occurred.(N Engl J Med 2010;362:138-45.)
 支障のある副反応はありませんでした。

ビデオも供覧されています。この領域もどんどん発展していきますね。

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ABSTRACT | 06:15:45 | Trackback(0) | Comments(0)
視点を変えて検討する: N Engl J Med 2010;362:129-37.
治療法として「よい」とされているものも、視点を変えてみると新たな問題が浮かび上がってきます。
今回は、膵癌の術前ドレナージの可否についての検討です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Preoperative Biliary Drainage for Cancer of the Head of the Pancreas (N Engl J Med 2010:362:129-37.)

今回のはてな起点はこちら。

The benefits of preoperative biliary drainage, which was introduced to improve the postoperative outcome in patients with obstructive jaundice caused by a tumor of the pancreatic head, are unclear. (N Engl J Med 2010:362:129-37.)

では、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

The benefits of preoperative biliary drainage, which was introduced to improve the postoperative outcome in patients with obstructive jaundice caused by a tumor of the pancreatic head, are unclear. (N Engl J Med 2010:362:129-37.)
 サンドウィッチ形式のハテナ表現です。間に、既知の事項がはさまっています。

METHODS

Patients with obstructive jaundice and a bilirubin level of 40 to 250 µmol per liter (2.3 to 14.6 mg per deciliter) were randomly assigned to undergo either preoperative biliary drainage for 4 to 6 weeks, followed by surgery, or surgery alone within 1 week after diagnosis. (N Engl J Med 2010:362:129-37.)
"a"を使うことに注目。単純な表現ですが、意外に迷います。

RESULTS

Mortality and the length of hospital stay did not differ significantly between the two groups. (N Engl J Med 2010:362:129-37.)

did not differ significantly between the two groups 2群間で有意差はなかった
 動詞を使った「有意差表現」です。

CONCLUSIOUS

Routine preoperative biliary drainage in patients undergoing surgery for cancer of the pancreatic head increases the rate of complications. (N Engl J Med 2010:362:129-37.)
 タイトルでは"cancer of the head of the pancreas"となっています。

 この結論を理由として「術前減黄術は不要」とするのは問題があるかと思います。研究の一次アウトカムが「合併症発生率」というところの是非が問われます。減黄術自体が、合併症リスクをある程度含んだ手技ですから。むしろ、一次アウトカムではないですが、減黄術の有無によって入院期間が変わらなかったというところに注目したいです。入院期間に減黄術に要する4-6週を含んでいるのであれば(そこまでは抄録には記載がありません)術後の回復はこの群の方が早かったと考えられるのではないでしょうか。

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ABSTRACT | 06:39:49 | Trackback(0) | Comments(0)
既知から未知への転換表現: N Engl J Med 2010:362:118-28.
論文では、まず既知の事実を出して読み手の中に背景を作り、そこに未知の「ハテナ起点」をつないで展開していきます。下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Comparison of Ustekinumab and Etanercept for Moderate-to-Severe Psoriasis (N Engl J Med 2010;362:118-28.)

今回の「ハテナ起点」はこちら。

Biologic agents offer a range of new therapeutic options for patients with psoriasis; however, the relative benefit–risk profiles of such therapies are not well known. (N Engl J Med 2010;362:118-28.)

では、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Biologic agents offer a range of new therapeutic options for patients with psoriasis; however, the relative benefit–risk profiles of such therapies are not well known. (N Engl J Med 2010;362:118-28.)
 いつもの「ハテナパターン」です。howeverで前文をひっくり返して、not well knownで「ハテナ起点」を提示します。

METHODS

The primary end point was the proportion of patients with at least 75% improvement in the psoriasis area-and-severity index (PASI) at week 12; a secondary end point was the proportion with cleared or minimal disease on the basis of the physician's global assessment. (N Engl J Med 2010;362:118-28.)

global assessment 全体的評価、概括評価
 こんなところにもglobalを使うんですね。

RESULTS

Similarly, 65.1% of patients who received 45 mg of ustekinumab and 70.6% of patients who received 90 mg of ustekinumab had cleared or minimal disease according to the physician's global assessment, as compared with 49.0% of those who received etanercept (P<0.001 for both comparisons). (N Engl J Med 2010;362:118-28.)

Similarly 同様に
 抄録で見かけることは少ない語なので取り上げました。

CONCLUSIONS

The efficacy of ustekinumab at a dose of 45 or 90 mg was superior to that of high-dose etanercept over a 12-week period in patients with psoriasis. (N Engl J Med 2010;362:118-28.)

was superior to  ~より優れていた

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

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ABSTRACT | 06:39:14 | Trackback(0) | Comments(0)
戦傷後PTSDに関する報告: N Engl J Med 2010;362:110-7.
前回に続いて、従軍兵士に関連した報告です。
従軍中に負傷した兵士のメンタル問題を取り扱っています。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Morphine Use after Combat Injury in Iraq and Post-Traumatic Stress Disorder (N Engl J Med 2010;362:110-7.)

今回はハテナ起点はありません。

では、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Pharmacotherapy in the aftermath of serious physical injury or exposure to traumatic events may be effective for the secondary prevention of PTSD. (N Engl J Med 2010;362:110-7.)

aftermath 余波

METHODS

Complete data on medications administered were available for all personnel selected. (N Engl J Med 2010;362:110-7.)
 日常会話でも使いますね。

RESULTS

Among the 696 patients studied, 243 received a diagnosis of PTSD and 453 did not. (N Engl J Med 2010;362:110-7.)

received a diagnosis of PTSD PTSDの診断を受けた
 「診断された」の表現バリエーションとしてチェック。

CONCLUSIONS

Our findings suggest that the use of morphine during trauma care may reduce the risk of subsequent development of PTSD after serious injury. (N Engl J Med 2010;362:110-7.)

Our findings suggest that 私たちの所見から~と示唆される
 これは頻出表現ですね。

 重篤な外傷時には早期にモルヒネ投与を行い、苦痛の軽減を図ることが、PTSD対策に有効なようですね。「苦痛の緩和」というのはあらゆる治療についてもっと積極的に考えることとなっていきそうです。

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ABSTRACT | 06:41:44 | Trackback(0) | Comments(0)
アメリカならではのスタディ: N Engl J Med 2010;362:101-9.
イラク、アフガニスタン派兵の経験を持つアメリカならではのスタディが掲載されています。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Deployment and the Use of Mental Health Services among U.S. Army Wives (N Engl J Med 2010;362:101-9.)

今回のハテナ起点はこちら。

The effect of deployment on mental health in military spouses is largely unstudied. (N Engl J Med 2010;362:101-9.)

では、早速抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Military operations in Iraq and Afghanistan have involved the frequent and extended deployment of military personnel, many of whom are married. (N Engl J Med 2010;362:101-9.)

deployment 配備

The effect of deployment on mental health in military spouses is largely unstudied. (N Engl J Med 2010;362:101-9.)
 この表現は初出かもしれません。チェック。

METHODS

After adjustment for the sociodemographic characteristics and the mental health history of the wives, as well as the number of deployments of the personnel, we compared mental health diagnoses according to the number of months of deployment in Operation Iraqi Freedom in the Iraq–Kuwait region and Operation Enduring Freedom in Afghanistan during the same period. (N Engl J Med 2010;362:101-9.)

Operation Iraqi Freedom in the Iraq–Kuwait region イラクークウェート領域のイラクの自由作戦
Operation Enduring Freedom in Afghanistan 不朽の自由作戦
 
RESULTS

The deployment of spouses and the length of deployment were associated with mental health diagnoses. (N Engl J Med 2010;362:101-9.)

were associated with 統計学的関連があった

CONCLUSIONS

Prolonged deployment was associated with more mental health diagnoses among U.S. Army wives, and these findings may have relevance for prevention and treatment efforts. (N Engl J Med 2010;362:101-9.)

have relevance ~に関連がある
 この表現は要チェック。

日本ではなかなかできないスタディでした。家族のストレスたるや想像に余りあります。ストレス防止策は、なんといっても戦争のない平和な社会です。

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ABSTRACT | 06:38:17 | Trackback(0) | Comments(0)
新型インフルエンザ再び: N Engl J Med 2010;362:27-35.
若年者が終わったら、次は成人の大流行が来るのでは、と予想されている新型インフルエンザですが、データもいろいろと蓄積されてきました。
今回の論文は、妊娠中や周産期での感染に関するデータをまとめた報告です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Severe 2009 H1N1 Influenza in Pregnant and Postpartum Women in California (N Engl J Med 2010;362:27-35.)

新型関連の論文は全文無料閲覧なのがありがたいです。

今回はハテナ起点はありません。

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Like previous epidemic and pandemic diseases, 2009 pandemic influenza A (H1N1) may pose an increased risk of severe illness in pregnant women. (N Engl J Med 2010;362:27-35.)

pose (疑問などを)提出する
 ロングマン現代英英辞典4訂増補版には次のように書かれています。

CAUSE PROBLEM to exist in a way that may cause a problem, danger, difficulty etc
 pose a riskとしてチェックしておきます。

METHODS

Statewide surveillance for patients who were hospitalized with or died from 2009 H1N1 influenza was initiated by the California Department of Public Health. (N Engl J Med 2010;362:27-35.)

were hospitalized with  ~で入院した
died from ~で死亡した
 それぞれ前置詞に注意しておきます。

RESULTS

As compared with early antiviral treatment (administered ≤2 days after symptom onset) in pregnant women, later treatment was associated with admission to an intensive care unit (ICU) or death (relative risk, 4.3). (N Engl J Med 2010;362:27-35.)
 対の表現です。

CONCLUSIONS

2009 H1N1 influenza can cause severe illness and death in pregnant and postpartum women; regardless of the results of rapid antigen testing, prompt evaluation and antiviral treatment of influenza-like illness should be considered in such women. (N Engl J Med 2010;362:27-35.)
"can"を使っていますから、「時として」という感触でしょうか。ただし、人命にかかわることですから、canであってもおろそかにはできません。

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ABSTRACT | 20:10:32 | Trackback(0) | Comments(0)
消毒薬の比較: N Engl J Med 2010;362:18-26.
今週号のThe New England Journal of Medicineは、消毒薬関連の話題が続きます。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Chlorhexidine–Alcohol versus Povidone–Iodine for Surgical-Site Antisepsis (N Engl J Med 2010;362:18-26.)

今回は、ハテナ起点ではなく、仮説で示しています。
We hypothesized that preoperative skin cleansing with chlorhexidine–alcohol is more protective against infection than is povidone–iodine. (N Engl J Med 2010;362:18-26.)

では、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Since the patient's skin is a major source of pathogens that cause surgical-site infection, optimization of preoperative skin antisepsis may decrease postoperative infections. (N Engl J Med 2010;362:18-26.)
mayが使われています。ということは、皮膚消毒で術後感染症を抑えられると断定はできないのですね。

METHODS

The primary outcome was any surgical-site infection within 30 days after surgery. (N Engl J Med 2010;362:18-26.)
この抄録ではきちんと一次アウトカムが示されています。焦点がはっきりするので読みやすいです。

RESULTS

A total of 849 subjects (409 in the chlorhexidine–alcohol group and 440 in the povidone–iodine group) qualified for the intention-to-treat analysis. (N Engl J Med 2010;362:18-26.)
the intention-to-treatはqualifyという動詞と組むことをチェック。

CONCLUSIONS

Preoperative cleansing of the patient's skin with chlorhexidine–alcohol is superior to cleansing with povidone–iodine for preventing surgical-site infection after clean-contaminated surgery. (N Engl J Med 2010;362:18-26.)

cleansing 清潔にすること
 「クレンジング」というのは化粧品関連でよく聞く日本語になっていますね。

ポビドンヨードよりクロルヘキシジンーアルコールが有効とは意外でした。芽胞なんかは感染源としてあまり関係ないのでしょうか。

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ABSTRACT | 06:20:39 | Trackback(1) | Comments(0)
助動詞を見る: N Engl J Med 2010;362:9-17.
遅くなりましたが、
明けましておめでとうございます。

新年早々、HDDがクラッシュしてしまい、更新が滞ってしまいました。
先日、システムを一新し、気分も新たにまた今年も書いていきます。
よろしくお願いいたします。

本年最初に取り上げるのは、1月7日号のこちらです。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Preventing Surgical-Site Infections in Nasal Carriers of Staphylococcus aureus (N Engl J Med 2010;362:9-17.)

今回のハテナ起点はこのあたりに潜んでいます。
Decolonization of nasal and extranasal sites on hospital admission may reduce this risk. (N Engl J Med 2010;362:9-17.)

では、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Nasal carriers of Staphylococcus aureus are at increased risk for health care–associated infections with this organism. (N Engl J Med 2010;362:9-17.)

at increased risk 危険が増大する
 riskには"at"を使います。「atは点のイメージ」と、『ハートで感じる英文法』(大西泰斗/ポール・マクベイ、NHK出版)には書かれています。「危険」の持つイメージ(崖っぷちぎりぎり)にatが合うからでしょうか。

Decolonization of nasal and extranasal sites on hospital admission may reduce this risk. (N Engl J Med 2010;362:9-17.)
mayは確率五分五分というイメージでした。ハテナの動機としては十分ですね。

METHODS

In a randomized, double-blind, placebo-controlled, multicenter trial, we assessed whether rapid identification of S. aureus nasal carriers by means of a real-time polymerase-chain-reaction (PCR) assay, followed by treatment with mupirocin nasal ointment and chlorhexidine soap, reduces the risk of hospital-associated S. aureus infection. (N Engl J Med 2010;362:9-17.)
現在形で書かれています。意図的にそうしているのでしょうか?このあたりはわかりません。

RESULTS

The effect of mupirocin–chlorhexidine treatment was most pronounced for deep surgical-site infections (relative risk, 0.21; 95% CI, 0.07 to 0.62). (N Engl J Med 2010;362:9-17.)

pronounced 明白な、著しい
 
CONCLUSIONS

The number of surgical-site S. aureus infections acquired in the hospital can be reduced by rapid screening and decolonizing of nasal carriers of S. aureus on admission. (N Engl J Med 2010;362:9-17.)
BACKGROUNDでは"may"でしたが、ここでは"can"に変わっています。検討の結果、五分五分よりはもうちょっと可能性が低かった、という気持ちの表れでしょうか。

抄録には一次エンドポイントが明示されていませんでした。どのあたりを狙ったスタディだったのか、気になりますね。

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ABSTRACT | 07:51:05 | Trackback(0) | Comments(0)

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