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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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Author:Dr. Joy
ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
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Notice | 11:36:49
多彩な動詞で伝える: N Engl J Med 2009;360:1211-6.
簡潔に書くことは重要ですが、かといって、表現が一本調子になってしまっては物足りません。
今週号に掲載されているBrief reportを動詞に注目して読んでみましょう。

以下のタイトルをクリックするとサマリーが開きます。

Genetic Compensation in a Human Genomic Disorder (N Engl J Med 2009;360:1211-6.)

では早速読んでみましょう。

Cytogenetic studies of the parents of a girl with the DiGeorge (or velocardiofacial) syndrome, who carried a deletion at 22q11.2, revealed an unexpected rearrangement of both 22q11.2 regions in the unaffected father. (N Engl J Med 2009;360:1211-6.)

revealed  明らかにした
 ロングマン現代英英辞典4訂増補版では以下のように説明されています。
reveal to make known something that was previously secret or unknown

He carried a 22q11.2 deletion on one copy of chromosome 22 and a reciprocal 22q11.2 duplication on the other copy of chromosome 22.
(N Engl J Med 2009;360:1211-6.)

carried
ミクロな話では頻出の動詞のようですね。

Genetic compensation, which is consistent with the normal phenotype of the father, was shown through quantitative-expression analyses of genes located within the genetic region associated with the DiGeorge syndrome. (N Engl J Med 2009;360:1211-6.)

compensation 補正
is consistent with ~と一致する
was shown 示された
 前出のrevealと同義と考えていいでしょう。

This finding has implications for genetic counseling and represents a case of genetic compensation in a human genomic disorder. (N Engl J Med 2009;360:1211-6.)

implications  示唆、含み

いかがでしたか。生命の深みを感じさせる一例でした。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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ABSTRACT | 16:45:48 | Trackback(0) | Comments(0)
図を思い出す: N Engl J Med 2009;360:1200-10.
内分泌のテキストにはホルモンの相互関係図が必ず載っています。なかなか覚えづらくて医学生泣かせでしたが、今もそうでしょうか。

今回の論文は卵巣機能不全に関する内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Mutations in NR5A1 Associated with Ovarian Insufficiency (N Engl J Med 2009;360:1200-10.)

今回の「ハテナ起点」はこちら。

The genetic causes of nonsyndromic ovarian insufficiency are largely unknown. (N Engl J Med 2009;360:1200-10.)

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

The genetic causes of nonsyndromic ovarian insufficiency are largely unknown. (N Engl J Med 2009;360:1200-10.)

largely ほとんど

A nuclear receptor, NR5A1 (also called steroidogenic factor 1), is a key transcriptional regulator of genes involved in the hypothalamic–pituitary–steroidogenic axis. (N Engl J Med 2009;360:1200-10.)

the hypothalamic–pituitary–steroidogenic axis 視床下部-下垂体-ステロイド産生系
 「あの図だ~」という感じですね。あれはaxis (軸)なんですね。

... but growing experimental evidence from studies in mice suggests a key role for this factor in ovarian development and function as well. (N Engl J Med 2009;360:1200-10.)

growing experimental evidence 増加する実験結果
 growingを使うのがおもしろいです。

METHODS

To test the hypothesis that mutations in NR5A1 cause disorders of ovarian development and function, ... (N Engl J Med 2009;360:1200-10.)

To test the hypothesis that ~という仮説を検証するため

RESULTS

Members of each of the four families and 2 of the 25 subjects with isolated ovarian insufficiency carried mutations in the NR5A1 gene. (N Engl J Med 2009;360:1200-10.)

carried mutations 変異を持っていた
 carry mutationsでチェック。ウイルスでもcarrierというようにcarryを使います。

CONCLUSIONS

NR5A1 mutations are associated with 46,XX primary ovarian insufficiency and 46,XY disorders of sex development. (N Engl J Med 2009;360:1200-10.)

are associated with  ~と関連している

いかがでしたか。遺伝子解析により次第に病因が明らかにされていきますね。

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ABSTRACT | 06:23:15 | Trackback(0) | Comments(0)
英語らしい表現: N Engl J Med 2009;360:1191-9.
書けそうで書けないのが「ものを主語にした表現」でしょう。有名な「何が彼女にそうさせたのか?」に見られるような言い回しは、日本語にも徐々に浸透しつつありますが、それでも違和感なくさらりと描きだすのはなかなか難しいです。

下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Vaccine Prevention of Maternal Cytomegalovirus Infection (N Engl J Med 2009;360:1191-9.)

今回は「ハテナ起点」は明示されていません。

では抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Congenital infection with cytomegalovirus (CMV) is an important cause of hearing, cognitive, and motor impairments in newborns. (N Engl J Med 2009;360:1191-9.)

まさしく「ワクチン開発の背景」そのものです。

METHODS

Three doses of the CMV vaccine or placebo were given at 0, 1, and 6 months to CMV-seronegative women within 1 year after they had given birth. (N Engl J Med 2009;360:1191-9.)

within 1 year after they had given birth 出産後1年以内の
 「時制」を思い出す一文です。

We tested for CMV infection in the women in quarterly tests during a 42-month period, using an assay for IgG antibodies against CMV proteins other than glycoprotein B. Infection was confirmed by virus culture or immunoblotting. (N Engl J Med 2009;360:1191-9.)

quarterly 1年に4回
 つまり3か月ごとに、です。

RESULTS

A scheduled interim analysis led to a stopping recommendation because of vaccine efficacy. (N Engl J Med 2009;360:1191-9.)

interim  中間の
 「予定されていた中間分析の結果、ワクチンの効果が認められたので、(このフェーズ2の検討は)中止するよう勧告された」という意味になります。この和文からこの英文が出てくるか、なかなか手ごわいですね。

There were more local reactions (pain, erythema, induration, and warmth) and systemic reactions (chills, arthralgias, and myalgias) in the vaccine group than in the placebo group. (N Engl J Med 2009;360:1191-9.)

induration 硬結

CONCLUSIONS

CMV glycoprotein B vaccine has the potential to decrease incident cases of maternal and congenital CMV infection. (N Engl J Med 2009;360:1191-9.)

CMV glycoprotein B vaccine
 なんとなく定冠詞をつけたくなりますが、前にも取り上げたように、ウイルスは無冠詞です。

いかがでしたか。一度和訳したものの英訳を考えてみると気がつくことがたくさんありますね。

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ABSTRACT | 06:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「若年」の範疇: N Engl J Med 2009;360:1179-90.
年齢による人類の分け方としてはいろいろあり、若年、中年、壮年、高齢者などなど、最近では熟年、というのも市民権を得つつあります。さらには、アラサー、アラフォー、アラカンなどもありますが。
さて、今回の論文では"young adult"を対象としていますが、これはどのあたりの層を指すのでしょうか。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Racial Differences in Incident Heart Failure among Young Adults (N Engl J Med 2009;360:1179-90.)

今回の「ハテナ起点」はこちら。

The antecedents and epidemiology of heart failure in young adults are poorly understood. (N Engl J Med 2009;360:1179-90.)

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

The antecedents and epidemiology of heart failure in young adults are poorly understood. (N Engl J Med 2009;360:1179-90.)

antecedents  先行する、以前の
 「既往歴」ということでしょうか。

METHODS

We prospectively assessed the incidence of heart failure over a 20-year period among 5115 blacks and whites of both sexes who were 18 to 30 years of age at baseline. (N Engl J Med 2009;360:1179-90.)

18 to 30 years of age at baseline 今回の検討におけるスタート時の年齢が18から30歳
 なるほど、ここでいうyoung adultは18歳から30歳までを指すようです。イメージ通りですか?

RESULTS

Three quarters of those in whom heart failure subsequently developed had hypertension by the time they were 40 years of age. (N Engl J Med 2009;360:1179-90.)

Three quarters of 4分の3の
subsequently  その後

CONCLUSIONS

Hypertension, obesity, and systolic dysfunction that are present before a person is 35 years of age are important antecedents that may be targets for the prevention of heart failure. (N Engl J Med 2009;360:1179-90.)

まさに「前から読み下していく」のに最適な一文です。翻って、このようにズームインしていく表現を身につけたいですね。

いかがでしたか。人種差が主題ではありましたが、それを検討していく途中の副産物として、心不全を後年起こす、若年での危険因子が明らかになりました。

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ABSTRACT | 15:23:03 | Trackback(0) | Comments(0)
言葉を定義する: N Engl J Med 2009;360:1096-101.
新しい概念を導入するときには定義を明確に記しておかないと、読む側が混乱します。
今回のBrief reportに出てくる"altruistic donor"とは一体、どんな人たちなのでしょうか。
下記のタイトルをクリックすると、サマリーが開きます。

A Nonsimultaneous, Extended, Altruistic-Donor Chain (N Engl J Med 2009;360:1096-101.)

では早速、サマリーを読んでいきましょう。

We report a chain of 10 kidney transplantations, initiated in July 2007 by a single altruistic donor (i.e., a donor without a designated recipient) and coordinated over a period of 8 months by two large paired-donation registries. (N Engl J Med 2009;360:1096-101.)

altruistic 利他的な
 日本語を読んでも「?」ですが、次のカッコ内に定義が記されています。
(i.e., a donor without a designated recipient)
 「指名レシピエントのないドナー」という定義です。ちなみに、designated hitterは指名打者の意味です。

In the other five cases, "bridge donors" continued the chain as many as 5 months after the coregistered recipients in their own pairs had received transplants. (N Engl J Med 2009;360:1096-101.)
 
 「橋渡し的役割をするドナー」が移植連鎖をつないだ、ということです。

This report of a chain of paired kidney donations, in which the transplantations were not necessarily performed simultaneously, illustrates the potential of this strategy. (N Engl J Med 2009;360:1096-101.)

illustrates  実例で示す
 まさにぴったりの動詞を使っていますね。

なかなか興味深い戦略ですね。バックグラウンドでコーディネーターが相当、仕事をしなくてはならないでしょうが。

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ABSTRACT | 06:41:16 | Trackback(0) | Comments(0)
課題をもって読む: N Engl J Med 2009;360:1102-12.
タイトルに目新しい用語を見つけたときにはその定義が気になります。
今回もhospitalistという、和訳にのりにくい語があります。それはどんな人たちを指すのでしょうか。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Growth in the Care of Older Patients by Hospitalists in the United States (N Engl J Med 2009;360:1102-12.)

今回の「ハテナ起点」はこちら。

National and population-based information on the increase in patient care by hospitalists in the United States is lacking. (N Engl J Med 2009;360:1102-12.)

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

National and population-based information on the increase in patient care by hospitalists in the United States is lacking. (N Engl J Med 2009;360:1102-12.)

is lacking 欠如している
 直接的な言い方ですが、「ハテナ表現」のひとつですね。

METHODS

We defined hospitalists as general internists who derived 90% or more of their Medicare claims for evaluation-and-management services from the care of hospitalized patients. (N Engl J Med 2009;360:1102-12.)

 ここに定義が記載されています。日本でいうところの「内科(病棟)勤務医」になるのでしょうか。hospitalistと書くと漠然とhospitalで働いている人たちというイメージはつかめますが、著者らの設定した定義はかくのごとき、ということです。

RESULTS

... (both hospitalists and traditional, non–hospital-based general internists) (N Engl J Med 2009;360:1102-12.)

 ホスピタリストを言い換えると、"hospital-based general internists"となりそうですね。

CONCLUSIONS

These analyses of data from Medicare claims showed a substantial increase in the care of hospitalized patients by hospitalist physicians from 1995 to 2006. (N Engl J Med 2009;360:1102-12.)

hospitalist physicians ホスピタリスト的内科医
 physiciansをつけることで定義が明瞭になっています。

いかがでしたか。この検討結果が高齢者の医療に今後どのように対処していくかを論じる上で役に立つとよいですね。


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ABSTRACT | 06:06:36 | Trackback(0) | Comments(0)
強調構文を使う: N Engl J Med 2009;360:1085-95.
最近のThe New England Journal of Medicineは、食物汚染や環境汚染など外的要因の人体に与える影響をしばしば取り上げています。
今回の原著論文もその方針に沿ったもので、オゾンについて検討しています。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Long-Term Ozone Exposure and Mortality (N Engl J Med 2009;360:1085-95.)

今回の「ハテナ起点」はこちら。

the effect of long-term exposure to ozone on air pollution–related mortality remains uncertain. (N Engl J Med 2009;360:1085-95.)

おなじみの表現、見つけられましたか?
では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Although many studies have linked elevations in tropospheric ozone to adverse health outcomes, the effect of long-term exposure to ozone on air pollution–related mortality remains uncertain. (N Engl J Med 2009;360:1085-95.)

tropospheric  対流圏の

METHODS

Data from the study cohort of the American Cancer Society Cancer Prevention Study II were correlated with air-pollution data from 96 metropolitan statistical areas in the United States. (N Engl J Med 2009;360:1085-95.)

study cohort 研究コホート
 日本語になじみにくいコホートという語ですが、ロングマン現代英英辞典4訂増補版には以下の説明があります。
cohort technical a group of people of the same age, social class etc, especially when they are being studied: a cohort of 386 patients aged 65 plus

RESULTS

The estimated relative risk of death from respiratory causes that was associated with an increment in ozone concentration of 10 ppb was 1.040 (95% confidence interval, 1.010 to 1.067). (N Engl J Med 2009;360:1085-95.)

increment  増加

The association of ozone with the risk of death from respiratory causes was insensitive to adjustment for confounders and to the type of statistical model used. (N Engl J Med 2009;360:1085-95.)

confounders  交絡因子 
 統計に疎いとなかなか用語が身につきませんね。

CONCLUSIONS

In this large study, we were not able to detect an effect of ozone on the risk of death from cardiovascular causes when the concentration of PM2.5 was taken into account. (N Engl J Med 2009;360:1085-95.)

were not able to
 大西泰斗先生によると
be able toはcanとほぼ同じですが、過去の文で使われると微妙に意味が変わってきます。
He could fix any kind of machine. (どんな機械も{やろうと思えば}直せた)
と、
I was able to fix my computer. (パソコンを{実際に}直せた)
の意味の違いを押さえておきましょう。

(ハートで感じる英文法 p.215: 大西泰斗、ポール・マクベイ著、NHK出版)
そこから考えると、ここでは「事実としては示すことができなかった」という意味を含みますね。

We did, however, demonstrate a significant increase in the risk of death from respiratory causes in association with an increase in ozone concentration. (N Engl J Med 2009;360:1085-95.)

強調が入っています。著者らの強い意志を感じますね。

いかがでしたか。これくらい、主張が強く押し出されると、こちらにもストレートに伝わってきますね。

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ABSTRACT | 08:31:52 | Trackback(0) | Comments(0)
手順に沿って述べる: N Engl J Med 2009;360:1075-84.
The New England Journal of Medicine掲載論文の抄録を読んでいます。
抄録の構成はBackground、Methods、ResultsそしてConclusionsですが、それぞれにどんな内容が入るかは著者の主観に基づいています。
今回の論文では、MethodsとResultsの境界が流動的になっているようです。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

A New Diagnostic Test for Arrhythmogenic Right Ventricular Cardiomyopathy (N Engl J Med 2009;360:1075-84.)

今回の「ハテナ起点」はここ。

The diagnosis of arrhythmogenic right ventricular cardiomyopathy (ARVC) can be challenging ... (N Engl J Med 2009;360:1075-84.)

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

The diagnosis of arrhythmogenic right ventricular cardiomyopathy (ARVC) can be challenging because the clinical presentation is highly variable and genetic penetrance is often low. (N Engl J Med 2009;360:1075-84.)

challenging  やりがいのある
 ロングマン現代英英辞典4訂増補版では次のような解説があります。

challenging adj difficult in an interesting or enjoyable way


 これを読む限り、かなり前向きな姿勢の挑戦ですね。

penetrance 浸透度

METHODS

To determine whether a change in the distribution of desmosomal proteins can be used as a sensitive and specific diagnostic test for ARVC, we performed immunohistochemical analysis of human myocardial samples. (N Engl J Med 2009;360:1075-84.)

 具体的な検討方法については次のRESULTSで述べられています。

RESULTS

We first tested myocardium from 11 subjects with ARVC; ...
We also tested myocardium ...
... we analyzed myocardium ...
Finally, we performed blinded immunohistochemical analysis ...
(N Engl J Med 2009;360:1075-84.)

 接続詞をうまく使って、流れのある書き方で、方法ー結果を順に述べています。結果は結果だけまとめてある場合が多いのですが、これはこれでわかりやすいです。

CONCLUSIONS

Routine immunohistochemical analysis of a conventional endomyocardial-biopsy sample appears to be a highly sensitive and specific diagnostic test for ARVC. (N Engl J Med 2009;360:1075-84.)

appears to be ~のようである
 かなり控えめな言い方になっています。

いかがでしたか。結語にroutineとconventionalが入っているところが冒頭のchallengingと呼応しているようでおもしろいです。心躍る新診断法を探そうとした結果、オーソドックスな手法の組み合わせで手堅く診断できることがわかった、ということでしょうか。

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ABSTRACT | 06:43:25 | Trackback(0) | Comments(0)
メラミンミルクの検討: N Engl J Med 2009;360:1067-74.
重大な健康障害を引き起こした食物汚染として、中国のメラミンミルクは記憶に新しいところです。
The New England Journal of Medicine March 12号の最初の原著論文はメラミンミルクに関する内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Melamine-Contaminated Powdered Formula and Urolithiasis in Young Children (N Engl J Med 2009;360:1067-74.)

今回の「ハテナ起点」はここ。

... though the clinical manifestations and predisposing factors are incompletely delineated. (N Engl J Med 2009;360:1067-74.)

では早速、読んでいきましょう。

BACKGROUND

A recent epidemic of melamine contamination of baby formula in China has been associated with the development of urinary tract stones, though the clinical manifestations and predisposing factors are incompletely delineated.
(N Engl J Med 2009;360:1067-74.)

predisposing  罹患しやすくなる
delineated 輪郭を描く 
 文意は「完全に全容をつかみきれていない」ということでしょう。

METHODS

We administered a questionnaire to the parents of children 36 months of age or younger who were being screened for a history of exposure to melamine and symptoms of, and possible predisposing factors for, urinary tract stones. (N Engl J Med 2009;360:1067-74.)

symptoms of, and possible predisposing factors for, urinary tract stones
 ちょっと変わった構成の文です。symptoms of urinary tract stonesとpossible predisposing factors for urinary tract stonesという意味になります。

RESULTS

Preterm infants were 4.5 times as likely to have stones as term infants. (N Engl J Med 2009;360:1067-74.)

Preterm  早産の
term  満期産の

CONCLUSIONS

Prematurity and exposure to melamine-contaminated formula were associated with urinary stones. (N Engl J Med 2009;360:1067-74.)

Prematurity  未熟児であること

 この抄録では主として一次情報が取り扱われています。本文を読めば書いてあるのかもしれないのですが、なぜ、未熟児がメラミンに影響されやすいのかが興味あるところです。
Aspirinさま、ご指摘ありがとうございました。本文(全文、freeです)を通読した結果、未熟児とメラミン曝露の有無の間に相関関係があるとは書かれておりませんでした。事象として、
尿路結石とメラミン曝露、尿路結石と未熟児、はそれぞれ相関がある、ということでした。
 ひるがえって、抄録のCONCLUSIONSの部分を再読してみます。確かに、上記に記載したような正しい内容がPrematurity and exposure to melamine-contaminated formula were associated with urinary stones. (N Engl J Med 2009;360:1067-74.) なのですが、なぜ、読み違えてしまったか、を考えてみます。読み手は「メラミン曝露で尿路結石が発症した」ということに強い関心を持って読み進めていきます。その先入観から、「未熟児に尿路結石が多い」という事実までもメラミンに結び付けてしまいます。読者の不注意といえばそのとおりですが、しかし、抄録中の焦点がぶれていることにも一因があるように思います。RESULTSで当該事実は述べているのですから、あえて、CONCLUSIONSで未熟児のことについては触れなくてもよかった(その方が、誤解を生じない)のでは、と思います(あくまで、個人的意見です)。

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ABSTRACT | 06:37:01 | Trackback(0) | Comments(3)
CABGの読み方!: Podcasting March 5, 2009
医学英語によらず、略号の読み方は難しいですね。
今回のpodcastingの聞きどころは、ずばり、
 CABGの読み方
です。
よーく、気をつけて聞いてみましょう。

いつものように、オーディオサマリー冒頭のヘッドライン部分を聞き取ってみます。
NEJMサイトに掲載されているスクリプトと異なる部分は赤字で示します。

Welcome to the New England Journal of Medicine audio summary for the week This summary covers the issue of March 5, 2009. I'm Dr. Michael Bierer. This week's issue features Featured are articles on PCI vs. CABG for severe coronary artery disease, mepolizumab and corticosteroid-resistant asthma, and health insurers and medical-imaging policy; review articles on Graves’ ophthalmopathy and on asthma; a Clinical Problem-Solving article entitled describing a case in which when past is prologue; and Perspective articles on peanut butter, peppers, and nationwide Salmonella outbreaks coming to grips with foodborne infection, on global transmission of oseltamivir-resistant influenza, and on serotonin rising.

今回はいつもよりたくさん、スクリプトと異なる部分がありました。

さて、CABGは聞き取れましたか。
アルファベット読み(C-A-B-Gのように)するのかと思いきや、あにはからんや、まるで'cabbage’のように聞こえましたね。直前のPCIは'P-C-I'だったのにもかかわらず、です。いやいや、podcastingに感謝であります。

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PODCAST | 06:16:56 | Trackback(0) | Comments(0)
どこに書いてもよし:N Engl J Med 2009;360:985-93.
The New England Journal of Medicineのabstractは、BACKGROUND、METHODS、RESULTS、CONCLUSIONSの4部構成です。この4つの小見出しは定型なのですが、その記述内容については著者の判断に任されているようです。特に、前2つ、BACKGROUNDとMETHODSの間の境界はやや不明瞭です。いわゆる「目的」をどちらに入れるかについては、著者によって揺れが見られます。

NEJM Mar. 5号3番目に掲載の論文も、2番目のと同様、喘息に関する話題です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Mepolizumab for Prednisone-Dependent Asthma with Sputum Eosinophilia (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

今回のハテナ起点はここ。

However, in three previous clinical trials involving patients with asthma, blockade of this cytokine did not result in a significant improvement in outcomes. (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Eosinophilic inflammation, which may be a consequence of interleukin-5 action, is a characteristic feature of some forms of asthma. (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

which may be a consequence of interleukin-5 action,
この但し書きのおかげで、理解が容易になりました。前回読んだ抄録で、IL-5が出てきたのですが、好酸球とどう関係するのか、不勉強な私にはピンとこなかったものですから。助かります。

We studied the prednisone-sparing effect of mepolizumab, a monoclonal antibody against interleukin-5, in a rare subgroup of patients who have sputum eosinophilia and airway symptoms despite continued treatment with prednisone.
(N Engl J Med 2009;360:985-93.)

 この文以下はMETHODSに入っていてもおかしくない内容です。文章の続き上、ここに落ち着いたのでしょうか。

METHODS

... we assigned 9 patients to receive mepolizumab (administered in five monthly infusions of 750 mg each) and 11 patients to receive placebo. (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

administered in five monthly infusions of 750 mg each 毎回750mgを月1回5か月間投与

RESULTS

Patients who received mepolizumab were able to reduce their prednisone dose by a mean (±SD) of 83.8±33.4% of their maximum possible dose, ... (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

by a mean (±SD) of 平均 (±SD)
 byを使っているところをチェック。

CONCLUSIONS

Mepolizumab reduced the number of blood and sputum eosinophils and allowed prednisone sparing in patients who had asthma with sputum eosinophilia despite prednisone treatment. (N Engl J Med 2009;360:985-93.)

sparing 減らす、節約する

いかがでしたか。Mepolizumab関連の論文が2つ並びました。今回読んだものの方が、抄録内の解説が詳しく、門外漢にもわかりやすかったように思います。生かすも殺すも編集者の腕、というようなことを外山滋比古さんは書かれていますが、この2つ、どちらを先にするか、難しいところだったのかもしれませんね。私としては、今回のものを先に読んだほうが前回のものも理解しやすくなるように思いましたが、あなたはどうですか?

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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ABSTRACT | 06:21:39 | Trackback(0) | Comments(0)
事象の根源に迫る: N Engl J Med 2009;360:973-84.
例えば、新薬があり、それが有効かどうかを検討する、ということでも十分論文としては価値があります。更に進んで、その有効性から疾患の病理に迫る、というところまで持って行ければ、これは文句なく、単なる一次情報から二次情報への昇華が行われたとみていいでしょう。
The New England Journal of Medicine Mar. 5号掲載のこの論文では、まさにその昇華が行われています。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Mepolizumab and Exacerbations of Refractory Eosinophilic Asthma (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

今回の「ハテナ起点」はここ。

There is evidence that eosinophilic inflammation of the airway is associated with the risk of exacerbations. (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

ただ、この文章、いつもより「ハテナ」が曖昧です。

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Exacerbations of asthma are associated with substantial morbidity and mortality and with considerable use of health care resources. (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

 "are associated"に続く部分が2つあるのですが、前のwithの中にandがあって、紛らわしいので、後ろはand withとしています。

METHODS

... scores on the Asthma Quality of Life Questionnaire (AQLQ, in which scores range from 1 to 7, with lower values indicating more severe impairment and a change of 0.5 unit considered to be clinically important), (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

 カッコ内でAQLQについて未知の読者でも理解できるよう解説を加えています。抄録という字数制限のある中で、こうした解説を入れることはなかなかツライところです。それでも他の抄録でも必ず、読者の理解のために骨を折っています。ありがたいことです。

RESULTS

There were no significant differences between the groups with respect to symptoms, FEV1 after bronchodilator use, or airway hyperresponsiveness. (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

with respect to ~の点から

CONCLUSIONS

The results of our study suggest that eosinophils have a role as important effector cells in the pathogenesis of severe exacerbations of asthma in this patient population. (N Engl J Med 2009;360:973-84.)

 今回の研究結果からpathogenesis に言及しています。BACKGROUNDで触れたevidenceの内容をもう一つ深めた結論になりました。

いかがでしたか。結論部分が事実確認に終わらず、著者らの考察も含有しているのが印象的でした。

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ABSTRACT | 06:27:21 | Trackback(0) | Comments(0)
1度は振り返る:N Engl J Med 2009;360:961-72.
医学は日進月歩ですから、次々と新しい治療法や技術が試され、結果によってはそれが標準となっていきます。そこで気になるのは、「従前の方法との比較ではどうなのか?」ということ。もちろん、開発当初にはそうした視点からの比較研究が盛んに行われます。重要なのはそのあとでしょう。時間を経た後、長期的な視点から振り返ることは必要な検証です。

The New England Journal of Medicine Mar. 5号掲載の最初の論文では冠動脈再建方法としてのCABGとPCIを比較しています。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Percutaneous Coronary Intervention versus Coronary-Artery Bypass Grafting for Severe Coronary Artery Disease (N Engl J Med 2009;360:961-72.)

今回の「ハテナ起点」はここ。

Percutaneous coronary intervention (PCI) involving drug-eluting stents is increasingly used to treat complex coronary artery disease, although coronary-artery bypass grafting (CABG) has been the treatment of choice historically. (N Engl J Med 2009;360:961-72.)

では早速、抄録を見ていきましょう。

BACKGROUND

Percutaneous coronary intervention (PCI) involving drug-eluting stents is increasingly used to treat complex coronary artery disease, although coronary-artery bypass grafting (CABG) has been the treatment of choice historically. (N Engl J Med 2009;360:961-72.)

 前半でPCIについて、後半でCABGについて説明し、全体としてこれまでの冠動脈再建法の流れを解説しています。

METHODS

A noninferiority comparison of the two groups was performed for the primary end point ― a major adverse cardiac or cerebrovascular event (i.e., death from any cause, stroke, myocardial infarction, or repeat revascularization) during the 12-month period after randomization. (N Engl J Med 2009;360:961-72.)

A noninferiority comparison of the two groups
 この比較内容についてはダッシュ以下、"a major adverse cardiac or cerebrovascular event (i.e., death from any cause, stroke, myocardial infarction, or repeat revascularization) during the 12-month period after randomization"で説明が加えられています。

RESULTS

... as a result, the criterion for noninferiority was not met. (N Engl J Med 2009;360:961-72.)

 前にもmetについてはguidelineと一緒に出てきました。ここではcriterionとペアになっていて、「定義に合致する」という意味(本文ではnotが入って、合致しなかった、となります)になっています。

CONCLUSIONS

CABG remains the standard of care for patients with three-vessel or left main coronary artery disease, since the use of CABG, as compared with PCI, resulted in lower rates of the combined end point of major adverse cardiac or cerebrovascular events at 1 year. (N Engl J Med 2009;360:961-72.)

 remainを使って、CABGも捨てたものじゃないぞ、と断言しています。

 この結論については、NEJMのウェブ投票でも賛否両論のようです。投票はすでに締め切られていますが、投稿された読者のコメントも読むことができますから、一度、サイトを覗いてみてはいかがですか。また、この論文は全文freeで閲覧できます。

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ABSTRACT | 07:53:54 | Trackback(0) | Comments(0)
Podcasting: Februgary 26, 2009
The New England Journal of Medicine Feb. 26号のオーディオサマリーを聞いておきましょう。
NEJMのサイトから、あるいはiTunesで聞くことができます。
ここでは、オーディオサマリー冒頭のヘッドライン部分を掲載スクリプトを参考に聞き取ってみます。

では早速。
いつものように、スクリプトと異なって読まれている部分を赤字で示します。

Welcome to the New England Journal of Medicine audio summary for the week This summary covers the issue of February 26, 2009. I'm Dr. MIchael Bierer. This week's issue features Featured are articles on a comparison of weight-loss diets with different compositions of fat, protein, and carbohydrates, C3 polymorphisms and allograft outcome in renal transplantation, spermatogenesis in a man with complete deletion of USP9Y, emergence of ciprofloxacin-resistant Neisseria meningitidis in North America, and acute promyelocytic leukemia; review articles on excision and skin grafting of thermal burns and on preservation of fertility in patients with cancer; a case report of a pregnant woman with a large mass in the fetal oral cavity; and Perspective articles on slowing the growth of health care costs, on investing in health care reform, and on the Democrats’ power and SCHIP reauthorization.

今週もほぼスクリプト通りでした。56秒で約130語が読まれています。焦らず、今週号の題名などを思い出しつつ聞けば、十分聴き取れますよ。

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PODCAST | 06:00:16 | Trackback(0) | Comments(0)
緊急性のあるものはbriefで:N Engl J Med 2009;360:886-92.
Feb. 26号のThe New England Journal of Medicine にはもうひとつBrief Reportが掲載されています。こちらは、昨日取り上げたものとはまた、趣が異なり、「速報」性の高い内容になっています。
下記のタイトルをクリックするとサマリーが開きます。

Emergence of Ciprofloxacin-Resistant Neisseria meningitidis in North America (N Engl J Med 2009;360:886-92.)

今回の「速報」のキモはここ。

We report on three cases of meningococcal disease caused by ciprofloxacin-resistant Neisseria meningitidis, one in North Dakota and two in Minnesota. (N Engl J Med 2009;360:886-92.)

この3症例が起点となって、研究が進められました。
では早速、サマリーを読んでいきましょう。

We report on three cases of meningococcal disease caused by ciprofloxacin-resistant Neisseria meningitidis, one in North Dakota and two in Minnesota. (N Engl J Med 2009;360:886-92.)

 現在形を使って臨場感あふれる書き出しです。

Sequencing of the gene encoding subunit A of DNA gyrase (gyrA) revealed a mutation associated with fluoroquinolone resistance and suggests that the resistance was acquired by means of horizontal gene transfer with the commensal N. lactamica. (N Engl J Med 2009;360:886-92.)

commensal  共生的な

Ciprofloxacin-resistant N. meningitidis has emerged in North America. (N Engl J Med 2009;360:886-92.)

 現在完了形で結語を締めくくっています。既に耐性株が北米に広がっていると言っています。

いかがでしょうか。コンパクトですが、要を突いた構成になっています。

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ABSTRACT | 06:26:04 | Trackback(0) | Comments(0)
ただの症例報告に終わらせない:N Engl J Med 2009;360:881-5.
学会発表(あるいは学会誌)でよく見られる症例報告の結論は、ともすれば「事例紹介」に終わりがちですが、The New England Journal of Medicine のBrief Reportはそこから導いてくる考察がさすがです。
以下のタイトルをクリックするとサマリーが開きます。

Spermatogenesis in a Man with Complete Deletion of USP9Y (N Engl J MEd 2009;360:881-5.)

今回の報告の「ハテナ起点」はここ。

Deletions in the azoospermia factor region AZFa on the human Y chromosome and, more specifically, in the region that encompasses the ubiquitin-specific peptidase 9, Y-linked gene USP9Y have been implicated in infertility associated with oligospermia and azoospermia. (N Engl J MEd 2009;360:881-5.)

では早速読んでいきましょう。

Deletions in the azoospermia factor region AZFa on the human Y chromosome and, more specifically, in the region that encompasses the ubiquitin-specific peptidase 9, Y-linked gene USP9Y have been implicated in infertility associated with oligospermia and azoospermia. (N Engl J MEd 2009;360:881-5.)

encompasses  もたらす
implicated 関係させる

We have characterized in detail a deletion in AZFa that results in an absence of USP9Y in a normospermic man and his brother and father. (N Engl J MEd 2009;360:881-5.)

characterized  ~の特性を記述する
 詳しく調べた、というような意味でしょうか。

The association of this large deletion with normal fertility shows that USP9Y, hitherto considered a candidate gene for infertility and azoospermia, does not have a key role in male reproduction. (N Engl J MEd 2009;360:881-5.)

hitherto  これまでは
 なかなか使う機会のない副詞ですが、チェック。

These results suggest that it may not be necessary to consider USP9Y when screening the Y chromosome of infertile or subfertile men for microdeletions. (N Engl J MEd 2009;360:881-5.)

it may not be necessary to 必要ないかもしれない
 かなり慎重な言い方になっていますが、それでも著者らの主張が入っています。

いかがでしょうか。短いサマリーではありますが、臨床例の検討から、広く敷衍する真理を導こうとする思考過程がよくわかりますね。日々の臨床においてもこうした態度は見習わなくては...

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ABSTRACT | 06:28:47 | Trackback(0) | Comments(0)

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