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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

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ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
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生物学的年齢の区切り: N Engl J Med 2009;361:2309-17.
18歳以上を成人として選挙権等を付与するかどうか、話題になっています。
医学の領域ではどこが境目なのでしょう。日本の小児科は15歳未満が守備範囲です。
グローバルにもそうなのでしょうか?
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。
Allogeneic Hematopoietic Stem-Cell Transplantation for Sickle Cell Disease (N Engl J Med 2009;361:2309-17.)

今回のハテナ起点はこのあたり。
Myeloablative allogeneic hematopoietic stem-cell transplantation is curative in children with sickle cell disease, but in adults the procedure is unduly toxic. (N Engl J Med 2009;361:2309-17.)

では、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Myeloablative allogeneic hematopoietic stem-cell transplantation is curative in children with sickle cell disease, but in adults the procedure is unduly toxic. (N Engl J Med 2009;361:2309-17.)

Myeloablative 骨髄破壊的
unduly 過度に
 in childrenとin adultsを対比させています。

METHODS

Ten adults (age range, 16 to 45 years) with severe sickle cell disease underwent nonmyeloablative transplantation with CD34+ peripheral-blood stem cells, mobilized by granulocyte colony-stimulating factor (G-CSF), which were obtained from HLA-matched siblings. (N Engl J Med 2009;361:2309-17.)
 カッコ書きで、成人の定義を述べています。ここだと16歳からになっていますね。境目はその国の文化にも影響されているでしょうから、万国共通の定義はないのかもしれません。

RESULTS

All 10 patients were alive at a median follow-up of 30 months after transplantation (range, 15 to 54). (N Engl J Med 2009;361:2309-17.)

at a median follow-up of 30 months 経過追跡期間の中央値である30か月の時点で
 a を使っているところに注意。

CONCLUSIONS

A protocol for nonmyeloablative allogeneic hematopoietic stem-cell transplantation that includes total-body irradiation and treatment with alemtuzumab and sirolimus can achieve stable, mixed donor–recipient chimerism and reverse the sickle cell phenotype. (N Engl J Med 2009;361:2309-17.)

ここでもaですね。大西泰斗・ポールマクベイ先生の英単語イメージハンドブックによれば、
aは「ひとつに決まらない」イメージ (同書、p.28)
です。となると、ここでaを使っているというのは、
「自分たちの使ったプロトコール以外でも、同種骨髄非破壊的幹細胞移植ならok」
ということを言外に示唆しているのでしょうか。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 05:58:41 | Trackback(0) | Comments(0)

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