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本ブログは、The New England Journal of Medicine Permission Departmentより、「The New England Journal of Medicine本誌からの文単位での引用に許諾は不要」との見解をいただいた上で、運用しております。更に、「文章を抜き出してサマリーを書いてよい」との文言もいただいております。

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ごく普通の町でごく普通に医者をやってます。
ごく普通の患者さんたちを相手にしていて、
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仮説を立てる:N Engl J Med 2008;359:2790-803.
The New England Journal of Medicine 12月25日号4番目に掲載の原著論文はANCA関連血管炎治療に関する内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Azathioprine or Methotrexate Maintenance for ANCA-Associated Vasculitis (N Engl J Med 2008;359:2790-803.)

では早速、抄録を読んでいきます。

BACKGROUND

However, azathioprine and methotrexate have not been compared with regard to safety and efficacy. (N Engl J Med 2008;359:2790-803.)

with regard to ~に関しては
 ここが「わからないことの起点」になっていますね。

METHODS

... the sample size was calculated on the basis of the primary hypothesis that methotrexate would be less toxic than azathioprine. (N Engl J Med 2008;359:2790-803.)

the primary hypothesis that ~という主要仮説
 研究には仮説が必ずありますが、それを文中にhypothesisiとしてはっきり記載するのは珍しいかもしれません。ここではthat以下が仮説の内容となっています。

RESULTS

Among 159 eligible patients, 126 (79%) had a remission, were randomly assigned to receive a study drug in two groups of 63 patients each, and were followed for a mean (±SD) period of 29±13 months. (N Engl J Med 2008;359:2790-803.)
 
 文頭から読み下していけば意味はとれますが、文法解釈的には「どれが主語なの?」って感じの一文です。non-nativeとしてはここまで思い切った文は書けそうにもありません。(著者らはフランスのグループなので、non-nativeといえばそうなんでしょうが。

CONCLUSIONS

These results do not support the primary hypothesis that methotrexate is safer than azathioprine.(N Engl J Med 2008;359:2790-803.)

support the primary hypothesis 主要仮説を支持する
 support the hypothesis thatで使えそうです。

仮説は否定されてしまいましたが、研究の道筋が見えるような抄録でしたね。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。

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ABSTRACT | 12:34:13 | Trackback(0) | Comments(0)
Bcl-xLはなんと読む?:N Engl J Med 2008;359:2778-89.
NEJM 12月25日号3番目の原著論文の抄録を読んでいきましょう。同時にpodcastingも聞きながら読むという試みにもぜひチャレンジしてみてください。
今日のポイントはこれ。
「Bcl-xLはなんと読むでしょう?」
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Inhibition of the Bcl-xL Deamidation Pathway in Myeloproliferative Disorders (N Engl J Med 2008;359:2778-89.)

では早速読んでいきましょう。

BACKGROUND

The molecular mechanisms in myeloproliferative disorders that prevent apoptosis induced by damaged DNA are obscure.(N Engl J Med 2008;359:2778-89.)

obscure はっきりしない
 ここでもまた「わからないことが起点」 になっています。「どこがわからないか」を背景で述べる、というのが一つの型になっていますね。

METHODS

We searched for abnormalities of the proapoptotic Bcl-xL deamidation pathway in primary cells from patients with chronic myeloid leukemia (CML) or polycythemia vera, myeloproliferative disorders associated with the BCR-ABL fusion kinase and the Janus tyrosine kinase 2 (JAK2) V617F mutation, respectively.(N Engl J Med 2008;359:2778-89.)

Bcl-xL, JAK2

 下付き文字が記載できないので、正確には間違った表記ですがご容赦を。さて、podcast聞いてみましたか?読み方は確認できたでしょうか。"B-C-L-X-L"とアルファベット読みでしたね。他方、"JAK2"のほうは"Jack two"と読まれていたようでしたね。

RESULTS

Inhibition of the pathway was reversed by enforced alkalinization or overexpression of NHE-1, leading to a restoration of apoptosis.
(N Engl J Med 2008;359:2778-89.)

leading to その結果、~となる

CONCLUSIONS

BCR-ABL and mutant JAK2 inhibit the Bcl-xL deamidation pathway and the apoptotic response to DNA damage in primary cells from patients with CML or polycythemia vera.(N Engl J Med 2008;359:2778-89.)

with CML or polycythemia vera 慢性骨髄性白血病と真性多血症の
 "or"が使われています。意味としては"and"です。ここでなぜ"or"になるのか。実際、前のパラグラフ(RESULTS)ではandが使われています。

Imatinib or JAK2 inhibitors reversed inhibition of the pathway in cells from patients with CML and polycythemia vera, (N Engl J Med 2008;359:2778-89.)

調べた範囲では文法的にorでなければならない理由は見つかりませんでした。私の想像としてはCMLとPVは別の疾患であるので、orでやんわりとくくっているのでは、と。andだともっとがしっとまとめあげた群かな、なんて思いました。

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ABSTRACT | 11:41:03 | Trackback(0) | Comments(0)
二つの対立するものを見極める:N Engl J Med 2008;359:2767-77.
The New England Journal of Medicine 12月25日号掲載2番目の原著論文を読みます。
内容は1型糖尿病とセリアック病の遺伝子変異に関するもので、両者に共通するものと固有のものを検討しています。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Shared and Distinct Genetic Variants in Type 1 Diabetes and Celiac Disease (N Engl J Med 2008;359:2767-77.)

では早速読んでいきましょう。

BACKGROUND

Two inflammatory disorders, type 1 diabetes and celiac disease, cosegregate in populations, suggesting a common genetic origin. (N Engl J Med 2008;359:2767-77.)

cosegregate 一緒に見られる、同時に発生する

METHODS

We evaluated the association between type 1 diabetes and eight loci related to the risk of celiac disease by genotyping and statistical analyses of DNA samples from 8064 patients with type 1 diabetes, 9339 control subjects, and 2828 families providing 3064 parent–child trios (consisting of an affected child and both biologic parents).(N Engl J Med 2008;359:2767-77.)

parent–child trios 両親と子供の組み合わせ
 続くカッコ内に説明が加えられています。

RESULTS

The 32-bp insertion–deletion variant on chromosome 3p21 was newly identified as a type 1 diabetes locus (P=1.81x10–8) and was also associated with celiac disease, along with PTPN2 on chromosome 18p11 and CTLA4 on chromosome 2q33, bringing the total number of loci with evidence of a shared association to seven, including SH2B3 on chromosome 12q24. (N Engl J Med 2008;359:2767-77.)

along with ~に加えて
 長い文の上、遺伝子や染色体が入り交じってげんなりしそうですが、表現そのものは難しいところはありません。共通する変異は7カ所だった、といっていますが、わかりますか?該当するところをチェックしていくと、読みやすくなるかと思います。

The effects of the IL18RAP and TAGAP alleles confer protection in type 1 diabetes and susceptibility in celiac disease. (N Engl J Med 2008;359:2767-77.)

confer 授ける、賦与する
susceptibility 感受性

CONCLUSIONS

These data suggest that common biologic mechanisms, such as autoimmunity-related tissue damage and intolerance to dietary antigens, may be etiologic features of both diseases. (N Engl J Med 2008;359:2767-77.)

These data suggest that  これらのデータが示唆するのは~である
 結論で使える表現ですね。

1型糖尿病とセリアック病にこんな共通項があるとは知りませんでした。ここから治療へ発展する糸口が見つかるといいですね。

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ABSTRACT | 21:32:48 | Trackback(0) | Comments(0)
わからないことが起点:N Engl J Med 2008;359:2753-66.
The New England Journal of Medicine 12月25日号掲載の原著論文を読んでいきましょう。
今日読むのは小児の不安障害に対する治療に関する内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Cognitive Behavioral Therapy, Sertraline, or a Combination in Childhood Anxiety (N Engl J Med 2008;359:2753-66.)

今回の注目表現はこちら。

,,, little is known about their relative or combined efficacy. (N Engl J Med 2008;359:2753-66.)

では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Although cognitive behavioral therapy and selective serotonin-reuptake inhibitors have shown efficacy in treating these disorders, little is known about their relative or combined efficacy. (N Engl J Med 2008;359:2753-66.)

cognitive behavioral therapy 認知行動療法

 当然と言えば当然ではありますが、既に判明している事実に対し、未だ解明されていない点を見つけ出し、そこを狙って掘っていく、という姿勢がBACKGROUNDにはしばしば登場します。

METHODS

We administered categorical and dimensional ratings of anxiety severity and impairment at baseline and at weeks 4, 8, and 12.
(N Engl J Med 2008;359:2753-66.)

administered 施す、加える

RESULTS

No child attempted suicide. (N Engl J Med 2008;359:2753-66.)
 「自殺企図」というときにはattemptを使うんですね。

CONCLUSIONS

a combination of the two therapies had a superior response rate. (N Engl J Med 2008;359:2753-66.)
 かなりの有意差を検出しているのに、非常に控えめな結論です。(ほぼ事実のみですね。)

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ABSTRACT | 20:52:16 | Trackback(0) | Comments(0)
レジデントの過労を防ぐには:Perspective (N Engl J Med 2008;359:2633-35.)
NEJM 12月18日号掲載Perspecitiveにはアメリカにおけるレジデントの過労対策が書かれています。Free Full Textなので、どなたでも読むことができます。
下記のタイトルをクリックすると該当記事が開きます。

Revisiting Duty-Hour Limits ― IOM Recommendations for Patient Safety and Resident Education
John K. Iglehart
(N Engl J Med 2008;359:2633-35.)

気になるところを拾い上げてみます。

The report concludes that these new measures should be focused on alleviating fatigue and loss of sleep among trainees, ...
(N Engl J Med 2008;359:2633-35.)

alleviating 緩和する

,,, the cost of implementing some of the recommendations ― of recruiting and paying the personnel necessary to substitute for residents ― would be "in the ballpark of $1.7 billion."(N Engl J Med 2008;359:2633-35.)

in the ballpark of だいたい、概算で
 「ざっくり言うと」ということです。一説では「アメリカでは球場の大きさはその土地でまちまちだから」この表現ができてきた、と言われています。TOEIC対策ではおなじみですが、NEJMでも出てくるとは!

The initial regulations recommended by the ACGME ― which accredits most of the 8500 residency programs that currently provide advanced training to some 105,000 medical school graduates ― were developed to address concerns about preventable medical errors and to avert any action by the federal government.
(N Engl J Med 2008;359:2633-35.)

avert 避ける

New York State had previously set limits when resident duty hours came under public scrutiny after the 1984 death of Libby Zion in an emergency room in New York City.(N Engl J Med 2008;359:2633-35.)

came under public scrutiny 一般大衆による詳細な検閲を受けた
 ロングマン現代英英辞典では次のように書かれています。

come under attack/fire/scrutiny etc
to be attacked, shot at etc


Libby Zion Libby Zion事件
 医師の過労と医療事故の関連を語る上で、非常に重要な事件です。下記の記事が端的にわかりやすいと思うので、リンクしておきます。

手紙65 ミスを防ぐために4
     Libby Zion その2 (ほぼ日刊イトイ新聞より)



レジデントの過労を防止するため、勤務時間制限をかける提言を行っていますが、なかなかうまくはいかないようです。
論文の終盤に「他の先進国ではどうか」と言及されていますが、残念ながら日本はあがっていません。(そもそも、そのような規定が公的にあるのかも疑問ですが。)
レジデントもそうですが、指導医の過労、疲弊も著しいので、そのあたりのケアもしっかりしてほしいと思いますね。

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Perspective | 14:14:11 | Trackback(0) | Comments(2)
Case records of MGH: December 18, 2008
久しぶりにthe Massachusetts General Hospitalの症例報告を取り上げます。
全文解釈は、今週の抄読会担当のあなたにお任せするとして、This Week in the Journal掲載の部分を見ておきましょう。

NEJM12月18日号掲載の症例はこちら。クリックするとThis Week in the Journalのページが開きます。

A Woman with Splenomegaly and Anemia (N Engl J Med 2008;359:2707-18.)

では早速どんな症例か見てみましょう。

A 51-year-old woman was admitted to this hospital because of anemia and splenomegaly. (N Engl J Med 2008;359:2707-18.)

was admitted to this hospital  当院に入院した
 be admitted to the hospitalでチェック。

Fatigue, night sweats, leg swelling, dyspnea on exertion, and early satiety had begun 2 months earlier.(N Engl J Med 2008;359:2707-18.)

satiety 満腹
 「食べるとすぐにおなかが一杯になる」ということです。

Examination and imaging studies disclosed a massively enlarged spleen, extending below the pelvic brim, with slightly enlarged intraabdominal lymph nodes;(N Engl J Med 2008;359:2707-18.)

disclosed 明らかになった
 症例呈示の際には使える表現です。

さてさて、この女性には何が起こっているのでしょうか。気になった方は是非本誌をご一読くださいね。

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CASE RECORDS OF MGH | 06:43:04 | Trackback(0) | Comments(4)
Dicer, Droshaはなんと読む?:Podcasting: December 18, 2008
The New England Journal of Medicine 12月18日号のaudio summaryを聞いてみましょう。
NEJMのトップページやpodcastingで聞くことができますよ。
全部聞くと20分ほどかかりますから、まずは最初のヘッドライン部分、1~2分に挑戦。
この部分のスクリプトもNEJMに掲載されていますから、聞くときの参考になります。
ただ、音声と同一ではない部分もありますので注意。

今日は、今週号で初めて知った(注:私の場合)'Dicer, Drosha'をどのように発音するかに気をつけて聞いてみます。

スクリプトになく、聞き取った部分は赤字で表示しています。
では、冒頭の「提供は~」の部分から。

This audio summary is sponcered by Ortho-Mcneil-Janssen Pharmaceutical, Inc. Visit TOPAMAX360.com for practice management podcasts, sample and patient education resources and much more.

本文です。

Welcome to the New England Journal of Medicine audio summary for the week of December 18, 2008. I'm Dr. Teresa Schraeder.This week's issue features This summary covers the issue of December 18, 2008. Featured are articles on Dicer, Drosha, and outcomes in ovarian cancer, thrombolysis during resuscitation for out-of-hospital cardiac arrest, alfuzosin in chronic prostatitis–chronic pelvic pain syndrome, adverse reactions associated with contaminated heparin, PHD2 mutation and congenital erythrocytosis and with paraganglioma, and boosting beta-cell numbers; a review article on temporomandibular disorders; a case report of a woman with splenomegaly and anemia; and Perspective articles on medical student debt, and on revisiting duty-hour limits, and on the future of primary care the community responds.
In a collection of Perspective articles published on November 13 issue and a videotaped roundtable discussion posted online, experts in the field discussed the current crisis in primary care in the United States and possible solutions. Readers and viewers were invited to contribute their ideas in an online forum. A small selection of these comments with responses from the roundtable participants appear in the print issue this week. The video at the roundtable and all the comments can be viewed at nejm.org.

内容を先に知っているので聞き取りやすいかと思いますが、いかがですか。
さて、Dicer, Droshaは聞き取れましたか?もうこれで、インプットされましたね。

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PODCAST | 06:23:13 | Trackback(0) | Comments(0)
時間の前置詞に注目して読む:December 18, 2008 vol.359 No23(2674-84.)
The New England Journal of Medicine 12月18日号掲載4番目の原著論文は汚染ヘパリン事故に関するものです。

以下のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Outbreak of Adverse Reactions Associated with Contaminated Heparin (N Engl J Med 2008;359:2674-48.)

今回は特に、「時間の前置詞」に注目してみました。
では早速、抄録を読んでいきましょう。

BACKGROUND

In January 2008, the Centers for Disease Control and Prevention began a nationwide investigation of severe adverse reactions that were first detected in a single hemodialysis facility. (N Engl J Med 2008;359:2674-48.)

In January 2008, 2008年の1月に
 読んで意味はわかりますが、自分で書くとなると「inでいいのかな、onかな、atかな」となりがちです。講談社英和中辞典の解説では以下の通り。

inはある長さ、ある期間を示し、atは時間の一点を、onはある特定の日の朝とか晩について用いられる。

 従って、in Januaryは「1月のうちに」というイメージです。実際、本文中では、

On January 7, 2008, the Missouri Department of Health and Senior Services notified the Centers for Disease Control and Prevention (CDC) about a cluster of allergic-type reactions among patients undergoing hemodialysis at a pediatric hospital. (N Engl J Med 2008;359:2674-84.)

というように、1月7日と特定するときにはonが用いられています。抄録部分では字数の関係もあり、だいたいいつだったかが判ればいい、ということでinになっているのでしょう。

METHODS

Information on clinical manifestations and on exposure was collected for patients who had signs and symptoms that were consistent with an allergic-type reaction after November 1, 2007.(N Engl J Med 2008;359:2674-84.)

for ~に関して
 このforも自分で書くとなると出てくるかどうか...

RESULTS

A total of 152 adverse reactions associated with heparin were identified in 113 patients from 13 states from November 19, 2007, through January 31, 2008.(N Engl J Med 2008;359:2674-84.)

from November 19, 2007, through January 31, 2008 2007年11月19日から2008年1月31日まで

 throughは「~まで引き続いて」という意味です。本文では同じことが次のように表現されています。

We describe findings from a national investigation of adverse reactions among patients who received heparin and characterize 152 cases that occurred between November 19, 2007, and January 31, 2008.(N Engl J Med 2008;359:2674-84.)

from A through Bとbetween A and Bは同義なんですね。

Of 130 reactions for which information on the heparin lot was available, 128 (98.5%) occurred in a facility that had OSCS-contaminated heparin on the premises.(N Engl J Med 2008;359:2674-84.)

on the premises 施設内で
 ロングマン現代英英辞典4訂増補版では次のように書かれています。

premises [plural] the buildings and land that a shop, restaurant, company etc uses:
on the premises The wonderful desserts are made on the premises.


CONCLUSIONS

The reported clinical features of many of the cases further support the conclusion that contamination of heparin with OSCS was the cause of the outbreak.(N Engl J Med 2008;359:2674-84.)

support 支持している
 the features support ...として応用が利きそうです。

このヘパリンはリコールされましたが、日本には輸入されていなかったのでしょうか。特に注意喚起文書が回ってきた記憶もないのですが(ちゃんと読んでなかっただけかもしれませんけど。)

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ABSTRACT | 07:11:52 | Trackback(0) | Comments(0)
December 18, 2008 vol.359 No23(2663-73.)
The New England Journal of Medicine 12月18日号掲載の3番目の原著論文は慢性前立腺炎の治療についてのものです。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Alfuzosin and Symptoms of Chronic Prostatitis–Chronic Pelvic Pain Syndrome

今日の注目表現はこちら。

A 4-point decrease is the minimal clinically significant difference in the score. (N Engl J Med 2008;359:2663-73.)

では抄録本文を読んでいきましょう。

BACKGROUND

... treatment with alpha-adrenergic receptor blockers early in the course of the disorder has been reported to be effective in some, but not all, relatively small randomized trials.(N Engl J Med 2008;359:2663-73.)

in some, but not all,  いくつかの、しかし全てではない
 1文が長いので主述を見失わないようにします。

METHODS

A 4-point decrease is the minimal clinically significant difference in the score.(N Engl J Med 2008;359:2663-73.)

the minimal clinically significant difference
 臨床的に有意差の出る最小単位、という意味です。

RESULTS

A total of 272 eligible participants underwent randomization, ,,, (N Engl J Med 2008;359:2663-73.)

underwent randomization 無作為振り分けを受けた

CONCLUSIONS

Our findings do not support the use of alfuzosin to reduce the symptoms of chronic prostatitis–chronic pelvic pain syndrome ... (N Engl J Med 2008;359:2663-73.)

Our findings do not support 我々の研究結果は~を支持しない
 結論の言い回しとして使えますね。

なかなか思った結果は出なかったようです。検討数の少ない研究では有用に見えても難しいんですねえ。

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ABSTRACT | 13:27:49 | Trackback(0) | Comments(0)
December 18, 2008 vol.359 No23(2651-62.)
The New England Journal of Medicine 12月18日号掲載2番目の原著論文は院外心停止の治療に関する内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Thrombolysis during Resuscitation for Out-of-Hospital Cardiac Arrest

今日の注目表現はこちら。

We did not detect any significant differences between tenecteplase and placebo in the primary end point of 30-day survival ... (N Engl J Med 2008;359:2651-62.)

では抄録本文を順に読んでいきましょう。

BACKGROUND

Approximately 70% of persons who have an out-of-hospital cardiac arrest have underlying acute myocardial infarction or pulmonary embolism. (N Engl J Med 2008;359:2651-62.)

underlying 潜在する
 心停止の原因のことを指しています。

METHODS

In a double-blind, multicenter trial, we randomly assigned adult patients with witnessed out-of-hospital cardiac arrest to receive tenecteplase or placebo during cardiopulmonary resuscitation.(N Engl J Med 2008;359:2651-62.)

witnessed 目撃者のいる、立証者のいる

Adjunctive heparin or aspirin was not used.(N Engl J Med 2008;359:2651-62.)

Adjunctive 補助の

RESULTS

Subsequently, the trial was terminated prematurely for futility after enrolling a total of 1050 patients.(N Engl J Med 2008;359:2651-62.)

Subsequently その後、その結果
prematurely 早期に
for futility 無益性のため

We did not detect any significant differences between tenecteplase and placebo in the primary end point of 30-day survival ...(N Engl J Med 2008;359:2651-62.)

did not detect any significant differences between ~間に有意差は見られなかった
 「有意差がない」という表現方法として使えます。チェック!

CONCLUSIONS

... we did not detect an improvement in outcome, ... (N Engl J Med 2008;359:2651-62.)

detect an improvement in outcome アウトカムの改善を認めた
 単に「無効だった」と書かないところに著者らの残念な気持ちが見え隠れするようです。

目の付け所は悪くなかったのですが結果が出ませんでした。現時点では呼吸循環動態の回復が全て、というところなのでしょう。

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ABSTRACT | 07:58:40 | Trackback(0) | Comments(0)
December 18, 2008 vol.359 No23(2641-50.)
The New England Journal of Medicine 12月18日号掲載の原著論文を読んでいきましょう。
最初の論文は卵巣癌に関するものです。下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Dicer, Drosha, and Outcomes in Patients with Ovarian Cancer

今日の注目表現はこちら。

Our findings indicate that levels of Dicer and Drosha mRNA in ovarian-cancer cells have associations with outcomes in patients with ovarian cancer.
(N Engl J Med 2008;359:2641-50.)

では抄録本文を順に読んでいきましょう。

BACKGROUND

We studied Dicer and Drosha, components of the RNA-interference machinery, in ovarian cancer.(N Engl J Med 2008;359:2641-50.)

machinery 機構、しくみ
 ロングマン現代英英辞典4訂増補版では次のように書かれています。

"machinery
a system or set of processes for doing something"


METHODS

Validation was performed with the use of published microarray data from cohorts of patients with ovarian, breast, and lung cancer. (N Engl J Med 2008;359:2641-50.)

Validation 検証
with the use of  ~を用いて
 つい"by"を使ってしまいそうですが、ここは"with"で手段を示します。

RESULTS

,,, but their presence or absence did not correlate with the level of expression.(N Engl J Med 2008;359:2641-50.)

their presence or absence それらの有無
 presenceとabsenceが対になっています。

CONCLUSIONS

Our findings indicate that levels of Dicer and Drosha mRNA in ovarian-cancer cells have associations with outcomes in patients with ovarian cancer.(N Engl J Med 2008;359:2641-50.)

Our findings indicate that 私たちの研究の結果は~と示している
 これは使える表現です。要チェック!

浅学な私はDicer, Droshaというのをこの論文で初めて知りました。勉強になります。

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ABSTRACT | 07:31:35 | Trackback(0) | Comments(0)
December 11, 2008 vol.359 No24 (2579-85,)
The New England Journal of Medicine 12月11日号のClinical Practiceにインフルエンザの話題が掲載されています。全文無料で閲覧できますので、一緒に読んでみましょう。
下記のタイトルをクリックすると、全文が閲覧できます。

Prevention and Treatment of Seasonal Influenza
W. Paul Glezen, M.D.
(N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

はじめに症例提示があります。

In February 2007, fever developed in a previously healthy 15-year-old girl, with a peak temperature of 102°F (38.9°C) and mild upper respiratory congestion. (N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

fever developed 発熱した

Despite intensive resuscitative efforts, she died 12 hours later; the postmortem examination showed necrotizing pneumonia and extensive alveolar hemorrhage. (N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

Despite ~にもかかわらず
 集中救命措置にもかかわらず、救命できなかった、ということです。

The Clinical Problem

This girl was one of 12 children who were reported to have died in Texas during the 2006–2007 influenza season.(N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

the 2006–2007 influenza season 2006-2007年のインフルエンザ流行期
 なんでもない表現ですが、自分で書くと、もっと回りくどい書き方になりそうです。単語を並べているだけですが、これで必要十分なんですね。

Strategies and Evidence
Priorities for Vaccination

As is evident from the information presented above, the standard risk-based strategy, according to which the priority for influenza vaccination is given to persons who are at the highest risk for death (e.g., elderly persons and those with chronic heart or lung conditions), does not control influenza epidemics and does not effectively prevent serious illness and death.(N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

As is evident from the information presented above, 上述の情報から明らかなように

One reason is that many older persons and persons with debilitating chronic conditions have a reduced ability to respond immunologically to the currently available influenza vaccines.
(N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

debilitating 弱っている
 免疫不全状態でワクチン接種しても免疫ができない、と言っています。

To counter the suboptimal immune responsiveness of vulnerable patients, annual influenza vaccination has been recommended since 1985 for caretakers and household contacts of high-risk persons. (N Engl J Med 2008;359:2579-85.)


vulnerable 脆弱な
 debilitatingとほぼ同義で使われています。本人ではなく、周りの免疫を高めてブロックしよう、という作戦です、が....

These categories encompass at least 85% of the total U.S. population, or about 250 million persons.(N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

encompass 抱合する、カバーする
 全人口の85%をカバーすることを目指しています。この85%という数字は後半部分でも出てきます。

Composition and Distribution of Influenza Vaccine

Since 2002, influenza B has been represented in the United States by two lineages.(N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

lineages 系統

Walk-in vaccination clinics should be open at times that are convenient for families and that will not conflict with attendance at work and school.(N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

Walk-in 予約なしでかかれる
 「気軽にぶらりと訪れることができる」というイメージでしょうか。おもしろい表現ですね。

Immunizing schoolchildren has been reported to confer herd protection against influenza in several settings, ... (N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

confer 授ける、賦与する
herd protection 集団防御
 schoolchildrenは確かに'herd'という感じですね。

Efficacy of the Vaccine

Live attenuated influenza vaccine has the advantage of administration by nasal spray, ,,, (N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

has the advantage of ~について優れている

Case Management

Rapid point-of-service tests are useful tools that help clinicians make decisions regarding the use of antiviral therapy. (N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

point-of-service
 この単語は辞書には載っていません。'point-of-sale’が「店頭で」という意味であることから推察して、おそらく、「臨床の現場で」ということでしょう。いわゆる、「迅速診断」のことでしょう。

Who Should Be Treated?

Although the effectiveness of treatment is greater the earlier the treatment is initiated, treatment is indicated for patients who are hospitalized with influenza virus even if the duration of illness is more than 48 hours, ,,, (N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

Although the effectiveness of treatment is greater the earlier the treatment is initiated, 治療が早ければ効果も大きいが
 長い文ですが意味は取りやすいです。althoughの中に文が2つはいっているのは構造的におもしろいです。

Antiviral Treatments

... although it is not currently approved for this indication. (N Engl J Med 2008;359:2579-85.)
 現時点では未承認ではあるが、ということです。こういうときにはapproveを使うんですね。

Areas of Uncertainty

,,, changes in antigenic properties that may nullify the effectiveness of a vaccine, ,,,(N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

nullify 無効にする、無力化する
 nullがゼロなので、「ゼロにする」という動詞になります。

Guidelines

These organizations specify priorities for vaccine administration that currently encompass about 85% of the total population. (N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

specify 明確に記している
 ワクチン接種が最優先というわけですね。ここでまた85%が出てきました。

Conclusions and Recommendations


Given strong evidence that immunization of healthy persons benefits the community, I would extend this recommendation to include universal vaccination, although I recognize the need for an improved infrastructure in order to achieve this goal. (N Engl J Med 2008;359:2579-85.)

この部分が著者の最も言いたいことでしょう。「インフラを整備して、全ての人にワクチン接種を」と主張しています。

いかがだったでしょうか。全文をオーディオプログラムで聞くことができます。一読した後に聞くとわかりやすいですよ。

NEJMのサイトはThe New England Journal of Medecineで見られます。abstractは無料で閲覧できますから、どうぞ。
抄録の日本語版は南江堂サイトへ。

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CLINICAL PRACTICE | 06:30:09 | Trackback(0) | Comments(0)
December 11, 2008 vol.359 No23(2567-78.)
The New England Journal of Medicine 12月11日号掲載5番目の原著論文を読みましょう。
リンチ症候群の治療に関する論文です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Effect of Aspirin or Resistant Starch on Colorectal Neoplasia in the Lynch Syndrome (N Engl J Med 2008;359:2567-78.)

今日の注目表現はこちら。

Among 1071 persons in 43 centers, 62 were ineligible to participate in the study, 72 did not enter the study, and 191 withdrew from the study. (N Engl J Med 2008;359:2567-78.)

では抄録本文へ進みます。

BACKGROUND

...however, the effects of aspirin in the Lynch syndrome (hereditary nonpolyposis colon cancer) are not known. (N Engl J Med 2008;359:2567-78.)

are not known 知られていない
 これはBACKGROUNDに頻回に出てきます。自分で書くときにも使えますね。

METHODS

In a randomized, placebo-controlled trial, we used a two-by-two design to investigate the effects of aspirin, ... (N Engl J Med 2008;359:2567-78.)

investigate 研究する

 ロングマン現代英英辞典4訂増補版では次のように書かれています。

investigate
to try to find out the truth about or the cause of something such as a crime, accident, or scientific problem


RESULTS

Among 1071 persons in 43 centers, 62 were ineligible to participate in the study, 72 did not enter the study, and 191 withdrew from the study.(N Engl J Med 2008;359:2567-78.)

ineligible 不適当な
withdrew from ~をやめる
 脱落群の内容を説明しています。こうした研究では必ず脱落群が発生しますから、この文の単語は必要ですね。

These three categories were equally distributed across the study groups.(N Engl J Med 2008;359:2567-78.)

were equally distributed across ~に均等に分布していた
 acrossが使ってあるのがおもしろいです。イメージとして、わかりますね。equallyの同義語が後半に出てきますよ。探してみてください。

There were no significant differences between the two groups with respect to the development of advanced neoplasia (7.4% and 9.9%, respectively; P=0.33).(N Engl J Med 2008;359:2567-78.)

with respect to ~の点で
 「なんだか似たようなのを最近見た覚えが...」そうです、これです。

The primary end point was the rate of adequate clinical and parasitologic response at day 42 after the start of treatment with regard to Plasmodium falciparum, after correction for reinfections identified through polymerase-chain-reaction (PCR) genotyping of polymorphic loci in parasite DNA. (N Engl J Med 2008;359:2545-57.)

 言い換えで使えますね。

Advanced adenomas and colorectal cancers were evenly distributed in the two groups. (N Engl J Med 2008;359:2567-78.)

were evenly distributed 同等に分布していた
 ここに出てきました。equallyとevenlyで覚えておきます。

CONCLUSIONS

The use of aspirin, resistant starch, or both for up to 4 years has no effect on the incidence of colorectal adenoma or carcinoma among carriers of the Lynch syndrome. (N Engl J Med 2008;359:2567-78.)

for up to 4 years 4年に至るまでの間
 最長4年使っても、という意味です。

リンチ症候群の腺腫は発生機序が特異だから効かなかった、ということなのでしょうか。そのあたりは次の検証に組まれているのでしょうか。

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ABSTRACT | 06:25:49 | Trackback(0) | Comments(0)
December 11, 2008 vol.359 No24 (2558-66.)
The New England Journal of Medicine 12月11日号4つめの原著論文は子供の肥満についてのものです。
下記のタイトルをクリックすると、抄録が開きます。

An Obesity-Associated FTO Gene Variant and Increased Energy Intake in Children (N Engl J Med 2008;359:2558-66.)

今日の注目表現はこちら。

We studied 2726 Scottish children, 4 to 10 years of age, who underwent genotyping for FTO variant rs9939609 and were measured for height and weight. (N Engl J Med 2008;359:2558-66.)

では早速、抄録本文へ進みましょう。

BACKGROUND

Variation in the fat mass and obesity–associated (FTO) gene has provided the most robust associations with common obesity to date. (N Engl J Med 2008;359:2558-66.)

robust 強固な
 ロングマン現代英英辞典4訂増補版では次のように書かれています。

"robust a robust object is strong and not likely to break; =sturdy"

to date 今まで
 ロングマン現代英英辞典4訂増補版では次のように書かれています。

"to date up to now"

METHODS

We studied 2726 Scottish children, 4 to 10 years of age, who underwent genotyping for FTO variant rs9939609 and were measured for height and weight. (N Engl J Med 2008;359:2558-66.)

height and weight 身長と体重
 なんということはない表現ですが、語呂がいい(韻を踏んでいる)ですね。

A subsample of 97 children was examined for possible association of the FTO variant with adiposity, energy expenditure, and food intake.(N Engl J Med 2008;359:2558-66.)

expenditure 消費量

RESULTS

In the intensively phenotyped subsample, the A allele was also associated with increased fat mass (P=0.01) but not with lean mass. (N Engl J Med 2008;359:2558-66.)

fat mass 脂肪重量
lean mass 非脂肪重量
 fatとleanは反義語になります。

... indicating that there is no defect in metabolic adaptation to obesity in persons bearing the risk-associated allele.
(N Engl J Med 2008;359:2558-66.)

adaptation 適応

CONCLUSIONS

The FTO variant that confers a predisposition to obesity does not appear to be involved in the regulation of energy expenditure ,,, (N Engl J Med 2008;359:2558-66.)

confers predisposition 素因を賦与する
 以下の素因となる、という意味になります。

食物の嗜好が遺伝子変異と関係しているというのは興味深いですね。

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ABSTRACT | 06:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
December 11, 2008 vol.359 No24 (2545-57.)
The New England Journal of Medicine 12月11日号掲載の原著論文抄録を読んでいきましょう。3番目の論文もマラリア関連です。今回はもしかして、「マラリア大特集号」なのでしょうか。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

A Trial of Combination Antimalarial Therapies in Children from Papua New Guinea (N Engl J Med 2008;359:2545-57.)

今回の注目表現はこちら。

The rate of adequate clinical and parasitologic response for P. vivax in the dihydroartemisinin–piperaquine group (69.4%) was more than twice that in each of the other three treatment groups. (N Engl J Med 2008;359:2545-57.)

では抄録本文へ参りましょう。

BACKGROUND

Malaria control is difficult where there is intense year-round transmission of multiple plasmodium species, such as in Papua New Guinea. (N Engl J Med 2008;359:2545-57.)

year-round 通年の
 年間を通じて感染が発生している、ということです。パプアニューギニアの地理的位置を考えると、そうでしょうね。

METHODS

The primary end point was the rate of adequate clinical and parasitologic response at day 42 after the start of treatment with regard to Plasmodium falciparum, after correction for reinfections identified through polymerase-chain-reaction (PCR) genotyping of polymorphic loci in parasite DNA. (N Engl J Med 2008;359:2545-57.)

with regard to ~に関しては
 
RESULTS

The rate of adequate clinical and parasitologic response for P. vivax in the dihydroartemisinin–piperaquine group (69.4%) was more than twice that in each of the other three treatment groups. (N Engl J Med 2008;359:2545-57.)

more than twice 2倍以上
 数字(数学)関係って盲点です。that以下の2倍以上、と言っています。

CONCLUSIONS

The most effective regimens were artemether–lumefantrine against P. falciparum and dihydroartemisinin–piperaquine against P. vivax. (N Engl J Med 2008;359:2545-57.)

このように奇をてらわず、結論をごく素直に並べて書く、というのもありです。抄録の書き出しも

Malaria control is difficult ...(N Engl J Med 2008;359:2545-57.)

とシンプルでしたから、こういう書きぶりの著者なのかもしれません。

先の2つはワクチン、これは治療法についての論文でした。薬剤耐性マラリア原虫も深刻な問題ですから、こちらのアプローチも実を結ぶことを期待しています。

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ABSTRACT | 06:00:01 | Trackback(0) | Comments(0)
December 11, 2008 vol.359 No24 (2522-44)
The New England Journal of Medicine 12月11日号の原著論文抄録で英語力をつけましょう。
今日読むのは2番目に掲載されている抄録で、昨日に引き続きマラリアワクチンに関するものです。
下記のタイトルをクリックすると、抄録が開きます。

Safety and Immunogenicity of RTS,S/AS02D Malaria Vaccine in Infants (N Engl J Med 2008;359:2533-44.)

今日の注目表現はこちら。

The use of the RTS,S/AS02D vaccine in infants had a promising safety profile, ... (N Engl J Med 2008;359:2533-44.)

なんだか既視感が~、というあなたは、昨日もおいでくださった方ですね。ありがとう!

では早速、抄録本文へ進みます。

BACKGROUND

The RTS,S/AS malaria vaccine is being developed for delivery through the World Health Organization's Expanded Program on Immunization (EPI). (N Engl J Med 2008;359:2533-44.)

delivery 広めること
 WHOの予防接種拡大計画(EPI)を通じて広める、という意味になります。

We assessed the feasibility of integrating RTS,S/AS02D into a standard EPI schedule for infants.
(N Engl J Med 2008;359:2533-44.)

feasibility (実行)可能性
 ロングマン現代英英辞典4訂増補版にはこのように書かれています。

feasible
adj a plan, idea, or method that is feasivle is possible and is likely to work


METHODS

The primary objectives were the occurrence of serious adverse events ... (N Engl J Med 2008;359:2533-44.)

primary objectives 主要な目標
 obfectivesが出てくるのはこの3か月では初めてですね。これまではend pointとの組み合わせが多かったですね。

RESULTS

During the 6-month period after the third dose of vaccine, the efficacy of the RTS,S/AS02D vaccine against first infection with P. falciparum malaria was 65.2% (95% CI, 20.7 to 84.7; P=0.01). (N Engl J Med 2008;359:2533-44.)

During the 6-month period after the third dose of vaccine,  3回目の接種後、6か月間で
 自分で書くとなると、ちょっと悩むかもしれない表現です。頭の中で図示しながら読むと自分のものになりやすいかも。

CONCLUSIONS

The use of the RTS,S/AS02D vaccine in infants had a promising safety profile, ... (N Engl J Med 2008;359:2533-44.) 

promising 将来有望な
 昨日も出てきました。再掲します。

RTS,S/AS01E shows promise as a candidate malaria vaccine.(N Engl J Med 2008;359:2521-32.)
 
 これで間違いなく、promisingは覚えられましたね~。

マラリア対策は本当に重大な課題です。こうした着実な研究が実を結ぶ日もそう遠くないと信じたいです。

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ABSTRACT | 06:35:30 | Trackback(0) | Comments(0)
December 11, 2008 vol.359 No24 (2521-2532)
The New England Journal of Medicine オリジナルサイトが復旧しました。やれやれ。
では早速、12月11日号掲載の原著論文を読んでいきましょう。
最初の論文はマラリアワクチンに関するものです。下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。

Efficacy of RTS,S/AS01E Vaccine against Malaria in Children 5 to 17 Months of Age (N Engl J Med 2008;359:2521-32.)

今日の注目表現はこちら。

RTS,S/AS01E shows promise as a candidate malaria vaccine.(N Engl J Med 2008;359:2521-32.)


順番に読んでいきましょう。

BACKGROUND

Plasmodium falciparum malaria is a pressing global health problem.(N Engl J Med 2008;359:2521-32.)

pressing 緊急の
 ロングマン現代英英辞典(4訂新版)には次のように解説されています。

"pressing needing to be discussed or dealt with very soon;=urgent"

We evaluated the efficacy of RTS,S given with a more immunogenic adjuvant system (AS01E) in children 5 to 17 months of age, a target population for vaccine licensure.(N Engl J Med 2008;359:2521-32.)

licensure 免許下付
 ワクチン接種年齢として認可されている、という意味です。

METHODS

We conducted a double-blind, randomized trial of RTS,S/AS01E vaccine as compared with rabies vaccine in children in Kilifi, Kenya, and Korogwe, Tanzania. (N Engl J Med 2008;359:2521-32.)

conducted 実施した
 お決まりの表現です。conduct a trialでひとまとめにチェック!

RESULTS

Overall, there were 38 episodes of clinical malaria among recipients of RTS,S/AS01E, as compared with 86 episodes among recipients of the rabies vaccine, with an adjusted rate of efficacy against all malarial episodes of 56% (95% CI, 31 to 72; P<0.001). (N Engl J Med 2008;359:2521-32.)

Overall, (文修飾として)総合的にいえば、全体的にみれば
 ロングマン現代英英辞典(4訂新版)では

"overall [sentence adverb] generally"

となっています。語彙を広げるチャンスですよ。

There were fewer serious adverse events among recipients of RTS,S/AS01E, and this reduction was not only due to a difference in the number of admissions directly attributable to malaria.(N Engl J Med 2008;359:2521-32.)

attributable to ~が原因で
 RTS,S/AS01Eワクチンの方が有害事象が少なかったのはマラリアが原因で入院した数の差だけではない、と言っています。

CONCLUSIONS

RTS,S/AS01E shows promise as a candidate malaria vaccine.(N Engl J Med 2008;359:2521-32.)

promise (将来の明るい)見込み、有望
 研究社の新英和中辞典(第7版)にこんな例文が出ています。

He shows considerable promise of a footballer. 彼はフットボール選手としてかなり将来が有望だ。

 このワクチンは有望だ、という結論です。1文ですが、断言していて爽快です。

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ABSTRACT | 12:12:12 | Trackback(0) | Comments(0)
The New England Journal of Medicine 閲覧障害発生中(2008/12/12)
今日も元気よく記事を書く予定でしたが、なんと、早朝から、

The New England Journal of Medicineオリジナルサイトの閲覧障害が発生しています。(午前8時20分現在)

5時過ぎからアクセスしていますが、全く接続できません。
何かトラブルが起こっていると思われます。
(うちのシステムの問題ではなさそうです。)

現在午前8時過ぎですが、未だ回復しておらず、残念ですが、今日は記事がアップできそうにもありません。
せっかく来てくださった方、ごめんなさい。
オリジナルサイト接続復旧後、時間があれば、書けると思いますが...

とにかく、早期復旧を待つのみです。

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Notice | 08:23:28 | Trackback(0) | Comments(0)
December 11, 2008 vol.359 No24
The New England Journal of Medicineの12月11日号が発行されました。
夏まではTable of Contentsがe-mailで午前7時には届いていたのですが、11月初めくらいから午前8時配信になってしまいました。
これを待っていては遅刻してしまいますので、記事のアップも遅くなります。
申し訳ありません。

では、早速、今週の内容を見てみましょう。
今週号の原著論文は5編。盛りだくさんですね。タイトルをクリックすると抄録が開きます。

Efficacy of RTS,S/AS01E Vaccine against Malaria in Children 5 to 17 Months of Age
P. Bejon and Others
(N Engl J Med 2008;359:2521-2532.)

Safety and Immunogenicity of RTS,S/AS02D Malaria Vaccine in Infants
S. Abdulla and Others
(N Engl J Med 2008;359:2533-2544.)

A Trial of Combination Antimalarial Therapies in Children from Papua New Guinea
H. A. Karunajeewa and Others
(N Engl J Med 2008;359:2545-2557.)

An Obesity-Associated FTO Gene Variant and Increased Energy Intake in Children
J. E. Cecil and Others
(N Engl J Med 2008;359:2558-2566.)

Effect of Aspirin or Resistant Starch on Colorectal Neoplasia in the Lynch Syndrome
J. Burn and Others
(N Engl J Med 2008;359:2567-2578.)

更に今週号にはこんな特集もあります。

Prevention and Treatment of Seasonal Influenza
W. Paul Glezen, M.D.
(N Engl J Med 2008;359:2579-2585.)

時節柄、読んでみたい記事ですね。どんな内容なのでしょう。

興味を惹く記事はありましたか?サキヨミOKですから、クリックして読んでみてくださいね。明日から順番に取り上げていきたいと思います。

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E-MAIL TABLE OF CONTENTS | 17:53:48 | Trackback(0) | Comments(0)
Podcasting: December 4, 2008
The New England Journal of Medicine 12月4日号のaudio summaryを聞きましょう。
iTuneをご利用の方はpodcastingで毎週配信されています。また、NEJMのサイトからAUDIO SUMMARYの項をクリックするとウィンドウが開いてMP3でもダウンロードできます。

全部聞くと20分程度かかります。通勤の途中や休憩時間に聞いてみてはいかがでしょう。
ここでは最初の1分少々で話される、目次部分を取り上げます。この部分はスクリプトがあるので聞きやすくなっています(ただし、完全には一致していません。)
では早速、一緒に聞いていきましょう。

まず初めは、「提供は~~」の部分です。

This audio summary is sponcered by Ortho-Mcneil-Janssen Pharmaceutical, Inc. Visit TOPAMAX360.com for practice management podcasts, sample and patient education resources and much more.

ではスクリプトを参考に次へ。聞き取った部分は赤字で入れておきます。

Welcome to the New England Journal of Medicine audio summary for the week of December 4, 2008. I'm Dr. Michael Bierer. This week's issue features This summary covers the issue of December 4, 2008. Featured are articles on benazepril plus amlodipine or hydrochlorothiazide for hypertension in high-risk patients, prolonged therapy of advanced chronic hepatitis C with low-dose peginterferon, tenofovir disoproxil fumarate versus adefovir dipivoxil for chronic hepatitis B, and irbesartan in patients with heart failure and preserved ejection fraction, and proteinuria and immunity; a review article on treatment of on levodopa for Parkinson’s disease with levodopa; a Clinical Problem-Solving article describing a patient with arthralgia, anemia and severedepression, mitral-valve prolapse, and migraine headaches; a clinical implications of basic research article on cyclosporine and podocyte; and Perspective articles abouton bringing primary care forto the housebound elderly and on circumcision as a surgical strategy for HIV prevention in Africa.

今回は随分スクリプトと異なっていました。
このあと、それぞれの記事について、だいたいABSTRACTを中心に説明されています。他の理系雑誌のpodcastよりは聞きやすいと思いますよ。

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PODCAST | 06:29:26 | Trackback(0) | Comments(0)
Modern Health Care for All Americans by Obama
次期アメリカ合衆国大統領Obama氏の演説集がトップセラーに入っています。
それを買ってきて読んだり聞いたりももちろんお薦めですが、ドクターならこれを是非。クリックすると本文が開きます。

Modern Health Care for All Americans
Barack Obama
(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

The New England Journal of Medicine 10月9日号に投稿されたObama氏の医療政策に関する論文です。もちろん全文無料で閲覧できます。今回はこれを一緒に読んでみましょう。

Doctors and other health care providers work in extraordinary times and have unrivaled abilities, but increasingly our health care system gets in the way of their sound medical judgment. (N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

unrivaled 無比の
gets in the way of ~の邪魔をする

Washington sends dictates but no help.
(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

dictates (しばしば複数形で)さしず、命令

My health care plan has three central tenets.(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

tenets 信条
 3つの信条、というのは次の通りです。

First, all Americans should have access to the benefits of modern medicine.
Second, we must eliminate the waste that plagues our medical system ...
Third, we need a public health infrastructure that works with our medical system to prevent disease and improve health.
(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

現代医学の恩恵に誰でもが浴せること、医療システムの無駄をなくすこと、そしてインフラを整備すること、の3つです。以下、それぞれについて説明が続きます。

In addition to this daily injustice, it is just plain costly and inefficient to care for people only when they get very ill.(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

costly 費用がかかる
 "ly"がつきますが、副詞ではなくて、形容詞です。注意!

I have been committed to correcting this problem since I first started in public life, and I am determined to see it through.
(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

see it through それを見届ける、やりとおす
 最後までやるぞ、という決意です。

To promote competition among insurers, we will also give patients a new public-plan option, providing the same coverage that is offered to members of Congress and their families.(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

Congress関係者には手厚い保障があるようですね。「それと同等の」というのはかなり魅力的な内容なのでしょう。

Like too many Americans, I watched my mother argue with insurance companies while she was in bed dying of cancer; that should not happen.(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

that should not happen そんなことがあってはいけない
 自分の母親の例を出して、読み手を懐に引き込んでいますね。うまい!

To make insurance affordable, we will give families income-related tax credits to expand access and streamline plan enrollment and transactions to reduce the administrative burden.(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

streamline 合理化する
 元々「流線型」を指しますが、そこから「能率的にする」「簡素化する」という意味が出てきています。
transactions 処理

where insurers cherry-pick healthy enrollees, (N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

cherry-pick よく吟味して買う
 健康な人をねらい打ちする、という意味です。

Our reimbursement structure rewards procedures and the use of technology but not time spent with patients or coordinating care.(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

reimbursement 払い戻し、賠償

I will also renew our commitment to investing in biomedical research, which suffered a major lapse under the Bush administration.(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

lapse 失策、衰退

And I am open to additional measures to curb malpractice suits and reduce the cost of malpractice insurance. (N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

curb 抑制する

Patients need to step up their efforts to stop smoking, start exercising, and eat right to maintain a healthy weight.(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

一国のリーダー(を目指す人物)がここまで明言!ありがたいですねえ。1本、筋が通ってますね。

I believe that with help and collaboration, especially from those who work so hard to keep us healthy, we can make health care reform a reality.(N Engl J Med 2008;359:1537-1541.)

make health care reform a reality 医療保障改革を現実化する
 この論文の最後の文です。those who以下の部分も、日頃辛い目に遭っている医療関係者には胸に沁みますね。

いかがでしたか。いつもの原著論文とはまたひと味違ってましたが、話題のObama英語、自分の領域でリバレッジをかけてくださいね。

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Perspective | 08:07:54 | Trackback(0) | Comments(0)
December 4, 2008 vol.359 No23(2456-67)
The New England Journal of Medicine 12月4日号掲載の4番目の原著論文は、心不全患者の治療についての内容です。
下記のタイトルをクリックすると抄録が開きます。まず、読んでみましょう。

Irbesartan in Patients with Heart Failure and Preserved Ejection Fraction (N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

今日の注目表現はこちら。

There were no significant differences in the other prespecified outcomes.(N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

では抄録本文へ進みましょう。

BACKGROUND

Therefore, we studied the effects of irbesartan in patients with this syndrome. (N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

Therefore したがって
 接続詞の語彙を広げる第一歩です。自分で使ってみるとなじんできますよ。ロングマン現代英英辞典(4訂増補版)では次のように書かれています。

therefore formal as a result of something that has just been mentioned

METHODS

We enrolled 4128 patients who were at least 60 years of age ... (N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

enrolled 登録した
 「(治験などに)エントリーした」というときの言い方です。

RESULTS

During a mean follow-up of 49.5 months, the primary outcome occurred in 742 patients in the irbesartan group and 763 in the placebo group.(N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

the primary outcome 主要な転帰
 しばしば出てくるprimary outcomeやsecondary outcomeですが、なかなかピンときませんでした。でもoccurと組み合わされることでイメージがはっきりしましてきた。

There were no significant differences in the other prespecified outcomes. (N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

There were no significant differences 有意差はなかった
 「あれあれ?」と思われた方は、2日前の記事をお読みになっていますね。あのときは、

... but there was no significant difference between the groups in the rate of any primary outcome (34.1% in the treatment group and 33.8% in the control group; hazard ratio, 1.01; 95% confidence interval, 0.81 to 1.27; P=0.90). (N Engl J Med 2008;359:2429-41.)

という具合に単数形でしたね。同じ構文ではありますが、今回のものはin以下のさまざまな事象について「有意差」をみているので複数形になっている、と考えるのではないかと思います。このあたりの使い分けがなかなか悩ましいところですね。

CONCLUSIONS

Irbesartan did not improve the outcomes of patients with heart failure and a preserved left ventricular ejection fraction.
(N Engl J Med 2008;359:2456-67.)

did not ~しなかった
 細かいところですが、短縮形にしません。その目で見てみると、論文内で動詞否定形等の短縮形を見ることは少ないようです。そのあたりはやはり、formalな文体ということなんでしょうか。

今回も「仮説通りの結果は出なかった」研究でした。このようなnegative dataも臆せず発表する(そしてNEJMに投稿する)という発想、大切にしたいです。

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ABSTRACT | 06:30:18 | Trackback(0) | Comments(0)
December 4, 2008 vol.359 No23(2442-55)
The New England Journal of Medicine 12月4日号掲載3番目の原著論文を読みます。
2番目はC型慢性肝炎についてでしたが、これはB型慢性肝炎の治療についてです。
下記のタイトルをクリックすると抄録へ飛びます。まずは、ご一読を。

Tenofovir Disoproxil Fumarate versus Adefovir Dipivoxil for Chronic Hepatitis B

かなりあっさり、ざっくりとしたタイトルですが、関心領域にある人のアンテナには十分引っかかりますね。

今日の注目表現はこちら。

Significantly more HBeAg-positive patients treated with tenofovir DF than those treated with adefovir dipivoxil had normalized alanine aminotransferase levels (68% vs. 54%, P=0.03) and loss of hepatitis B surface antigen (3% vs. 0%, P=0.02). (N Engl J Med 2008;359:2442-55.)

では抄録本文を読んでいきましょう。

BACKGROUND

Tenofovir disoproxil fumarate (DF) is a nucleotide analogue and a potent inhibitor of human immunodeficiency virus type 1 reverse transcriptase and hepatitis B virus (HBV) polymerase. (N Engl J Med 2008;359:2442-55.)

potent 強力な
 ロングマン現代英英辞典4訂増補版によると、

potent: powerful and effective

とありました。ほぼpowerfulと同意で考えて良いかと思います。

METHODS

In two double-blind, phase 3 studies, we randomly assigned patients with hepatitis B e antigen (HBeAg)–negative or HBeAg-positive chronic HBV infection ... (N Engl J Med 2008;359:2442-55.)

hepatitis B e antigen (HBeAg)–negative B型肝炎ウイルスe抗原陰性の
 スペースの入り方、単語の並び方に注目。知らないと書けない表現方法でしょう。

RESULTS

At week 48, in both studies, a significantly higher proportion of patients receiving tenofovir DF than of those receiving adefovir dipivoxil had reached the primary end point (P<0.001). (N Engl J Med 2008;359:2442-55.)

a significantly higher proportion 有意に高い割合
 than以下の群と比べて、ということです。significantの副詞形significantlyを使いこなすことに注目。

The safety profile was similar for the two treatments in both studies. (N Engl J Med 2008;359:2442-55.)

safety profile 安全性に関する内容
 profileというのが日本語になじみにくいですが、「プロフィール」とするとなんとなくイメージできるでしょうか。ロングマン現代英英辞典(4訂増補版)ではこのように記載されています。

profile: DESCRIPITION a short description that gives important details about a person, a group of people, or a place


CONCLUSIONS

Among patients with chronic HBV infection, tenofovir DF at a daily dose of 300 mg had superior antiviral efficacy with a similar safety profile as compared with adefovir dipivoxil at a daily dose of 10 mg through week 48. (N Engl J Med 2008;359:2442-55.)

Among ~の中で
 文頭で対象をはっきりさせています。大きいところから焦点を絞り込んでいく書き方ですね。

ではもう一度、抄録を読んでみましょう。下記のCitationをクリックすると開きます。

N Engl J Med 2008;359:2442-55.

またひとつ、新しい可能性が開けそうですね。HBVは非常に手強いウイルスなので、治療法のバリエーションが多くなるのは福音です。

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ABSTRACT | 07:50:15 | Trackback(0) | Comments(0)
December 4, 2008 vol.359 No23(2429-41)
The New England Journal of Medicine 12月4日号掲載2番目の原著論文を読みましょう。
慢性C型肝炎治療に関する内容で、タイトルは次の通り。クリックすると抄録へ飛びます。

Prolonged Therapy of Advanced Chronic Hepatitis C with Low-Dose Peginterferon (N Engl J Med 2008;359:2429-41.)

今日の注目表現はこちら。

We conducted a randomized, controlled trial ... (N Engl J Med 2008;359:2429-41.)

では抄録を順に読んでいきましょう。

BACKGROUND

In patients with chronic hepatitis C who do not have a response to antiviral treatment, the disease may progress to cirrhosis, liver failure, hepatocellular carcinoma, and death. (N Engl J Med 2008;359:2429-41.)

have a response to ~に反応がない
 最後のところでもう一回出てきます。抄録で探してみてくださいね。

Whether long-term antiviral therapy can prevent progressive liver disease in such patients remains uncertain. (N Engl J Med 2008;359:2429-41.)

remains uncertain 不明である
 BACKGROUNDで研究の動機を語るときに頻出の表現です。「これがわかってないので、研究しました」と言っています。

METHODS

We conducted a randomized, controlled trial of peginterferon alfa-2a at a dosage of 90 µg per week for 3.5 years, ,,, (N Engl J Med 2008;359:2429-41.)

conducted 実施した
 研究を行った、というときによく使われる動詞です。'counduct a trial'でまとめて覚えておきましょう。

The patients, who were stratified according to stage of fibrosis (622 with noncirrhotic fibrosis and 428 with cirrhosis), were seen at 3-month intervals and underwent liver biopsy at 1.5 and 3.5 years after randomization. (N Engl J Med 2008;359:2429-41.)

stratified 階層化された
 線維化の程度で分けたということです。

RESULTS

... but there was no significant difference between the groups in the rate of any primary outcome (34.1% in the treatment group and 33.8% in the control group; hazard ratio, 1.01; 95% confidence interval, 0.81 to 1.27; P=0.90). (N Engl J Med 2008;359:2429-41.)

there was no significant difference between ~間に有意差はなかった
 単数にするか複数にするか悩みますが、「ひとつもない」というイメージで単数形です。

CONCLUSIONS

Long-term therapy with peginterferon did not reduce the rate of disease progression in patients with chronic hepatitis C and advanced fibrosis, with or without cirrhosis, who had not had a response to initial treatment with peginterferon and ribavirin.(N Engl J Med 2008;359:2429-41.)

with or without cirrhosis 肝硬変の有無によらず
 with or withoutというのはあちこちで使えそうですね。'with or without you'あなたがいようがいまいが、などと...。

ペグインターフェロン+リバビリンの初期治療に無反応だった群ではペグインターフェロンを長期投与してもその後の線維化の進行を抑えられない、ということですか。アジア(特に日本)でも同様の結果が出るのでしょうか。本文を読むと、この研究ではHCV genotype 1が9割以上だったようです。このあたりの影響もあるのでしょうか。

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ABSTRACT | 07:32:29 | Trackback(0) | Comments(0)
December 4, 2008 vol.359 No23(2417-2428)
The New England Journal of Medicine 12月4日号掲載の原著論文を読んでいきます。
論文抄録は250語ですから、情報収集も兼ねて、気楽に目を通してみましょう。

今週号1番目の論文は高血圧治療に関するものです。下記タイトルをクリックすると抄録へ飛びます。

Benazepril plus Amlodipine or Hydrochlorothiazide for Hypertension in High-Risk Patients(N Engl J Med 2008;359:2417-28.)

今日の注目表現はこちら。
In a randomized, double-blind trial, we assigned 11,506 patients ...

では抄録本文を読んでいきましょう。

BACKGROUND

We hypothesized that treatment with the combination of an angiotensin-converting–enzyme (ACE) inhibitor and a dihydropyridine calcium-channel blocker would be more effective in reducing the rate of cardiovascular events than treatment with an ACE inhibitor plus a thiazide diuretic.(N Engl J Med 2008;359:2417-28.)

hypothesized that ~と仮説を立てた
 何回か出てきた表現です。研究計画には「仮説」を立てますから、それをそのままthat以下に投入すればできあがり、です。

METHODS

In a randomized, double-blind trial, we assigned 11,506 patients with hypertension(N Engl J Med 2008;359:2417-28.)

a randomized, double-blind trial 無作為二重盲検試験
assigned 割り付けた
 ほぼ「常套句」に近いです。論文のほとんどにこの表現が出てきます。

The primary end point was the composite of death from cardiovascular causes, nonfatal myocardial infarction, nonfatal stroke, hospitalization for angina, resuscitation after sudden cardiac arrest, and coronary revascularization.(N Engl J Med 2008;359:2417-28.)

The primary end point was the composite of 一次エンドポイントは(of以下の)複合したもので考える
 一次エンドポイントの内容をof以下で並記しています。

RESULTS

The trial was terminated early after a mean follow-up of 36 months, ... (N Engl J Med 2008;359:2417-28.)

was terminated 終了した
 文としては受動態ですが、日本語で言うと「試験は終了した」となりますね。

Rates of adverse events were consistent with those observed from clinical experience with the study drugs.(N Engl J Med 2008;359:2417-28.)

consistent with ~と一致する、~と矛盾しない
 有害事象について書くとき、使えそうな表現です。チェック!

CONCLUSIONS

The benazepril–amlodipine combination was superior to the benazepril–hydrochlorothiazide combination in reducing cardiovascular events in patients with hypertension who were at high risk for such events. (N Engl J Med 2008;359:2417-28.)

superior to ~より優れている
for such events そうした事象
 such eventsはその前のcardiovascular eventsを指しますが、繰り返しを避けるためにsuchが使われています。こうしたちょっとした表現方法にも注目します。

ではここで再度、抄録を読んでみます。

こうしたたゆまぬ検討からガイドラインは書き換えられていくんですね。それにしても、「良い結果が出たので研究を早期に終了した」というのは、(JUPITERもそうですが)ある程度、自信のある仮説だったのでしょうか。

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ABSTRACT | 06:16:10 | Trackback(0) | Comments(0)
November 20, 2008 vol.359 No21(2195-207)
今日は木曜日ですから、The New England Journal of Medicineの最新号が出ます。
でも、「引用問題」で休載中に、どうしても読んでおきたい記事がありましたので、今日はそれを蔵出しします。
それは、The New England Journal of Medicine 11月20日号最初の論文、JUPITERです。
本日の注目表現はこちら。

we hypothesized that people with elevated high-sensitivity C-reactive protein levels but without hyperlipidemia might benefit from statin treatment.

まずはタイトルから。クリックするとABSTRACTが表示されます。

Rosuvastatin to Prevent Vascular Events in Men and Women with Elevated C-Reactive Protein(N Engl J Med 2008;359:2195-207)

Men and Women 男女
 脂質異常関係では性差が考慮されることが多いので、わざわざこのように書いたのでしょうか。

では、抄録本文から見ていきましょう。

BACKGROUND

Increased levels of the inflammatory biomarker high-sensitivity C-reactive protein predict cardiovascular events.(N Engl J Med 2008;359:2195-207)

predict 予測する、予知する

Since statins lower levels of high-sensitivity C-reactive protein as well as cholesterol, we hypothesized that people with elevated high-sensitivity C-reactive protein levels but without hyperlipidemia might benefit from statin treatment.(N Engl J Med 2008;359:2195-207)

hypothesized that ~という仮説を立てた
 オーソドックスな表現ですが、押さえておきましょう。
might benefit from ~の恩恵を受けるかもしれない
 mightなので可能性としては50%以下、と仮説段階では考えていたようです。

METHODS

We randomly assigned 17,802 apparently healthy men and women with low-density lipoprotein (LDL) cholesterol levels of less than 130 mg per deciliter (3.4 mmol per liter) ...(N Engl J Med 2008;359:2195-207)

low-density lipoprotein (LDL) cholesterol levels of less than 130 mg per deciliter LDLコレステロール130mg/dl未満
 ofの使い方に注目。自分で書くと"of"が落ちそうです。注意!

RESULTS

Rosuvastatin reduced LDL cholesterol levels by 50% and high-sensitivity C-reactive protein levels by 37%. (N Engl J Med 2008;359:2195-207)

reduced LDL cholesterol levels by 50% LDLコレステロールの値を50%に減少させた
 byの使い方に注目。

The rosuvastatin group did not have a significant increase in myopathy or cancer but did have a higher incidence of physician-reported diabetes.(N Engl J Med 2008;359:2195-207)

have a higher incidence より効率に発症した

CONCLUSIONS
In this trial of apparently healthy persons without hyperlipidemia but with elevated high-sensitivity C-reactive protein levels, rosuvastatin significantly reduced the incidence of major cardiovascular events.
(N Engl J Med 2008;359:2195-207)

without hyperlipidemia but with elevated high-sensitivity C-reactive protein levels
 脂質異常はないが、高感度CRPは上昇している
 without ... but with ...という使い方に注目します。

ここで再度、ABSTRACT(N Engl J Med 2008;359:2195-207)を読み直してみましょう。


なるほど、これはものすごい効果ですね。NEJMがサイトで、「(これを読んで)診療を変えますか?」なんてオンラインアンケートをやる気持ちもわかります。

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ABSTRACT | 06:08:12 | Trackback(0) | Comments(0)
The New England Journal of Medicineからの引用について
The New England Journal of MedicineのPermissions Department (許諾部門)からついに引用に関する見解をいただきました。
それによると、

The New England Journal of Medicine から文単位 (sentence)の引用は許諾を必要としない。

とのことです。見解本文はメール送信者の著作権があるので公開できませんが、内容としてはそういうことです。

よかった~~~。

これで何の心配もなく、ブログを続けられます。
この見解に従って書く限り、著作権についてはこれで問題なくなりました。

うれしい~~。

ちなみに、NEJMに関する一般的な著作権情報(許諾申請方法も)はPermissionsに書かれていますので、興味のある方はご一読ください。

明日からまた、元気よく、あなたのお役に立てるブログを作っていきます。どうぞよろしくお願いしますね。

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引用について | 06:30:37 | Trackback(1) | Comments(0)
THIS WEEK in the JOURNAL:November 27, 2008
The New England Journal of Medicine 11月27日号2番手の論文はこれでした。クリックすると、抄録画面に飛びます。

Diagnostic Performance of Coronary Angiography by 64-Row CT(N Engl J Med 2008;359:2324-36.)

タイトルの通り、CTアンギオで冠動脈評価を行うことについての内容でした。従来の冠動脈造影と比較して、ほぼ同等の結果であったことから、筆者らは「今のところ、CTアンギオは冠動脈造影に取って代わるものではない」と結論していました。

これを英語にしてみると ,,,,,

In an international study, the authors evaluated the diagnostic performance of coronary angiography by means of 64-row multidetector computed tomography (CT). The technique accurately identified obstructive coronary lesions, but the positive and negative predictive values were inadequate for this technology to replace conventional coronary angiography with the use of contrast medium.


最後の1文は抄録ではこのようになっていましたね。

The negative and positive predictive values indicate that multidetector CT angiography cannot replace conventional coronary angiography at present.
(N Engl J Med 2008;359:2324-36)

ほぼ同じことを言っているのですが、

The positive and negative predictive values were inadequate ... to replace ...
The negative and positive predictive values indicate that A cannnot replace B

という言い換えの妙!目下、著作権の勉強中なので「自分の言葉で表現すれば問題なし」という実例を見ると、変に感心したりしてます。
それはさておき、こうした言い換え表現はきっとどこかで役に立ちますよ。

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THIS WEEK | 06:49:06 | Trackback(0) | Comments(0)
THIS WEEK in the JOURNAL: November 27, 2008
The New England Journal of Medicine11月27日号掲載の原著論文抄録はすべて読み終わりました。
「読んだな~」で終わってもいいのですが、せっかくですから要旨をまとめてみましょう。
タイトルをクリックすると、抄録へ飛びます。

Stromal Gene Signatures in Large-B-Cell Lymphomas (N Engl J Med 2008;359:2313-23)

何のお話でしたか?そう、大細胞型B細胞リンパ腫についてでしたね。タイトルにあるように、大細胞型B細胞リンパ腫の間質遺伝子発現特性を研究したものでした。CHOPやR-CHOP治療後の生存率は腫瘍環境における免疫細胞、繊維化、血管新生によって影響される、という結論でした。
This Week in the Journal (以下、TWJ)では、どのように記述しているか見てみましょう。

In this study, microarrays of stromal-cell RNA showed one signature that correlated with extracellular-matrix deposition and monocytic infiltration and another that reflected tumor blood-vessel density. Immune cells, fibrosis, and angiogenesis in the microenvironment strongly influence the behavior of these lymphomas.

In this study, ... showed この研究では...が示された
 お決まりのまとめ表現です。showed以下に内容を詰め込みます。
最後の文は、抄録の結語と同じ内容ですが、ちょっと比べて見ましょう。

Survival after treatment of diffuse large-B-cell lymphoma is influenced by differences in immune cells, fibrosis, and angiogenesis in the tumor microenvironment.(N Engl J Med 2008;359:2313-23.)

受動態が能動態になっていますね。こういうちょっとした言い換え(書き換え)をストックしておくと、使える英語が広がりますよ。

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THIS WEEK | 06:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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