■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

■プロフィール

Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

■最新記事
■最新コメント
■FC2カウンター

■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■最新トラックバック
■FC2ブログランキング
■ソーシャルブックマーク

■RSSリンクの表示
■QRコード

QRコード

新型インフルエンザの病態: N Engl J Med 2009;361:2507-17.
まだまだ油断のならない新型インフルエンザですが、その病態については徐々に情報がそろってきました。
今回は中国からの報告を取り上げます。

下記のタイトルをクリックすると抄録および全文が開きます。
Clinical Features of the Initial Cases of 2009 Pandemic Influenza A (H1N1) Virus Infection in China (N Engl J Med 2009;361:2507-17.)

今回は報告書の体裁なので、ハテナ起点は見あたりません。

では、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Persons in whom infection was confirmed were hospitalized and quarantined, and some of them were closely observed for the purpose of investigating the nature and duration of the disease. (N Engl J Med 2009;361:2507-17.)

quarantined 隔離する
新型関連ではお世話になることの多い単語です。

METHODS

Real-time reverse-transcriptase–polymerase-chain-reaction (RT-PCR) testing was used to confirm infection, the clinical features of the disease were closely monitored, and 254 patients were treated with oseltamivir within 48 hours after the onset of disease. (N Engl J Med 2009;361:2507-17.)
 対象426人中、抗ウイルス薬投与は254人だったのですね。

RESULTS

The median incubation period of the virus was 2 days (range, 1 to 7). (N Engl J Med 2009;361:2507-17.)
 潜伏期は平均2日間。このあたりも、かなり有用な情報です。

The median length of time during which patients had positive real-time RT-PCR test results was 6 days (range, 1 to 17). (N Engl J Med 2009;361:2507-17.)
 RT-PCR陽性期間は平均6日ということですが、rangeは1-17日と広いですね。

CONCLUSIONS

The typical period during which the virus can be detected with the use of real-time RT-PCR is 6 days (whether or not fever is present).
 発症後7日間は自宅にいましょう、というのはやはり安全域を取った妥当な線なのでしょうね。

こうした病態情報を集積することで、より有効な対策が打てると思います。多様な集団からの報告が待たれます。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
またのお越しをお待ちいたしております。
ブログランキング参加中。応援の1クリックをお願いします。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ


続きを読む >>

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 08:22:28 | Trackback(0) | Comments(0)

FC2Ad