■このブログ内の引用文について

本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

■プロフィール

Dr. Joy

Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
診察室に入ってくる人が英語をしゃべったりするのは数年に1度あるかないか。
そんな私に必要な英語力って何?

■最新記事
■最新コメント
■FC2カウンター

■カテゴリ
■リンク
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■最新トラックバック
■FC2ブログランキング
■ソーシャルブックマーク

■RSSリンクの表示
■QRコード

QRコード

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
タイトルで読ませる: N Engl J Med 2009;360:1487-99.
論文のタイトルで、内容から結論まで読み取ることができるものもあれば、そうでないものもあります。自分の関心領域に近いものだと、結果を予測して読んでしまうこともあります。それはそれで、「問題意識をもって」読む、ということにつながるのでいいのでは、と思っています。

The New England Journal of Medicine April 9号最初の論文は、PPIを使った喘息治療についての内容です。下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Efficacy of Esomeprazole for Treatment of Poorly Controlled Asthma (N Engl J Med 2009;360:1487-99.)

今回の「ハテナ起点」はこちら。

It is not known whether treatment of gastroesophageal reflux with proton-pump inhibitors in patients who have poorly controlled asthma without symptoms of gastroesophageal reflux can substantially improve asthma control. (N Engl J Med 2009;360:1487-99.)

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

It is not known whether treatment of gastroesophageal reflux with proton-pump inhibitors in patients who have poorly controlled asthma without symptoms of gastroesophageal reflux can substantially improve asthma control. (N Engl J Med 2009;360:1487-99.)

substantially 実際に
 胃酸のmicrorefluxが咽頭、気管を刺激して喘息発作を引き起こす、と言われていますが、ではPPIで胃酸を抑えたらどうなんだ、という検証です。

METHODS

The primary outcome was the rate of episodes of poor asthma control, as assessed on the basis of entries in asthma diaries.
(N Engl J Med 2009;360:1487-99.)

entries 記入、申告

RESULTS

Episodes of poor asthma control occurred with similar frequency in the placebo and esomeprazole groups (2.3 and 2.5 events per person-year, respectively; P=0.66). (N Engl J Med 2009;360:1487-99.)

with similar frequency in the placebo and esomeprazole groups プラセボ群とエソメプラゾール群で同等の頻度であった
 ここのsimilarは「使えそう」な表現ですね。

CONCLUSIONS

Asymptomatic gastroesophageal reflux is not a likely cause of poorly controlled asthma. (N Engl J Med 2009;360:1487-99.)

 現在形で否定していますから、著者らはこの結論に自信がありますね。

いかがでしたか。胃食道逆流症の症状を引き起こす主要因は胃酸ではありますが、それ以外の胃内容物や胃分泌物も一緒に逆流します。PPIでは胃酸は抑えますが逆流そのものは変わりませんから、胃酸以外の逆流物が喘息発作に関わっている可能性は残りますね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

ブログランキング参加中。応援の1クリックをお願いします。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ



続きを読む >>
スポンサーサイト

テーマ:医学英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

ABSTRACT | 06:19:54 | Trackback(0) | Comments(2)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。