■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
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週イチ!統計を読む: N Engl J Med 2009;361:2318-29.
The New England Journal of Medicine Dec.10号掲載の論文を使って、
統計を勉強しましょう。

取り上げる論文はこちら。
Platelet Inhibition with Cangrelor in Patients Undergoing PCI (N Engl J Med 2009;361:2318-29.)

今回も、参考テキストは臨床医による臨床医のための本当はやさしい臨床統計―一流論文に使われる統計手法はこれだ! (EBMライブラリー)です。
いつものように、DPES方式で、チェックしていきます。

DPES方式、というのは前回、私が命名した読み方(内容はもちろん前述テキストに掲載)で、
1)研究デザイン:Design
2)統計学的パワー:Power
3)一次エンドポイント:primary Endopoint
4)統計手法:Statics
です。

1)研究デザイン
本文中のMETHODSに書かれています。

STUDY DESIGN
CHAMPION PCI was a randomized, double-blind, double-dummy, active-control trial comparing cangrelor with 600 mg of clopidogrel in patients undergoing PCI.
(N Engl J Med 2009;361:2318-29.)
ランダム化比較試験である、と書かれています。もう一カ所、それが書かれているところがあって、
TREATMENTS
Patients were randomly assigned to either cangrelor or clopidogrel in a 1:1 double-blind, double-dummy design with the use of an interactive voice-response system.
(N Engl J Med 2009;361:2318-29.)
こちらでは、割付方法(1:1)にも言及しています。

2)統計学的パワー
これはSTATISTICAL ANALYSISにありました。
The composite event rate was estimated at 7% in the control clopidogrel group. (N Engl J Med 2009;361:2318-29.)
まず、コントロール群での事象発生率を出しています。ここでは7%。
Assuming a 22% relative risk reduction, we estimated that a sample size of 8000 patients would provide approximately 82% power with an alpha level of 0.05. (N Engl J Med 2009;361:2318-29.)
相対リスク減少率を22%とし、パワー82%(つまりβ=0.18)、α=0.05で、サンプル数8000と計算しています。

3)一次エンドポイント
The primary efficacy end point of the study was the composite of death from any cause, myocardial infarction, or ischemia-driven revascularization at 48 hours.
「死亡」をエンドポイントにもってきているので、アウトカムの種類は二者択一型です。

4)統計手法
The primary end-point comparison between the cangrelor and placebo groups was performed by calculating an odds ratio, with accompanying 95% confidence intervals, with the use of logistic regression. (N Engl J Med 2009;361:2318-29.)
ロジスティック回帰分析によりオッズ比を出した、と書かれています。

研究の結果、有意差なし、となったのは、どのあたりに問題があったのでしょうか。22%の相対リスク低減、という設定がまずかったのでしょうか。気になります。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

お読みいただき、ありがとうございます。あなたのお役に立てましたでしょうか。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:46:05 | Trackback(0) | Comments(0)

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