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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
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統計用語を読む: N Engl J Med 2009;361:2209-20.
たかだか2週間、統計の勉強をしているだけですが、それでも以前に比べて抄録の読み方に変化を感じます。
今まで、本当にわかってなかったなー、というのが実感です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。
Vaccination with ALVAC and AIDSVAX to Prevent HIV-1 Infection in Thailand (N Engl J Med 2009;361:2209-20.)

今回の「ハテナ起点」はこのあたり。
The development of a safe and effective vaccine against the human immunodeficiency virus type 1 (HIV-1) is critical to pandemic control. (N Engl J Med 2009;361:2209-20.)

では、早速読んでいきましょう。

BACKGROUND

The development of a safe and effective vaccine against the human immunodeficiency virus type 1 (HIV-1) is critical to pandemic control. (N Engl J Med 2009;361:2209-20.)
 この研究の動機といった感じでしょうか。

METHODS

The vaccine and placebo injections were administered to 16,402 healthy men and women between the ages of 18 and 30 years in Rayong and Chon Buri provinces in Thailand. (N Engl J Med 2009;361:2209-20.)

between the ages of 18 and 30 years 18歳から30歳までの年齢の
 自分で書くとき、ここでtheが使えるかどうか、ですね。

RESULTS

In the intention-to-treat analysis involving 16,402 subjects, there was a trend toward the prevention of HIV-1 infection among the vaccine recipients, with a vaccine efficacy of 26.4% (95% confidence interval [CI], –4.0 to 47.9; P=0.08). (N Engl J Med 2009;361:2209-20.)

the intention-to-treat analysisについては一度取り上げました。
臨床医による臨床医のための本当はやさしい臨床統計―一流論文に使われる統計手法はこれだ! (EBMライブラリー)p.16-17に詳述されています。抜粋すると以下の通り。
Aという治療法を受ける(行う)意図をもった群と、Bという治療法を受ける(行う)意図をもった群」を比較した情報に基づいて判断する
つまり、途中で治療から抜け落ちた対象者も含めた検討ということになります。
一方、

In the per-protocol analysis involving 12,542 subjects, the vaccine efficacy was 26.2% (95% CI, –13.3 to 51.9; P=0.16). (N Engl J Med 2009;361:2209-20.)

the per-protocol analysisについては、同書によると、
実際にAという治療を受けた群と、Bという治療を受けた群を比較する
ものです。だから、最後まで治療についてきた対象者だけを比較する、となります。
更に、この抄録では、

In the modified intention-to-treat analysis involving 16,395 subjects (with the exclusion of 7 subjects who were found to have had HIV-1 infection at baseline), the vaccine efficacy was 31.2% (95% CI, 1.1 to 52.1; P=0.04). (N Engl J Med 2009;361:2209-20.)

the modified intention-to-treat analysisも検討しています。それは何かについては、カッコ内に説明がありますね。

CONCLUSIONS

Although the results show only a modest benefit, they offer insight for future research. (N Engl J Med 2009;361:2209-20.)

こういう明るい表現で締めくくるってかっこいいです。

NEJM のサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

お読みいただき、ありがとうございます。
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テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:14:21 | Trackback(0) | Comments(0)

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